『コードギアス ロススト』×FLOWインタビュー。活動20周年の抱負は? 第2部主題歌『LOST』に込めた想いは?
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EXNOAが運営するDMM GAMESとf4samuraiが手掛けるiOS/Android向けアプリ『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』(ロススト)について、1周年記念特番となる“【コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ】1stアニバーサリー記念特番 FLOWライブスペシャル”が5月17日に配信されました。
本記事では、その記念番組で配信されたFLOWのライブレポートと、イベント後に行われたインタビューを掲載します。
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FLOWのスペシャルライブレポート
記念番組では、本作の主題歌を担当するFLOWさんをスペシャルゲストに迎え、当日限定のスペシャルライブが開催。ファンお馴染みの名曲の数々で、大いに盛り上がりました。
開始前にはステージでのMCから、リアルタイムでライブステージに向かうメンバーの姿がMV風に演出され、ファンから“神演出”と絶賛されました。
この日披露されたセットリストは以下の通りです。
M1.PENDULUM
ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』テーマソングです。
M2.COLORS
アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』前期オープニングテーマです。
M3.LOST
サプライズ披露された、ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』メインストーリー第2部の主題歌です。主人公をイメージした楽曲で、ライブでは初披露となります。
M4.DICE
アニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ』のオープニングテーマ(前期)です。
M5.WORLD END
アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』後期のオープニングテーマです。
FLOWインタビューで活動20周年の抱負や新曲への思いを聞きました!
イベント直後のFLOWさんに、今回のライブや、『コードギアス』シリーズとの関係、そして20周年を迎えてのこれからの展望などをお聞きしました。
インタビューには『コードギアス』シリーズプロデューサーの谷口廣次朗さんも同席し、さまざまなトークが展開しました。
――今回のライブを終えての率直な感想を聞かせて下さい。
FLOW:1周年という記念ライブに呼んでいただけて、ライブもやらせてもらえたのは、とても嬉しいです。また、今回『LOST』という新曲を初披露できたことも、本当に嬉しかったです。
――ライブの1曲目に披露した『PENDULUM』についてですが、こちらはどのような思いを込められて、作られたのでしょうか。
FLOW:懐かしいですね。5年くらい前に日本武道館で初披露させていただいて、その際はまだ詳しいことは言えず、「のちのち『コードギアス』関連の何かになるかもね」という言い方だったのですが、それからもう5年も経ったのですね。
『COLORS』『WORLD END』とアニメの主題歌をやってきて、そこから、この『ロストストーリーズ』というゲームということで、同じ作品で3曲目というのはすごく幸せなことだなと思いました。
また、『コードギアス』が多角的に表現可能な作品だったらこそ、これまでとはちょっと違う形で『PENDULUM』を作れたのかなと思います。
――『ロススト』だけでなく、『コードギアス』全体で楽曲を多数提供されているのですが、やはりこの作品に対する思いも深まっているのでしょうか。
FLOW:自分たちのバンドをより知ってもらえたのは、『COLORS』で『コードギアス 反逆のルルーシュ』とコラボさせてもらった部分も大きいと思っていますし、そこで知ったと言ってくれる人は今でも多いです。
おかげで海外にも行かせてもらって、イベントなどで挨拶させてもらったりするのですが、みんなで『COLORS』を大熱唱してくれるなど、本当に『コードギアス』の人気はすごいと感じます。
やはりこの『コードギアス』の作品に魅力があるのだと思いますし、そこに自分たちも一緒に歩いてこれたのは、とても嬉しいですね。
また、お互い今も続いていることも嬉しいですね。『コードギアス 反逆のルルーシュ』は16年前に始まった番組ですが、今でも新しい展開が生まれていますし。
――今回、『ロススト』第2部の主題歌『LOST』の初披露もありましたが、こちらは谷口さんの方から指示や相談はされたのでしょうか?
谷口:第2部のストーリーをそのまま伝えて、そこから拾える物があったら拾っていただければと思っていたのですが、実際に曲があがったときは、しっかり物語を組み込んでいただけで、やっぱりFLOWさんはすごいと思いました。
作品にこれだけ寄り添ってくれる方は、滅多にいないと思います。なので、この16年~17年間、要所要所でご一緒できたのは嬉しいでね。
『LOST』というタイトルが示すように、何かが無くなるのだろうというところを見ていただければと思うのですが、ストーリーとリンクしてるので言えない部分もいっぱいあります(笑)。聞いていただいて、主人公のことを想像していただけると嬉しいなと思います(笑)。
――新曲『LOST』を作るにあたって、悩まれた部分はありましたか?
FLOW:打ち合わせの翌日にはデモを送りました(笑)。実は、そもそも我々のなかで『LOST』という曲のイメージは『R2』のころからあったんですよね。
あの当時、物語が激化してきているので、オープニングだけは救われるよう明るい曲にしてほしいという話がありまして、それを踏まえて作ったのが『DICE』や『WORLD END』でした。
その一方で、『R2』の(壮絶でシリアスな)物語に沿っていくとこうなるんじゃないかなという気持ちで考えていたのが、『LOST』の方向性だったんですよね。そういう意味では、すでに曲があったという(笑)。
谷口:デモをいただいて即OKして、すぐに詞を書いていただきました(笑)。
――オリジナルアニメの立ち上げから、ずっとタッグを組んで制作してきているのはレアなケースだと思うのですが、この20周年を迎え、音楽制作のやり方も変わってきましたか?
