【軌跡シリーズ名言集:アルゼイド子爵】振るうのはあくまで“己”の魂と意志ーーそれが全てを決する!
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- Zenon
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日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『閃の軌跡』に登場するサブキャラクターの1人、ヴィクター・S・アルゼイドのセリフ。帝国最強の剣士とも謳われる、彼の名言を紹介していきましょう。
※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
振るうのはあくまで“己”の魂と意志ーーそれが全てを決する!(アルゼイド子爵)
●終章 ただひたすらに、前へ(英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-)
ヴィクター・S・アルゼイド(以下、アルゼイド子爵)は、エレボニア帝国・レグラム領を治める領主の男性です。帝国で主流の剣術《アルゼイド流》の筆頭伝承者であり、主人公リィンの仲間であるラウラの父でもあります。
帝国最強の剣士の一人との呼び声も高い人物で、渾名は《光の剣匠》。高潔な精神と強靭な肉体をあわせ持つ、作中でもトップクラスのイケおじです(異論は認める)。
帰ってきた娘の頭をなでたり、女学院へ進学してほしかったと話すアルゼイド子爵。彼には珍しい、娘を溺愛するシーンとなっています。
リィンとの出会いでは、《鬼の力》の扱いに怯えて全力を出せない彼の背中を押しつつも、圧倒的な実力でそれをねじ伏せるという、実力者ムーヴを決めていました。
「力は所詮、力」
「畏れとともに足を踏み出すがよい」
「迷ってこそ“人”。立ち止まるより遥かにいいだろう」
いやもう、カッコイイの権化かよ(率直な感想)。これを若輩者がやったら厨二病的な何かに見えるんでしょうが、年季の入った渋いオジサマがやるとカッコイイに昇華される不思議。何故なのか。自然体ゆえ、でしょうか。
その後、『閃の軌跡II』の内戦時には飛行巡洋艦《カレイジャス》の艦長として登場し、艦をリィンたちに託してからは帝国西部をオリヴァルト皇子とともに回っていたとのこと。
そして最終決戦時には、結社《身喰らう蛇》執行者No.Iのマクバーンとの戦いの折に救援へ駆けつけてくれました。
強者との戦いを渇望するマクバーン。うっかり倒してしまうとテンションが上がって《火焔魔人》へと変貌し、手が付けられなくなる厄介な人物です。
仕方なく温存していた《灰の騎神ヴァリマール》を召喚しようとするリィンに、声をかぶせて制止してくる凛とした声。
初っ端から奥義《光凰剣》を放ち、マクバーンをひるませるアルゼイド子爵。これにはオジサマ好きのサラ教官も本音をポロリ。
第1層ではオリヴァルト皇子と遊撃士トヴァルが、第2層ではクレア大尉とシャロンがそれぞれ駆けつけてくれましたが、第3層にはアルゼイド子爵という味方の最強カードが切られた形です。
しかし、マクバーンは「アンタの剣じゃ俺は倒せない。それはわかってるんだろう?」と挑発。《外の理》の産物である《魔剣アングバール》を持ち出し、「この“力”の前には抗うだけムダだと思うがな」と自信をのぞかせます。
それに対するアルゼイド子爵のセリフが、今回の名言となります。
「振るうのはあくまで“己”の魂と意志ーーそれが全てを決する!」
この世界の人間には到達しえない圧倒的な“力”を前に、自分の力を凌駕していることも認めたうえで、勝敗を分かつのは“力”ではなく“己”の魂と意志だと言うのです。
このシーン、冒頭で紹介したリィンを諭す際のセリフとも合致してるんですよね。格下にも格上にも一貫した主張を唱え、自分の信じる剣を振るう。カッコイイ……!
なお、一歩解釈を間違えば“ただの精神論”に落ち着いてしまうセリフですが、アルゼイド子爵のそれはシリーズを通してブレないところが非常に印象的です。
『閃の軌跡III』より。ここでも「剣と力を振るうは、己の意志」と語っています。
『閃の軌跡IV』より。娘のラウラに奥義を伝承し全力で戦うことで、アルゼイド流の真髄が“魂”であると伝えた場面。
「閃の軌跡」4作品を通じて、一貫した考えを持ち戦ってきたアルゼイド子爵。大事なのは力そのものではなく、力をなんのために振るうかということ。それまでに生きてきた魂の経験値、人生そのものを剣に込めて放つからこそ彼は常に強く、カッコイイのだと思います。
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!
※画面はPS4『英雄伝説 閃の軌跡 I:改 -Thors Military Academy 1204-』『英雄伝説 閃の軌跡 Ⅱ:改 -The Erebonian Civil War-』『英雄伝説 閃の軌跡III』『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』のものです。
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