アニメ『この素晴らしい世界に爆焔を!』8話感想。アクシズ教徒のタチの悪さが伝わる最高の神回でした

カワチ
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 アニメ『この素晴らしい世界に爆焔を!』の第8話“水の都の狂信者達(ファナティック)”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『この素晴らしい世界に爆焔を!』第8話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

やっぱりアクシズ教はヤバい

 『この素晴らしい世界に祝福を!』のスピンオフで、めぐみんの過去を描く『この素晴らしい世界に爆焔を!』。第7話からは水と温泉の都・アルカンレティアが舞台に。アクアを御神体とする宗教・アクシズ教の総本山ということで、プリーストであるセシリーをはじめ濃いキャラクターが満載になっています。

 “魔法学園レッドプリズン”での級友たちとの交流も面白かったですが、アルカンレティアは完全にヤバいキャラクターばかりで「これぞ、このすば!」といった展開になっていて最高です。

 前回の第7話では、ゆんゆんが持ってきた予言の手紙をきっかけに、アクシズ教団最高責任者のゼスタが温泉の異変、ひいては魔王軍と通じている嫌疑をかけられ、連行されてしまうという展開でした。

 今回の第8話はゼスタがいなくなったことで次期総裁を狙う候補者たちの演説が街の至るところで行われているところからスタート。権力闘争が起きるのが早すぎない!? さすが、アクシズ教徒だ……。

 それぞれが掲げる公約も“一夫多妻制の合法化”のような性に関するようなものばかりで欲望のままに生きるアクシズ教徒ならでは(笑)。

 そんななか、めぐみんたちは温泉の異変を調査することに。給湯所に“ところてんスライム”の粉が撒かれたことにより、温泉がところてんスライムだらけになったわけですが、ゼスタが給湯所に粉を持ち込んだところが目撃されたため、彼が捕まってしまうことになりました。

 巡回に来た兵士たちに「温泉をダメにしたいなら毒でも撒けばいいのに、なぜこんな回りくどいことをするのか」と問うめぐみん。兵士たちはその疑問に納得しつつも、「これをやったのがアクシズ教徒だと言われてしまうと、とたんに納得できてしまう」と返します。“アクシズ教徒だから”という謎の説得力には笑ってしまいましたし、その後に蛇口から直接ところてんスライムを飲もうとするセシリーの姿を見せられて、「やっぱりアクシズ教徒は…」と思わせる構成も良かった!

 その後はゼスタが誤認逮捕で釈放される流れ。ここぞとばかりに女騎士に罵声を浴びせるゼスタのクズっぷりが最高。悔しそうな顔をする女騎士の顔を見て自分のなかの新しいなにかが目覚めそうになりました。

 なお、ゼスタのことを担当していた検察官は『この素晴らしい世界に祝福を!』に登場していたセナでしたね。かつてからこういう役回りだったのかと思うと面白いですね。

 後半には上位悪魔アーネスがふたたび登場。悪魔だけは受けれないアクシズ教の面々はアーネスと戦いを繰り広げることになるのですが、注目すべきはゼスタ。「こんなに強かったのか」と驚かされるので、ぜひアニメで観てみて欲しいです。

 今回でアルカンレティアでのストーリーは終了。次はどんな冒険が待っているのか楽しみに待ちたいと思います!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



©暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば爆焔製作委員会

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