『結合男子』先行プレイレポート。部隊育成しながら志献官たちの絆も育めるのがポイント

ヒムロ
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 スクウェア・エニックスから6月29日に発売予定のNintendo Switch用ゲーム『結合男子』。本作でプレイヤーは、元素の力を宿す志献官(しけんかん)と呼ばれるキャラクターたちの心を結びつけて強化。彼らと協力しながら、世界を侵食する存在から守っていきます。

 いくつかのムービーが公開されてはいるものの、まだまだ謎の多い本作。今回は発売に先駆けてひと足先に『結合男子』をプレイ。

 序盤の物語をなぞりながら、本作がどんなゲームなのか紹介していきます!

プレイヤーは不思議な力を持つ媒人(なこうど)

 志献官とは元素の力を宿す者を指し、現在公式サイトでは10人の志献官の存在が明らかになっています。そしてじつはプレイヤーも志献官。“結合術”と呼ばれる志献官の意識を結びつける、触媒の能力を持っています。

 しかし、物語冒頭でプレイヤーは記憶を失っていることが明らかに。

  • ▲手に持っていた謎のガラス管。キーアイテムになりそう。

 記憶のないプレイヤーのもとに迫るのは、この世界を虚無へと還す存在・デッドマター。もちろんそんな重要な存在のことすら覚えていません。

 そこへ志献官が現れます。

  • ▲ちなみにテキストウィンドウの“用語”を開くと、色がついているワードの解説を見ることができます。

 ここで彼に名乗る形でプレイヤー名を入力。ここではデフォルト名の結月怜に設定し、以降はプレイヤー改め怜と呼んでいきます。

 2人はデッドマターに立ち向かうようですが、どうやらどうやら戦況が良くない様子。

  • ▲美麗スチルに目を奪われてしまいますが、かなりピンチ!

 そのとき、怜の触媒の能力としての力が表れ、2人の志献官の心を結びつける"結合術"が発動! 無事デッドマターを撃破することができました。

 デッドマターの撃破に喜びたいところですが、志献官たちは結合術のことを知らない様子。

 2人は国家防衛局舎密(せいみ)防衛本部に所属する安酸栄都(やすかた えいと/声優:榎木淳弥)と源朔(みなもと さく/声優:伊東健人)という志献官であることも判明。わからないことだらけですが、2人の上司のような志献官も登場。

 結合術のことも知っているようです。

  • ▲ホッとしたのも束の間、「何者か」と問われてしまいました。

 とはいえ怜も志献官であることは間違いないということで、仲間として認めてもらえました。

頼りになるモルモット!

 舎密防衛本部で先ほど出会った3人目の志献官こと、司令代理を務める鐵仁武(くろがね じん/声優:濱野大輝)からこの世界のことをいろいろと教えてもらいます。

 今いる舎密防衛本部が結倭ノ国(ゆわのくに)の燈京(とうきょう)にあることや、国の大半がデッドマターに侵食されてしまったことなど……。

 そして話はとんとん拍子に進み、怜はこの舎密防衛本部でお世話になることに。そんな怜のサポート役に選ばれたのは、栄都でも朔でもなく、1匹のモルモットでした。

  • ▲知能が強化されているので、モルモットですが喋れます! ここにはたくさんのモルが所属しているのだとか。

 しっかり者(?)のモル公(声優:宮田幸季)が怜をサポート! と思いきや、肝心の怜がちょっと頼りないような、モル公のサポートが行き届いていないような……?

  • ▲寝る前に朝6時からラジオ体操があると言っていたのに、バッチリ寝坊してました。モル公は起こしてくれなかったようです……。

すべての終わり、“終極”まであと49日――

 改めて仁武から一緒にデッドマターと戦うか否か問われます。

  • ▲劇中何度も登場する選択肢。この選択で今後の物語の展開や、エンディングが変わるのでしょうか? 慎重に選びたいところです。

 仁武はデッドマターのせいで国が存亡の危機にあると再度説明。しかもデッドマターの侵食が結界強度を超える日、“終極”があと49日後に来ることも明かします。

  • ▲怜が持っていたガラス管。不思議なことに数字が50から49に減っていて、終極が来るというリミットとリンクしています……。

 この終極に備え、仁武は怜の下に朔、栄都、そして鍛炭六花(かすみ りっか/声優:田丸篤志)の3人の志献官を編成。次に現れるデッドマターに結合術で対抗するため、彼らを訓練するようにとの指令が下されました。

結合作戦に向けて訓練で育成

 ここから怜の指揮官としての活動がスタート。4日後の作戦に備え、志献官を訓練します。

  • ▲モル公の言う通り、志献官たちをビシバシ鍛えましょう!

