『機動戦士ガンダム 水星の魔女』21話感想&考察。キャリバーンって!? そしてラウダが敵視するのは…そっち!?
- 文
- てけおん
- 公開日時
- 最終更新
6月11日に放送&配信されたアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』第21話(Season2 第9話)“今、できることを”の感想や考察をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』21話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。
まだまだ危ないけれどペトラが生きててくれてよかった
20話で生死が危ぶまれていたペトラですが、痛々しい姿ながらも生きていてくれました。まだまだ楽観視はできないような状況なのかもしれませんが……ひとまずはよかったな、と思いました。万一死んでいたら、本当にラウダに救いがなかったなと。
その後、自罰的な言葉を漏らしていたミオリネがシャディクと面会するシーンに映りましたが、シャディクはすっかりつきものが落ちたような、吹っ切れた感じがありました。シャディクは、宇宙議会連合との関係について「接触はずっと前からあったけど、踏ん切りがついたのは……」と言っていました。シャディクから接触していたなら「接触はずっと前からしていた」という言い回しになりそうなので、宇宙議会連合側から接触を図っていたのではないかと思います。
また、21話でペイル社が離反したことを考えると、御三家それぞれにコンタクトを図っていたような気もします。おそらくはヴィムにも接触はあったのでしょう。
ここでミオリネは9話“あと一歩、キミに踏み出せたなら”でのシャディクとの会話と同じく、シャディクに「バカね」と言いました。おそらく踏ん切りがついたのは9話で地球寮に負けた後だったんじゃないでしょうか。そして「あたしも同罪だもの」と言うミオリネ。シャディクは何を思ったのでしょうか?
◆◆第21話「今、できることを」◆◆
— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) June 11, 2023
ご視聴ありがとうございました!
今週のエンドカードは、
LAM(@ramdayo1122 )さん
描き下ろしです。
▼エンドカード一覧https://t.co/pgVRXwgYpE#G_Witch pic.twitter.com/XeSbFRUy6n
21話のエンドカードを飾ったのは、この2人でしたね。9話のラストでミオリネが青いトマトを剪定したことを思うと、いろいろと意味を感じられる1枚になっていますね。
成長を見せるスレッタ
アバンタイトルでのセセリアの「アンタ変わった?」という言葉に少し自信ありげな笑顔で「たぶん」と返したスレッタ。ブランケットを配ったり、目の前にはいないミオリネならこう言うだろうと想像してトマトを学生たちにふるまったり、困っている人のために動く姿が印象的でした。元々アスティカシアに入学したのも4話で語ったように「学校を作って、水星に若い人たちを集めたいから」というもの。
人のために――という思いが強いスレッタなりのやり方で、現実と向かい合っているんだな、と感じました。20話では心ここにあらずな状態ながらも講義を受けていたスレッタ。スレッタは「できること、これしかないから……」と言っていましたが、もしも駆けつける手段があるなら、それこそもう1機ガンダムがあってそれを操縦できる状態なら、ミオリネの元に駆け付けようとしたかもしれませんね。
今回はもうひとつ、スレッタの印象的なシーンがありました。言うまでもないでしょうが、地球寮での会話シーンです。
グストン、ベルメリアとの会話の中で、地球寮の面々に自分の出自やプロスペラ、エアリアル=エリクトのことを明かすスレッタ。そしてスレッタは、プロスペラを説得することは無理だと話します。
そんなスレッタですが、キャリバーンの存在を教えられた時、「私、エリクトと話したいです。お母さんとももう一度」と口にします。プロスペラの説得が難しいと直前に言っていたので、スレッタが話をしたいメインはエリクトのほうなんじゃないかなと思いました。いったいどんなことを話すつもりなのでしょうか?
敵艦隊を一方的に……。GUND技術のヤバさがわかった戦闘シーン
まるで要塞のような姿を見せた“クワイエット・ゼロ”。筆者はこれまで、クワイエット・ゼロはシステムとかプロジェクトの名前のことだと思っていたので、こういうものが出てきたことに驚きました。
今回、宇宙議会連合の艦隊およびモビルスーツを易々とオーバーライドし、全滅に追い込んでいましたが、ここまで一方的とは……。もはや勝負にすらなっていないレベルでした。
しかしこれでもまだ“クワイエット・ゼロ”にとっては序の口なんだろうなと。これまでのプロスペラの語りっぷりからすると、もっと全世界規模で影響を及ぼしそうですし。
意外!! シュバルゼッテに乗るのって……!?
21話のラストでは、ラウダが視聴者の意識を見事にかっさらっていきました。
兄が父を手にかけていたこと、ペトラが戦闘の被害に遭ったことなど、あらゆる要素が悪いほうへ悪いほうへと積み重なっていっているようで見ていてつらいですね。フェルシーがグエルと電話で話した際、ラウダと連絡が取れていないことを伝えていましたが、ひょっとするとペトラが重体で病院にいることすら知らないかもしれませんね。知っていたらさすがに駆けつけているでしょうし。
ここで敵意の向く先が「水星女ァ!!」ことスレッタかと思ったら、まさかのミオリネで、画面の前で「そっち!?」と驚いてしまいました。いやこれどうなっちゃうんでしょうか……!?
