謎解きミステリーの名作『ゴースト トリック』リマスター版 体験版プレビュー。名作は13年ぶりにプレイしても名作でしたとも!【ADVレビュー】

まり蔵
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 今回は、カプコンから6月30日に発売されるPS4/Nintendo Switch/Xbox One/Steam用ソフト『ゴースト トリック』の体験版レビューをお届けします。

名作謎解きミステリーが高画質になって復活!

 2010年6月にニンテンドーDSで発売された『ゴースト トリック』は、『逆転裁判』シリーズの生みの親・巧 舟氏が手がけた謎解きミステリーアドベンチャーゲームです。

 名作ミステリーゲームと名高い本作が、13年の時を経て復活! 高解像度でより美しく、新機能でさらに遊びやすくなって、現行機でプレイ可能に。

 本作のゲームの序盤が楽しめて製品版への引き継ぎができる体験版の配信が、本日6月13日より開始しました。体験版は2章までプレイ可能で、筆者はSteam版をプレイ。13年ぶりにプレイした新しい『ゴースト トリック』のインプレッションをお送りします。

 なお、記事中で使用している画像はSteam版のものです。

シセルやリンネに13年ぶりに再会!

 物語は、新米刑事のリンネが、黄金のショットガンを持つ殺し屋“ド近眼のジーゴ”に命を狙われているシーンから始まります。

 主人公のシセルには、リンネを助けようとしてもできない状況にありました。なぜなら、すでに死んでいたので……。

 そんなときシセルは、クネリと名乗る電気スタンドから“死者のチカラ”について説明を受けます。

 “死者のチカラ”を使うとさまざまなモノに“トリツク”、それを“アヤツル”ことができ、さらに死者の死より4分前の世界に“モドル”ことができるようです。

 シセルはこの“死者のチカラ”を駆使し、自らの死の謎を解いていくことになります。

PCでも快適にプレイできて安心!

 今回Steam版をプレイしてみて、高画質なビジュアルや一画面でも見やすいインターフェースなど、現行機にあわせて最適化されている部分はかなり快適に感じました。

 その中でも感心したのは、“死者のチカラ”の操作の部分。キーボードの【Q】キーでトリツク、マウスでタマシイを“コア”とつなぐ、とりついたものをアヤツルときは【E】キー。

 この操作がシンプルかつ快適で、謎解きの邪魔にならず、気持ちよくプレイできました。ストレスにならない操作性って大事ですよねえ。

 ちなみに、マウスを使わずにキーボードの【A】【W】【D】【S】でもタマシイを動かすことができます。

キャラ同士の小粋な会話がいい!

 本作は主人公がゲーム冒頭で死んでいて、一晩というタイムリミットの中で自身の死の謎を解いていく……という一見すると重そうなストーリーなんですが、テンポのいい文章やキャラクターのコミカルな動きによってグイグイと物語に引き込まれていきます。

 13年ぶりに『ゴースト トリック』をプレイして改めていいなと思ったのが、キャラクター同士の会話です。軽妙なセリフ回しが絶妙で、シリアスな場面や絶体絶命なシーンでも思わずフフッと笑ってしまったり。

  • ▲自分の命を狙っている人物に、そんなアドバイスをしている場合……?
  • ▲おめおめとクネクネしているクネリ、嫌いじゃないです。
  • ▲クネリの無邪気なコメントに対するシセルの返しが絶妙です。

 こんな感じで、体験版では2章までプレイできたわけですが、早く続きがプレイしたい! 章をまたぐ際の引き方が絶妙で、続きが気になって仕方ない作りになっており、気づかないうちにまんまとその術中にはまっていました。

 13年前にすでに一度プレイしているのに、やっぱり続きが気になるんですねえ(前回プレイした時の記憶がうろ覚えという説もありますが……)。名作は、13年ぶりにプレイしてもやはり名作なんだなと再確認しました。

 『ゴースト トリック』リマスター版の発売日は6月30日。新しい要素が追加された『ゴースト トリック』を早くプレイしたいと今からワクワクしていますとも!

 なお、本作の開発者にメールインタビューを実施しましたので、そちらもぜひご覧ください!

⇒『ゴースト トリック』リマスター版 開発者インタビューはこちら

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