羽多野渉さんニューシングル「フワリ フワリ」リリース記念インタビュー。サイン色紙プレゼントも♪

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 声優としてだけでなく、音楽活動も精力的におこなっている羽多野渉さんのニューシングル「フワリ フワリ」が2019年11月27日に発売となりました。

 9枚目となる今回のシングルは、男性視点、女性視点、そして自身の視点からを描いた3曲が収録。また、シングル発売後の12月には初の男性限定リリースイベント、2020年3月にはライブツアーが控えています。そんな羽多野さんに発売を迎えてのお話を伺いました!

9thシングル「フワリ フワリ」羽多野渉さんインタビュー

──「フワリ フワリ」、「オモイノカタチ」、「Re Intro」それぞれどのような想いをこめて歌いましたか?

 今回3曲入りのCDということで、まずはどういったテーマで作ろうかプロデューサーさんと話し合いました。そのなかで、それぞれ違うテーマを持った1枚がいいんじゃないかということになりました。各曲の空気感が変われば、1枚のCDで3曲お得に楽しめるんじゃないかと(笑)。

 1曲目の「フワリ フワリ」は男性目線です。男性の普段強がってしまったり、いい格好しようとして、外ではがんばっていても、内側には弱さがある。それを表現した曲です。
 2曲目の「オモイノカタチ」は女性目線。楽曲がとても繊細なバラードなんですが、歌っている歌詞の内容は女性の心の強さやたくましさを表現しています。
 3曲目の「Re Intro」は羽多野渉目線で、羽多野渉の“いままで”と“これから”を、1stシングルを手掛けていただいた山下洋介さんに作っていただきました。

──今回ジャケットが2種類ありますが、ぞれぞれどんなテーマで撮影されたのでしょうか?

 CD+DVD盤は、全身が写っていて宙に浮いているところなんですが、これは「フワリ フワリ」から想像して、自分でこういうふうに撮ってみたいとカメラマンさんやプロデューサーさんに相談して撮らせていただきました。

 この日、何回飛んだかわからないくらい、いろんな角度から飛んで(笑)、その中の1枚を選びました。わかりやすく言うとこちらは“体がフワリ”。CD盤はアップになっていて、ネクタイを緩めているのは“心がフワリ”としている様子。同じ“フワリ”なんですけど趣の違うカットにしたくて、こういう形で撮影しました。

──「フワリ フワリ」のMV撮影時の印象的なエピソードはありますか?

 その日は朝から撮影していて、シーンごとに撮影をしていくので、その度にロケ地が変わるんですが、移動時間をムダに過ごさないようにロケバスの中でTwitterで「今、撮影中です」とか「さっきのロケ地はこういう場所でしたよ」って写真を載せていたんです。そしたら、たまたま2カ所目の撮影地が1stシングルの「はじまりの日に」で使った公園だったんですよ。この「はじまりの日に」のMVは映画のような撮影方法で、映画の1シーンを切り取っていくっていうストーリー仕立てのエモい仕上がりのMVだったので、Twitter見た人たちからは「あれ!? あのMVの続きが見られるの!?」っていう反応がありました(笑)。

 ずばり言っちゃうと全然違うんですよ!! たまたま、その場所をまた使わせていただいただけなので、「フワリ フワリ」と「はじまりの日に」に直接ストーリーに繋がりはないんです(笑)。

 でもみなさん覚えてくださってるんだなって思って、ブランコの写真1つだけだったんですが、そこから瞬時にこのブランコ見覚えがある! とか「はじまりの日に」とストーリーに繋がりがある! とか反応してくださって。予想してなかったおもしろい反応があったのが印象的でしたね。

 それと、この日は運悪く朝から土砂降りの雨で、公園での撮影は無理かなって話してたんです。ダメ元で撮れるところだけ撮ろうかということになってロケバスから出たら、スパッと晴れて。雨上がりの公園っていうのも絵になるシーンがたくさんあって撮影が無事にスケジュールどおりにいったのはありがたかったです。けっこうイベントやライブとかで雨男の称号をもらっているので、神様も粋なことするなって(笑)。

──MVでは、葛藤するサラリーマンを演じられていますが、もし羽多野さんがサラリーマンだったらどんなサラリーマンになっていたと思いますか?

