『シン・クロニクル』サービス終了を控えて思い出を振り返る。左腕(かいな)に誓いを!

マスクド・イマイチ
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 セガのiOS/Android用RPG『シン・クロニクル(シンクロ)』が、5月31日午前11時半をもってサービス終了となります。

 『シンクロ』は、今夏に10周年を迎える『チェインクロニクル』の後継作として開発され、「究極の選択」をキーワードに描かれるストーリーや魅力的なキャラクターたちなど、本格的なRPGをスマホで楽しむことができました。

 この記事では、2022年3月23日の配信開始からの思い出や、『シンクロ』のよかったところや残念だったところなどを、担当ライターのマスクド・イマイチが振り返っていこうと思います。

“運命の選択”がカギとなるストーリー

 『シンクロ』最大の魅力は、『チェンクロ』からも引き継がれているストーリーのおもしろさでした。“黒の軍勢”と呼ばれる謎の魔物たちが巨大な穴“奈落”から世界を襲っており、主人公は“境界騎士団”の一員となり世界の脅威と戦っていきます。『シンクロ』からでも楽しめますが、『チェンクロ』をプレイしたことがある人はニヤリとできるキーワードが盛り込まれていました。

 崩壊の約束された世界、黒の軍勢、そして主人公である隊長を中心に集まっていく仲間たち。『チェンクロ』の後継作として、そういったキーワードや世界観も踏襲されており、『チェンクロ』を長い間プレイしていた私もワクワクしてプレイしていました。『チェンクロ』よりもダークな雰囲気が強かったのも好みでしたね。キャラクターの死がしっかり描かれているのもよかったと思います。

 そんなストーリーに深みを与えるのが、各章の最後に訪れる“運命の選択”でした。主人公たちに訪れる死の運命を回避するため、2つの重大な選択肢から1つを選ぶことになります。この選択はデータをさかのぼってやり直すことができず、選択によってストーリーの展開や仲間になるキャラクターが変わるという、ほかのソシャゲでは考えられない思い切った仕掛けとなっていました。

 “運命の選択”にかかわるゲストキャラクターですが、どちらかを生かせばどちらかが死んでしまう。もしくは、そのゲストキャラクターの大事なものを奪ってしまう。プレイヤーの選択は1度きり、そんな選択を何度も重ねて“自分だけの物語”を体験するというのが『シンクロ』のゲームコンセプトにあり、そこはしっかりプレイヤーに伝わったと思います。

 各章最後の“運命の選択”で頭を悩ませている多くの声を、SNSで見かけました。ちなみに私は1章は赤(アンネ)、2章は赤(ステンノ)、3章は青(リザ)、4章は赤(ウルナ)を選びました。ストーリーと選択の内容を吟味しましたが、仲間になりそうなキャラクターで選んでいた部分は大きいかもしれません。この選択について、「どっち選んだ? えー、そっち!?」などと、クリアしたプレイヤー同士で会話するのがとても楽しかったです。

 そういえば、3章のクライマックスではそれまで赤・赤・赤、青・青・青と、同じ色の扉を選び続けていた人は色が混ざっている人と違う展開が見られたという噂を聞きましたが、本当だったのでしょうか!? 開発の方にぜひ教えてほしいなーと思っています(※)。

※編注:開発陣から回答をいただきました。

「本当です。最終章となった第6章も、4~6章の扉の色が同じだと展開が変わっています」

印象に残ったキャラクターたち

 『シンクロ』は、『チェンクロ』でもおなじみN.P.Aさんがリードキャラクターデザイナーとして参加しており、その特徴的なタッチで描かれた男女様々なキャラも印象に残りました。

 途中参加のキャラクターたちも、N.P.Aさんのタッチに合わせたデザインが多数で、世界観が統一されていました。多数のイラストレーターさんが参加されていたと思うのですが、そこは今風の作りだなと思っていました。

 私が好きだったキャラを5人にしぼったのでご紹介します!