 1日は午前巡回午後に分かれており、この3つの活動を終えると1日が終了。午前と午後は2回ずつ行動が可能で、巡回は各スポットにいる志献官の様子を見ることができます。

“結合訓練”で作戦の遂行の目安“推奨結合率”まで上げる

 結合訓練では結合率を上げることができます。この結合率は、すなわち志献官2人の絆の強さ。この絆の強さこそ、作戦内の結合術に影響します。

 結合率が高いほど結合術を早く発動できるほか、作戦ごとに推奨される結合率があるので、最初はこの訓練を重点的に行うのが良さそうです。

  • ▲1度の訓練で結合率は約1%上昇。推奨結合率が3%なので、4回ほど繰り返せば達成できそうです。

巡回で志献官同士の関係性や新しい情報を発見

 巡回は1日に1回しか行えません。マップから志献官のいるスポットを選択して、彼らに会いに行きます。

  • ▲怜に対してちょっとツンツンしていた朔ですが、巡回で会った彼は穏やか。これが本来の彼なのかも?

“部隊訓練”で“作戦練度”を上げる

 この部隊訓練では主に作戦練度が上昇します。結合率と同様に、作戦ごとに推奨される作戦練度が設定されているのでそこを目標に訓練するのがよさそうです。さらにここでは3つの属性にちなんだ場所で訓練をすることで、その属性の分子術のレベルを上げることができます。

 作戦練度は訓練した場所にかかわらず必ず上がるので、デッドマターの弱点となる属性を積極的に選んで訓練します。

  • ▲この作戦のデッドマターの弱点は朱と蒼なので、部隊訓練では朱と蒼の訓練をするのが◎

志献官の“調子”にも気を配る

 志献官には5段階で表される調子が存在。訓練を繰り返していると調子が落ちていくので、休憩して調子を回復させます。

 調子は訓練の成功確率にかかわるので、あまり無理をさせないほうが良さそうです。

 これらの行動を組み合わせ、作戦の日までひたすら訓練していきます。一見単調な育成作業にも見えますが、1日の午前と午後にイベントが起こることが多く、志献官たちとのやり取りが楽しみに。

 覚えることが多くて大変ですが、やるべきことは簡単! 結合訓練、部隊訓練を重ね、調子が下がってきたら休憩をする。これだけです。

 午前は結合訓練、午後は部隊訓練とルーティン化してもいいかもしれません。

 世界の存亡がかかっている戦いに身を置いているので、シリアスなシーンは多いですが、志献官たちのちょっとした会話やモル公とのやり取りはコミカルなものも同じくらいあります。

 物語が進むにつれて登場する志献官が増え、彼らの関係性がいろいろと見えてきます。最初から犬猿の仲な志献官もいるので、そんな2人の結合率を上げるのもおもしろいと思います。

 育成するのが好き、会話劇を見るのが好き。そんな方に『結合男子』はピッタリなので、ぜひ一度プレイしてみてほしいです!

商品概要

タイトル:結合男子
ジャンル:友情結合シミュレーションアドベンチャー
対応機種:Nintendo Switch / iOS / Android
※ダウンロード専売

発売日:2023年6月29日(木)発売予定
※iOS/Android版は2023年夏配信予定

希望小売価格:
【通常版】3,300円(税込)
※収録キャラクター:源朔、安酸栄都、鍛炭六花、宇緑四季

【追加志献官(1体)】1,100円(税込)
※追加DLC(全6体):凍硝七瀬、浮石三宙、舎利弗玖苑、鐵仁武、塩水流一那、清硫十六夜

CERO:B


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