FLOW:本当に1からみんなで作るというスタイルなので、音楽というアニメの1部分を担うことは、責任の重さが全然違うと当時から感じてました。それに、一緒になってこのアニメを盛り上げていこうという、チーム感も感じていました。
いつも内容もすべて把握した上で作るので、なにか、長年連れ添った夫婦のように、“なぜか分かる”みたいな(笑)。
世界観も含め、何を狙って欲しいのかなど、なんとなく“肌感”で分かるようになりましたね。長いキャリアがあるからこそ、できたことかなと思います。これからも、お互い一緒に歩んでいければと思います。
――FLOEは活動20周年を迎えますが、この20年で、FLOWとしてのサウンドに変化したことはありますか?
FLOW:挑戦を続けてきた20年間だなと思っています。『コードギアス 反逆のルルーシュ』をやらせてもらった16年前も、今ほどロックバンドがアニメの主題歌を担当することは多くはなかったと思いますし。
『贈る言葉』をパンクバージョンでカバーするなど、バンドとしての挑戦のほか、『コードギアス』とコラボして仮想空間でライブしたり、海外公演をしたり。そういった挑戦をやり続けてきた歴史だなと思います。
――20周年を迎えて、今後FLOWとして、どうなっていきたいかといった展望はありますか?
FLOW:具体的にこれだというものがあるワケではないのですが、この5人で変わらず、誰も欠けることなく20年やってこれたので、この5人で、できる限りやりたいなと思っています。
色々なアニメとつながらせてもらってきて、アニメって本当にすごいと思うし、こんなにも愛されてるコンテンツはほかにないと思います。アニメと関わって、色々な国に行かせてもらったのですが、それもアニメとのつながりがなかったら行けなかったと思います。
あとはアフリカ大陸とオセアニア大陸に行かせてもらうと、五大陸制覇になるので、それは成し遂げたいと思っています(笑)。
――そこはぜひ、成し遂げていただきたいです(笑)。そういえば先ほどのライブの際には『コードギアス』のフェスやりましょう、といった話もありましたね。
FLOW:やりたいですね、それは。フェスができたら最高だなと思っています。
谷口:我々としても、ファンの皆さんと一緒にフェスの実現を目指していきたいですね。ぜひファンの皆さんからの応援の声もいただきたいです。
それから、自分はFLOWさんに『コードギアス』オンリーでのアルバムを出してほしいです。現時点で6曲なので、あと数曲ですね。
――では最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いします。
FLOW:本当に、『コードギアス』という作品に関わらせていただいて、世界が広がりました。『コードギアス』から入って、僕らのことを知ってくれた人もたくさんいます。
そんな作品とこうやってコラボをし続けられて、本当に感謝とリスペクトの気持ちでいっぱいです。また、僕らも作品の1ファンでもあるので、『コードギアス』のこれからの展開も楽しみにしています!
――ありがとうございました。
FLOWについて
兄弟であるKOHSHI(兄、Vo)、TAKE(弟、G)が1993年から音楽活動を始め、1998年にFLOWを結成。
99年にKEIGO(Vo)、GOT’S(Ba)、2000年にIWASAKI(Dr)が加わり現在の形となる。
2003年にシングル「ブラスター」でメジャーデビュー以来、ツインボーカルが織り成すメロディの強さと幅広い音楽性を武器に多くのヒット曲を世に放つ。
特にアニメ作品との親和性に定評があり、アニメ『NARUTO-ナルト-』オープニングテーマ「GO!!!」や、『コードギアス 反逆のルルーシュ』オープニングテーマ「COLORS」、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』オープニング主題歌「風ノ唄」など、数多くのアニメ作品のテーマ曲も手がけている。
さらに2006年以来、海外での活動にも精力的に取り組み、アジア、北米、南米、ヨーロッパ、中東など、これまでに19ヶ国60公演を超えるライブ実績をもち、”ライブバンド”として国境を越えて音楽を届け、2022年6月末日、サブスクリプションサービスSpotifyにて、「NARUTO-ナルト- 疾風伝」オープニングテーマ FLOW「Sign」が、全世界で9,600万回再生を突破している。
2020年2月にはバンド最大規模となるワンマン公演「FLOW超会議 2020 ~アニメ縛りリターンズ~」を幕張メッセイベントホールで開催。
この公演は映像作品として同年8月に発売。
2022年7月2日より20周年突入イヤーを迎え、11月16日にORANGE RANGEとコラボしたシングル「デイドリーム ビリーヴァー」をリリースした。
さらに2023年2月には12枚目のフルアルバム「Voy☆☆☆」をリリース全国20箇所を巡るツアーを敢行中!
2023年7月には20周年の総決算となるFLOW史上最大キャパで送る「FLOW 20th ANNIVERSARY LIVE アニメ縛りフェスティバル」を開催することが決定している。
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