カンターナ

 クローズドベータテストのときから気に入っていたキャラです。お酒が大好きで、ダハハハッと豪快な笑い方が特徴です。キャラクエストのタイトルも最高で、「酒を飲む、肝臓は死す」ですから。私がお酒があまり得意ではないので、あんなに楽しそうにお酒を飲むカンターナがいいなぁと思いながらストーリーを楽しみました。騎士団の健康診断でガッツリ引っかかってるのも仕方がありませんね……。

モモ

 第1界層の重要な役割を担うギュンター隊の一員で、多彩な武器を使いこなすモモ。なんでも人並みにできるがゆえに、器用貧乏だと自分のことを思うときもありましたが、そこも飲み込んで前に進む明るさが彼女にはありましたね。バトルでは、“飛竜落とし”という飛竜特効のスキルが第2界層で役に立ちました。彼女がいなかったら飛竜戦、私はクリアできなかったんじゃないかなぁ……。

ハイランド

 男性キャラで一番お世話になったのが、このハイランドさんです。ちなみに声は『チェンクロ』でもおなじみの柳田淳一さん! 救援イベントの案内役として登場していましたが、仲間になってからもスキル2の救援活動がめちゃくちゃ便利で……。仲間のBPを増加させるというオンリーワンな効果で、主に“煉獄の門”のバトルで活躍してくれました!

ラッテ

 主人公に憧れて南方騎士団に入ってきた新米騎士のラッテ。めちゃくちゃ主人公のことを慕ってくれる愛らしい彼女は、登場が最近だったためにあまり深堀りされることがなかったのが残念なキャラクターでした。うーん、ここから先のストーリーで活躍してくれそうなキャラだっただけに残念すぎます!! おーしくーらまーんじゅー!

シンラ

 仲間にならなかった登場キャラクターではシンラがビジュアル最強すぎて、彼女を使ってバトルしたかったなぁ~と思っています。東方大騎士団の隊長で、設定上も強そうだったんですよね。東方大騎士団は和風と中華楓が混ざったような、ちょっと『シンクロ』の世界観でも異質だったので、もっといろんなキャラクターが見たかったですね。

『シンクロ』のよかったところと残念だったところ

 ストーリーとキャラの魅力を語ったところで、本作のよかったところと残念だったところを少し振り返ろうかなと思います。

 まずよかったところは、先に書いた通りの世界観・ストーリーとキャラクターの魅力です。RPGなので、それはあって当たり前の部分ですが、『シンクロ』は数あるアプリのなかでも上質な王道ファンタジーの物語が楽しめる作品でした。主人公と2人のヒロインだけでなく、いろんな想いを胸に奈落に挑んでいくキャラクターたちは魅力的でした。

 どの界層の物語も異なる魅力が用意されていて、クライマックスの“運命の選択”は頭を悩ませてくれました。ストーリーの更新速度は、もう少し早くてもよかったかな~とも思いますが、やはりクオリティを保つためには、数カ月かかってしまうものなのですかね……。

 そして個人的に残念だったと思うところが、そのストーリーの更新を待つ間にプレイヤーを楽しませるはずだったイベント周りかなと。いわゆるレイドである“蝕”、タイムアタックの“脱出”、周回系の“救援”、そして途中から加わったダメージランキングの“煉獄の門”などがありました。

 ベータテストの時点からいろいろと細かな改修が行われてきましたが、基本的には“煉獄の門”が常設、ほか3つを順番に繰り返すだけとなっていました。最新ストーリーが配信されて読み終わるまでの瞬間的な熱は高まる本作だったのですが、その熱を維持するためのイベントの作り込みが少々弱かった気がします。

 そんな『シンクロ』ですが、残念ながら1周年の告知を前にサービス終了のお知らせがありました。5月31日にサービスが終了し、その後“機能限定版”が配信されます。

 この機能限定版では、ホーム画面でのキャラ表示やボイス再生、“物語の記録”の閲覧、ミュージック画面でのBGM再生などができる予定です。基本的にサービス終了時に入手済みのキャラや解放済みのストーリーを楽しむものとなっています。

 残りわずかとなってしまった『シンクロ』サービス終了までの期間ですが、フィナーレガチャなどを利用してたくさんのキャラクターと思い出を作っておきましょう!

©SEGA

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シン・クロニクル

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2022年3月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

シン・クロニクル

  • メーカー: セガ
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2022年3月23日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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