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『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』10話感想。甘露寺の戦闘シーンはアニメ化するとめちゃ映える。月を背に戦う姿は可愛い&カッコいい

Ak
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 『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の第十話“恋柱 甘露寺蜜璃”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』第十話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

もはや世界観が違う恋柱…でも可愛い&カッコいい!

 前回に引き続き恋柱VS憎珀天(半天狗)。

 真向から上弦の鬼と対峙して、アバズレ呼ばわりにキレ散らかしたり、実年齢を気にしたりと、緊張感のない甘露寺さんは大物感がありますね。

 その後の追撃でも一切ひるまず反撃し、月を背に戦う姿が本当に可愛い&カッコいい! BGMも相まって、一人だけ魔法少女とか変身ヒロインみたいな雰囲気です。そりゃあ炭治郎も「もんげー」って言います。

 新体操みたいにクルクル回りながら攻撃を浴びせていくアクションが、アニメでは視覚的に分かりやすくなっていますね。“斬り払う”という言葉がピッタリな、しなやかさを生かした斬撃は本当にアニメ映えします!

 結果的には憎珀天(半天狗)の咆哮に返り討ちにあいますが、首を斬ってもダメというのは初見殺しみたいなもの。必ずしも判断ミスってわけでもないのが、上弦戦の辛いところです。

自分らしさに悩む甘露寺さんの姿に共感!

 やばい状況からの甘露寺さんの過去回想。というか走馬灯。

 時透くんの過去回想と同様、大筋は変わらないものの、ところどころにアニメならではの掘り下げがあって、より感情移入しやすくなっています。ちっちゃい甘露寺さんが可愛い。

 とくに甘露寺一家の仲良しシーンが増えているのがよかったですね。普通とは違う甘露寺さんを、全く否定せずにいいところを見る家族があったかい! 今よりも女性らしさが求められそうな大正という時代でありながら、周囲の環境に恵まれて育ったおかげで、今の甘露寺さんがあるのだなと感じました。

 悲しい過去を抱えた隊士のなかでも珍しく、身内の死や因縁を抱えていない甘露寺さん。自分らしさに悩む姿はある意味現代的でもあり、感情移入しやすいですよね。

 そんな甘露寺さんを全力で守ろうとする炭治郎たち。勝てる可能性のある人を自分の命を賭けてでも守ろうとする姿は、まさに鬼殺隊! 甘露寺さんを抱えて逃げる3人の姿は、ちょっとだけ騎馬戦みたいで可愛い。

 復活した甘露寺さんに、羨望の眼差しを向ける禰豆子と炭治郎、そして目を背ける玄弥。玄弥は多分、露出度の高い可愛い人を正面から見れないだけですね、これ(笑)。

覚醒の恋柱! 炭治郎たちを庇う姿がカッコよすぎる

 復活後の回想で、柱になってからの甘露寺さんの活躍と周囲の反応が描かれます。鬼殺隊が新しい居場所になっていく過程がていねいに描写されていて、甘露寺さんの前向きさが際立ちます。伊黒さん(蛇柱)のちょっとした台詞が足されているのも、好意が分かりやすくなっていいですね。超ツンデレ!

 そして新たに決意を固め、覚醒する甘露寺さん。「もっと心拍数を……」の台詞から、一気にギアが上がって攻撃の速度が上がっていくのが本当にカッコいい! 痣が出るのも納得のパワーアップシーンです。

 アニメでは炭治郎たちを襲う首のひとつを斬り裂き、憎珀天(半天狗)に真っ向から対峙するシーンも追加され、よりカッコよくなっていました。「あっちにはいかせないんだから!」の台詞には、変身ヒロイン的なカッコよさを感じました!

2度目の「逃げるなぁ!」からの…次回は70分!?

 半天狗を追う炭治郎から、作中2度目となる「逃げるなぁ!」。無限列車編で猗窩座に言った1度目は悔しさからの咆哮でしたが、今回は上弦の鬼を追い詰めながらの怒りの咆哮ということで、炭治郎の成長を感じます。そして一心不乱に逃げる半天狗が、やっぱりちょっと可愛い。

 いよいよ半天狗戦もクライマックスということで、次回の最終回はまさかの70分拡大スペシャル! 見開きのアレとか時透くんのあのシーンとか、見たいシーンがまだまだタップリあるので次週が楽しみ!


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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