木村拓哉主演『風間公親 教場0』7話感想。鐘羅路子(白石麻衣)が、劇団女優のドロドロ人間関係を暴く!

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 フジテレビにて、毎週月曜日よる9時より放送中のドラマ『風間公親 -教場0-』の感想を掲載します。

 本作は木村拓哉さん主演で大人気となったドラマ『教場』シリーズを、2023年4月期の月9ドラマとして連ドラ化されたもの。

 SPドラマで描かれた主人公の風間公親が、県警本部捜査一課の刑事指導官だった頃の活躍を描きます。のちに警察学校で冷徹な教官となる彼の、謎めいた過去が明らかになります。

 そんな注目のドラマについて、ドラマ大好きライターの感想記事を掲載します。なお、原作は未読です。

※この記事には、ドラマのネタばれが含まれる場合があります。

CASE07:第四の終章

今回から鐘羅路子(白石麻衣)が風間の元に!

 前回第6話で、スペシャル版でも描かれた、風間が右目を失った事件が描かれました。謎めいていたスペシャル版のエンドクレジットを、詳しく追っていく感じでドキドキしましたね。

 この事件で風間は右目を失い、遠野は重傷を負います。スペシャル版ではどうなったか描かれていなかったのですが、どうやら意識不明のままですが、容体は安定しているようで、一安心ですね。まだどうなるか分からないですが。

 そして、犯人は現在も逃亡中。特別捜査本部が立ち上がるも、風間は指導があるからと参加しません。遠野の事件の解決は、しばらくお預けのようです。なんだか気になってソワソワします。

 原作を読めば解決するのでしょうか。とはいえ、原作たくさんあってどれを読めば分かるのかが分からないという……。最近原作読みたい度が上がっていますが、せっかくドラマが楽しいので、このままドラマで楽しもうかと思います。

事件の実況見分

 まずは前回の事件の実況見分の場面。ここで第3話~第4話に登場した隼田聖子(新垣結衣)も登場します。何か関係するのかと思ったら、挨拶しただけでした。これだけ!? と思いましたが、とりあえず今もしっかり刑事をやっているようなので安心しました。

 こうして折に触れ、かつての教え子のその後が描かれるのも、本シリーズの魅力ですね。

新たな事件は、自殺に見せかけた殺人?

 今回の事件は、舞台役者たちによる自殺騒動。例によって最初に犯行の状況が明かされるのですが、今回は自殺……のように見えますね。

 自殺を止めようとした女性があからさまに怪しいのですが、ハッキリ見せていないので、もしかしたらどんでん返しがあるのかも……と、思わせる演出。

 『古畑任三郎』でも、最初に描かれた事件自体がミスリードになっていた例もありますし。

 今回のゲストは、犯人が筧麻由佳(瀧本美織)、被害者が元木伊智朗(前原瑞樹)。犯人の瀧本美織さんは、最近では『Sisters』での怪演が印象的でしたね。

キャリアウーマンかと思ったら

 事件に関して、男女のドロドロな関係があると勘づくまいやん……じゃなくて鐘羅ですが、バリバリにできるキャリアウーマンかと思ったら、ヒモの男と別れられないダメンズキャリアでした。

 普段はサバザバしていて、これまでの新人のなかでは一番フランクな感じで接していましたが、家での彼女はまるで別人。綺麗な背中見せてのベッドシーン(!?)もあり、なかなかファンにとっては衝撃的かも。

 男に依存しているっぽい感じもして、何か彼女にも暗い過去がありそうですね。それが原因でヒモを飼ってるのなら、その辺もしっかり解決して欲しいものです。

背後に隠されていたのはドロドロの人間関係

 捜査を続けるうちに、もう1人の女性の存在が明らかに。鐘羅の思った通り、なにかドロドロとした人間関係が隠されているようです。

 そして、容疑者となった筧は、本来の主演女優が怪我をしたので、主演の座を勝ち取ったという、なんとも王道な展開。舞台演劇でのドロドロの典型的展開で、分かりやすいですね。そして犯人は筧で間違いなさそう。

 2人とも、筧が自殺に見せかけて殺したという見解で動いているようで、捜査自体はサクサクと展開します。

 鐘羅が舞台の練習シーンを見学する場面では、筧が被害者となった元木の写真を見てキレ散らかす場面もありました。こういう演技させるとさすがですね。

 鐘羅は1人で行動することも多く、証拠品の確認とかも行っているので、意外に捜査員としては優秀なのかもしれないですね。風間に対してもそんなに畏まってない感じですし、なんとなく風間の態度もほかに比べて優しい感じがします。まいやんが美しいからですかね!

もうちょっと粘って欲しかった

 そしてラストは、舞台上での解明シーン。いつもの刑事2人とアシスタントの伊上幸葉(堀田真由)を巻き込んで、舞台演劇のように現場を再現。この2人、今回も活躍があって良かったです。

 相手を追い詰めていくシーンはなかなか緊迫感があって良かったのですが、犯人の自供開始が早すぎて、もうちょっと粘ってくれと思いました。ただ、自供してからの演技は、実に瀧本美織らしくて良かったです。なんだかすっかりこういうイメージついてしまいましたね。

今回もタイアップCMあり!

 ドラマとは関係ないですが、今回もドラマタイアップCMがありました。今回はビールのCMで、前回と同様、ドラマの雰囲気には合ってない明るい雰囲気。やはりこれはギャップを狙っているのですかね。ドラマが重苦しいので、この方向で続けてもらいたいです。

次回、女性殺害事件に挑む

 事件を解決したあと、珍しく風間から褒められる鐘羅。でも、長所は逆に弱点にもなると警鐘を鳴らします。実際、鐘羅は男のために捜査情報を無断で持ち出している節があり、かなり依存度が高そう。そしてその男も、何かの犯罪に関係していそうで、とにかく怪しすぎます。

 風間は、タバコの臭いで鐘羅の男の存在に気づいたようで、色々と勘づいているのかもですね。彼女がそんな状況にどう決着をつけるのか、次回も気になります!

※画像は公式Twitterより
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