【アニポケ感想】キャプテンピカチュウが伝えたいことは…。特訓に挑むリコとロイの成長を親のように見守りたくなる7話

ハチ
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 アニメ『ポケットモンスター』について、人生を“ポケモン”が占める割合が多めなライターによる感想記事をお届けします。

【注意】以下のテキストでは、『ポケットモンスター』第7話“特訓!キャプテンピカチュウ”に関する記述があります。

ライジングボルテッカーズにはもう1人仲間がいた⁉

 パルデア地方へと進みだしたリコたち。フリードが2人のスマホロトムにライジングボルテッカーズのアプリを入れ、正式に仲間となりました!

 当然のようにスマホロトムが出てきますが、子どもの頃から『ポケモン』に触れている身としては、未だにちょっと不思議な感覚があります。一方、初代のポケモン図鑑のデザインが好きだったので、ちょっぴり寂しい気持ちも。余談ですが、おもちゃ売り場でポケモン図鑑のおもちゃを見つけ「ほしいほしい、買って買って!」と騒いだのは今でも覚えています(なお、買ってもらえませんでした)。

 ロイは「ポケモン図鑑にレックウザを登録するんだ!」と意気込んでいたのですが、手掛かりはなし……。すると、フリードが「聞いてみるか?」と言います。

 え……誰に? と思っていたら、なんとライジングボルテッカーズにはもう1人仲間がいるとのこと。名前はドットでマードックの姪っ子、ロイとリコと年齢は近いそうです。ライジングボルテッカーズ専用のアプリを開発したり、情報収集をしたりしているそうですが、めったに姿を現さない、レアキャラ(?)な模様。

 リコとロイはレックウザの情報を聞くべく、ドットの部屋へ向かいます。すると、部屋の中からは、聞いたことのある音楽が流れてきました。これはもしや、ぐるみんの曲……!?

 なんだかこのドット、大人気動画配信者・ぐるみんと深い関係がありそうです。ドットらしき人物がぐるみんの着ぐるみを着るようなシーンがあったり、クワッスが一緒にいたりしますが……ぐるみん本人なのかファンなのかは、まだ不明なので気になりますね。

 部屋のドアをノックしますが、ドットからは応答なし。次の瞬間、クワッスが飛び出してきたのですが……? リコとロイはドットと仲良くなれるのでしょうか。友だちになる難易度が少々高そうですが、2人なら大丈夫だと信じています!

キャップの特訓は超スパルタ! あの貫禄にも納得

 ライジングボルテッカーズのメンバーだ、と胸を張れるようになりたいと考えたリコとロイは、フリードに特訓をしてほしいとお願いします。

 そして、キャプテンピカチュウによるスペシャル特訓がスタート! 何度かバトルをする場面はありましたが、キャプテンピカチュウ……強い、強すぎる……と改めて思います。ピカチュウとは思えない迫力で、リコやロイは姿が大きく見えるほどの圧を感じてしまいました。

 ルールは1回でも攻撃を当てればリコとロイの勝ち、というもの。初めはがむしゃらに攻撃を繰り出す2人でしたが、協力しないとダメだ、と一緒に戦いはじめます。

 いけるか⁉ と思ったその時、キャプテンピカチュウが増えた! ニャオハが挑発されて無鉄砲に突撃してしまう中、冷静に状況を見てキャプテンピカチュウの動きを観察するリコ。バトルには負けてしまいましたが、リコとロイはこのバトルで「キャプテンピカチュウはなにかを教えてくれようとしている」と感じたようです。

 ライジングボルテッカーズの特訓は、口で教えるのではなく、戦いの中で自分で大切なことを見つけて成長できるようなものになっているんですね。フリードとキャプテンピカチュウはお互いにそれを理解しあっているようで、アイコンタクトを取っていました。このパートナー感、たまらないなぁ! 彼らの出会いも気になるところです。

ニャオハとホゲータの真剣勝負! 特訓の成果はいかに⁉

 キャプテンピカチュウの特訓のあとは、ニャオハとホゲータでポケモンバトル! これまでは「このは!」と技を連呼することが多いリコでしたが、このバトルでは一味違います。闇雲に技を出すのではなく、まずは相手を観察。しっかりと相手の動きを見ることで、技を繰り出すタイミングが掴めるように!

 また、ロイも同じように、相手に合わせてどうすればいいかを考えられるようになっていました。これまでの2人のバトルは技のタイミングなどを考えておらず、自分のポケモンの様子も見えていないことが多かったので、未熟さがどうしても拭いきれませんでした。ですが、これなら今後エクスプローラーズが攻めてきても大丈夫そう!

 「ポケモンバトルって面白い!」というセリフがあるのですが、出来なかったことが出来るようになって、自分の成長を感じるのって面白いよね、と、親のように見守りつつも共感してしまいました。大人になると出来ないことに挑戦することが少なくなってきますが、大人だってリコやロイのように成長できるはず!

 失敗することを怖がらずに、チャレンジした人にだけが成長していけると思うので、私もいろいろなことに全力で挑んでいきたいなと感じた回でした。この歳になっても、まだまだ学ぶことがありますね。

 メモを挟んでドヤ顔をしているクワッスがなんだかカワイイ回でもありました(笑)。リコもドットがどんな子なのか気になっていますし、今後に期待です!


ハチ:はじめてプレイした『ポケモン』シリーズは緑。そこから御三家では草タイプを選ぶように。パートナーはラガマフィンのリオン(愛猫)。


アニメ『ポケットモンスター』

【スタッフ】※敬称略
監督:でんさおり
クリエイティブディレクター:冨安大貴
アクションディレクター:矢嶋哲生
シリーズ構成:佐藤大
キャラクターデザイン:山崎玲愛
サブキャラクターデザイン:伊藤京子
音響監督:三間雅文
音楽:コーニッシュ
アニメーション制作:OLM

【出演声優】※敬称略
リコ:鈴木みのり
ロイ:寺崎裕香
フリード:八代拓
オリオ:佐倉綾音
マードック:三宅健太
モリー:真堂圭
ランドウ:塾一久
アメジオ:堀江瞬
ジル:田邊幸輔
コニア:志田有彩
ぐるみん:青山吉能
キャプテンピカチュウ:大谷育江


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