 「フワリ フワリ」の主人公は、営業の仕事をしているサラリーマンっていうイメージなんです。以前イベントでその話をしたら、営業で羽多野さんが来てくれたら私すぐ買っちゃう! とかすぐ契約する! なんて、うれしいことを言っていただいたんですが、はたしてそんな優秀なサラリーマンになれるだろうか……って(笑)。やっぱり想像ができないですね。ずっと小学生の頃から声優になりたかったので、声優以外の仕事をしている自分が想像できなくて。

 でも世のサラリーマンの方たちは本当にご苦労もあると思うんです……! 毎日同じ時間に起きて電車に乗ってお仕事されて……っていう。我々役者って皆さんに体を気遣っていただくのは本当にありがたいんですが、むしろ応援してくださって日々一生懸命働いている方たちのほうが大変なことが多いと思うので本当に尊敬します。僕みたいな好きなことをやらせていただいている人間にはとても務まるとは思えません(笑)。

──2年ぶりのシングルということで、この2年の間でライブなどを通して歌への想いの込め方などに変化はありましたか?

 誰もがわかる変化ではないかもしれないんですが、自分のなかのメンタル部分です。歌う機会が増えたというのは、声優業界全体に言えることだと思うんです。歌う回数だけじゃなくて、楽曲の多様性がここ2~3年は、おそらく歌を専門にしている人よりもレコーディング回数が多いんじゃないかって、ディレクターさんとも話してたんです。いろんなコンテンツで同時期にレコーディングすることもあるので、短い期間でキャラクターとして歌をレコーディングすることだったり、ライブすることでどう表現できるのか、一役者としても考える機会が多い2年間だったと思います。

 なので、キャラクターとしてのパフォーマンスでいただいたものを1つ糧にして、自分の音楽活動にも何か持ってこれないかっていう模索は、この2年間で大きなものを得られたんじゃないかと思います。

──「フワリ フワリ」は男性の弱い部分を表現しているとのことですが、羽多野さんの弱い部分や歌詞と重なる部分はありますか。

 弱い部分……数えたらキリがいないですけど、いろんなものに弱いですね。寒さにも暑さにも弱いですし。

 メンタルな部分でいうと、役者の仕事というのも自己を否定されたり、演じていて「そうじゃなくこうやってください」ということの繰り返しなので、そのなかで、自分を大切にできるかどうかですかね。人に大切にされないって嘆くなら、自分で自分を大切にしたらいいんじゃないかなっていうのが、「フワリ フワリ」の歌詞のなかに込められている想いでもあります。

 あとは、自分にご褒美をあげてしまうことも弱いところですかね。最近、某フィットネスゲームにハマって日課にしてるんですが、ひと汗かいてスッキリしたあとアイス食べちゃうんですよね(笑)。

──楽曲を作る際、作詞家さんにプロットやイメージを発注したなかで印象に残っている言葉などはありますか?

 感情を箇条書きしたようなものをお渡ししたので、これは本当に作詞家さんのお力なんです。「オモイノカタチ」については今までの楽曲とも、今回の3曲のなかでも特に違っているんです。

 “キミ”っていう表現をしているんですが、この“キミ”というのは女性目線で見た、男性のことを表現している部分です。自分が作詞をしたら絶対に表現できない、プロの方にお願いしたからこその内容になったんじゃないかなと思います。こんなお願いをプロの方にしていいのかわからなかったのですが、「オモイノカタチ」は女性のシンガーソングライターさんが歌っている曲を僕がカバーしているみたいなイメージがあったんです。それをうまく意図を汲んでくださったんです。作詞をしてくださった古屋真さんは、以前もミニアルバム「キャラバンはフィリアを奏でる」の中に収録されている「流転流浪」という曲を担当していただいたご縁があるんですが、そのときも僕がプロットを書いて、そこから作っていただいたんです。