その他気になったこと
●今回突如その存在が明かされたキャリバーン。クワイエット・ゼロというパーメットを使用するシステムをすべて影響下に置くことができるモノにどうやって対抗するのかが気になりました。エアリアルよりも高いパーメットスコアを発生させれば抗うことができるのでしょうか? スレッタは「エリクトと会話がしたい」と言っていたので、最悪乗っ取られてしまっても会話ができれば……ということなのかもしれませんが。
ヴァナディース事変の際に押収した機体ということですが、それから手が加えられていないということもないでしょうし、キャリバーンがどういうガンダムなのか気になりますね。“化け物”とか技術者(ベルメリア)が使用に待ったをかけるとか、そのヤバさがうかがい知れる表現が出てくると謎にテンションと期待が上がりますね。
●ゴドイはプロスペラのことを「代表」と呼んでいました。また、クワイエット・ゼロの運用にもかなりの人員が必要みたいで、組織のようなものが存在しているように見えました。プロスペラがいかに入念に準備を進めてきたのかがわかります。デリングの力も影響しているのでしょうか?
●ペイル社と手を結んだ宇宙議会連合。彼らの手の中にはオックス・アースもいるわけで、ペイル+宇宙議会連合+オックス・アースVSプロスペラという図式が成り立ちそうな気がしました。オックス・アース側にはウルやソーンのようにプロスペラも把握していないであろう隠し玉がある気がしますが……?
●スレッタたちに同行を申し出た5号。アスティカシアから出ることが目的のようで「行きたいところができた」と……。きっとノレアに連れていけと言った“あの絵の場所”のことでしょう。本当に印象が変わりました。スレッタに「ちょうだぁい」と言っていたころからは想像できないくらいです。スレッタにこれまでの態度を詫びていましたが、寮の裏手でスレッタの出自を聞いて思うところがあったりしたのでしょうか?
●スレッタに「私の知ってるエランさん(=4号)のことを教えてほしい」と言われた5号は「僕が知ってる範囲なら」と返事をします。これはどういうことなんでしょうか? まだ4号は生きていたりするんでしょうか!? めっちゃ気になりました。
まだまだ終わってほしくないというか、あと数話で終わるとは思えないくらいですが、来週放送の第22話“紡がれる道”ではどんな展開が待っているのでしょうか? 楽しみに待っていたいと思います!
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— 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@G_Witch_M) June 11, 2023
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
第22話「紡がれる道」
6月18日 日曜午後5時
MBS/TBS系全国28局ネットにて放送!
━━━━━━━━━━━━━━
次回の放送もお楽しみに。#水星の魔女 #G_Witch pic.twitter.com/tKs7i1QhEb
おまけのヨタ話
これはむしろ外れてほしいな~みたいな話になります。これまでの話で提示された以下のパーツを組み合わせると、すんごく嫌な展開が2パターンほど予想できてしまうことに気付きました。
・ミオリネに敵意を抱くラウダがシュバルゼッテの前に立っている。
・キャリバーンにはデータストームのフィルターが一切ない。
・エアリアルではエリクトが“ガンダムの呪い”を肩代わりしていた。
・GUND技術で人間の生体コードをモビルスーツに移せる。
書いていて自分でもあまりに突飛な考えだな~とは思います。得てして人間って、目の前にあるパーツがふいにつながってしまうと「これって……こういうコト!?」と思い込みがちですし。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2
【スタッフ】※敬称略
企画・制作:サンライズ
監督:小林寛
シリーズ構成・脚本:大河内一楼
原作:矢立肇/富野由悠季
キャラクターデザイン原案:モグモ
メインキャラクターデザイン:田頭真理恵
キャラクターデザイン:戸井田珠里/高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED/海老川兼武/稲田航/形部一平/寺岡賢司/柳瀬敬之
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥/鈴木勘太/前田清明
副監督:安藤良/綿田慎也
テクニカルディレクター:宮原洋平
設定考証:白土晴一
SF考証:高島雄哉
メカニカルコーディネーター:関西リョウジ
設定協力:HISADAKE
プロップデザイン:絵を描くPETER/えすてぃお
美術デザイン:岡田有章/森岡賢一/金平和茂/玉盛順一朗/上津康義
コンセプトアート:林絢雯
美術監督:佐藤歩
色彩設計:菊地和子
音響監督:明田川仁
撮影監督:小寺翔太
3DCGディレクター:宮風慎一
モニターグラフィックス:関香織
編集:重村建吾
音楽:大間々昂
製作:バンダイナムコフィルムワークス/創通/MBS
【出演声優】※敬称略
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
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