舞台『トワツガイ』レポート。“トリ”たちが“ツガイ”になるまでの葛藤を描く。映像と組み合わされた殺陣の臨場感も見逃せない!

電撃オンライン
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  スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『トワツガイ』。本作の舞台が6月16日~25日の期間に全13公演行われます。

 今回、初演前に実施された公開ゲネプロに参加できたので、その模様をレポートします。

孤独な少女が“ツガイ”を得るまでの姿が描かれる。

 『トワツガイ』とは、“黒い海”に侵食され始めた世界を舞台に異形の存在“魔獣”や“災禍の魔女”たちに対抗するべく、戦線に送り込まれた“トリ”と呼ばれる少女たちの姿が描かれるRPG。“トリ”と呼ばれる少女たちはパートナーであり唯一無二の“ツガイ”を心の支えに戦っていきます。

 舞台は“トリ”と呼ばれる少女たちがペアからお互いを信頼しあって“ツガイ”になるまでの姿が描かれています。その中でもカラスが物語の中心になっていました。

 舞台は休憩の前後で一幕と二幕で構成されており、一幕ではカラス&ハクチョウとエナガ&スズメ。二幕ではフクロウ&フラミンゴとハチドリ&ツルのペアにフォーカスされていました。

 とはいっても、どちらかにしか登場しないということではありません。カラスとハクチョウのペア以外は、あくまで出番の中心がどちらになるかという構成です。

 物語は“トリ”になったカラスが戦闘で負傷したところから始まります。

 この時点では、カラスはハクチョウたちのことをまったく信頼しておらず、“ツガイ”になれるのか本当に心配です。

 そんなカラスがさまざまな経験をしていくうちにハクチョウのことをペアだと認めるようになる展開は熱いですね。

 ペアによってどのような境遇なのか異なっているので、このペアにはこんな理由があったのかと物語が進むにつれて明かされていく情報から目が離せません。

 魔獣と戦うことも多いだけあって、殺陣を含むアクションは見ごたえ抜群。それぞれ武器が違って戦い方が違うので、毎回違う“トリ”を見るのもいいのではないでしょうか。

 そんなアクションに花を添えているのが舞台装置。

 要所で降りてくる薄く透けている紗幕に映像を映すことで、戦っている相手の姿を見ることができます。

 紗幕に映された映像とアクションが組み合わさったときはすごい臨場感です。

 背景が映し出される壁も360度の回転式で基本的には、180度回転して場面転換に使用されます。

 ですが、状況に応じて、90度くらいしか回転させずに同じ場所だけど少しずつ移動しているように感じられました。

 客席の近くに紗幕が降り、遠くには回転する壁があって、見えている以上に舞台に奥行きがあるようでした。だからこそ余計にアクションが映えていました。

 また、独自の用語も登場しますが、会話のなかで自然に説明してくれます。

 同じようにほとんどの“トリ”が初対面ということもありますが、会話の中で双子や幼なじみといったペアとの関係もわかるようになっているので、本作に詳しくなくても楽しめます。

舞台『トワツガイ』概要

開催日時:6月16日~25日
開催場所:サンシャイン劇場(〒170-8630東京都豊島区東池袋3-1-4 サンシャインシティ 文化会館4F)
チケット価格:
P席(1階席前方5列):13,200円(税込)特典:アクリルスマホスタンド(非売品)
S席(1階席):10,989円(税込)
A席(2階席):8,800円(税込)
チケット販売サイト:
e+
チケットぴあ
ローソンチケット

出演者
―運命のツガイ
カラス:大西桃香(AKB48)
ハクチョウ:渡辺みり愛

―双子のツガイ
エナガ:星守紗凪
スズメ:各務華梨

―幼馴染のツガイ
フクロウ:小泉萌香
フラミンゴ:長谷川玲奈

―共謀のツガイ
ハチドリ:藤井彩加
ツル :野本ほたる

―正邪のツガイ
ツバメ:飯窪春菜

―CAGE(特殊災禍対策本部)
司令 :松田彩希
副司令:倉知玲鳳
カッコウ:堀越せな
ミヤマ:梅原サエリ

舞台『トワツガイ』配信概要

6月24日(土)18:00公演
アーカイブ視聴期間:6月30日(金)23:59まで
チケット販売は6月30日(金)20:00まで

6月25日(日)12:00公演/16:00公演
アーカイブ視聴期間:7月1日(土)23:59まで
チケット販売は7月1日(土)20:00まで

視聴券:各3,850円(税込)

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