 実は今回のレコーディングの際に初めてお会いしたんです。そのときおっしゃられた印象的な言葉が「あんまりこういう形で作詞することないですよ」って。すべてを投げていただくか、(アーティスト)自身が書くことが多いそうで、こういったやりとりはすごく新鮮だったみたいなんです。それがおもしろかった、作詞家魂に火をつけられたっておっしゃっていて、プロットを100倍くらい輝かせてやるって気持ちで作詞ができたよって言ってくださったんです。

 僕はもともと役者として音楽活動をしてみたいって発想から、自分で書いてしまうと自分が歌いやすい言葉を使ってしまうし、自分のなかにあるフレーズだけで作ってしまい、世界を限定しすぎちゃう気がしてるんです。プロに作っていただいたものに、役を演じるように入って歌ってみたいという気持ちがあったので、プロットだけにしているんです。なので、古屋さんの言葉はとてもうれしかったですし、いい楽曲をいただけたなと思います。

──「Re Intro」で、とくに自分と重なる部分などありますか。

 歌詞が、愛情にあふれた内容なんです。本当にうれしいなと思ったのが、1stシングルの「はじまりの日に」に登場するフレーズが散りばめられているんですね。朝焼けというフレーズだったり、1stシングルを知ってると泣ける歌詞になっているんです。自分自身と照らし合わせて「羽」っていうワードが出てくるのもうれしいななんて。

 ほかには、繰り返していくっていうところですね。何があっても歌い続けていく、何があっても演じ続けていく。人生は平坦っていうことはありえないし、自分たちがいる業界は波が極端に激しい世界だって自覚があるので、そのなかで何があっても自分であり続けていくっていう、強い覚悟の曲かなって思っています。歌詞の世界観に共感できるし、自分の曲だけど、みんなのための曲でもあるなと思っていますね。

──最後に、来年控えているツアーへの意気込みとファンへのメッセージをお願いします。
 今回新曲「フワリ フワリ」を発売させていただいて、ライブツアーでは初めて誕生日当日にやらせていただきます。来てくださるみなさんが楽しめるような驚いてくださるような、そういったライブを来年も目指して、これから準備をしていきます。
 たくさんの方に来ていただければうれしいです。よろしくお願いします!

羽多野さんのサイン色紙を1名様にプレゼント!

 羽多野さんからサイン色紙をいただきました。こちらをアンケートにお答えいただいた方のなかから、1名様にプレゼント! ぜひたくさんの意見をお聞かせください☆
 電撃ガルスタ編集部公式Twitter(@dengekigirls)をフォローのうえ、【2019年12月6日 23:59】までにページ下部のアンケート&プレゼント応募フォームからご応募ください。

※サイン色紙につきまして、裏面に当選者様のお名前を記載させていただきます。あらかじめご了承ください。
※電撃ガルスタオンラインでは、プレゼントの転売を禁止しております。不当な使用をした場合、次回以降完全選考対象外となります。

商品情報

羽多野渉 9thシングル 「フワリ フワリ」

発売日:2019年11月27日

価格:
[CD+DVD] 2,310円(税込)
[CD only] 1,650円(税込)

収録内容:
01 フワリ フワリ
作詞:椎名慶治、野口圭 作曲:椎名慶治、永谷喬夫
02 オモイノカタチ
作詞:古屋真、川崎智哉 作曲:川崎智哉 編曲:川崎智哉
03 Re Intro
作詞:山下洋介、古屋真 作曲:山下洋介 編曲:山下洋介

(DVD付)
01 「フワリ フワリ」Music Video

ライブ情報

『Wataru Hatano Live Tour 2020 -ReIntro-』開催決定!

【大阪公演】 2020年3月8日 Zepp なんば大阪
昼の部:開場14:30 開演15:00 夜の部:開場18:00 開演18:30

【東京公演】 2020年3月13日 中野サンプラザホール
夜の部:開場18:00 開演19:00

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