『ティンクルスターナイツ』の変身ヒロイン×バトルRPGとしてのこだわりは? はせP&かんなぎれいに、ちょっとエッチなこだわりも聞きました
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- カワチ
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7月7日に配信予定のPCブラウザ/DMM GAME PLAYER/DMM GAMES ストア(Android)向けRPG『ティンクルスターナイツ』について、Studio KUMASANの代表であり本作のプロデューサーを務めるはせPこと長谷川雄大さんと、ディレクターのかんなぎれいさんにお話を聞くインタビューの後編。今回は具体的なゲーム内容に迫っていきます。
ゲームシステムは『ティンクル☆くるせいだーす』を踏襲!
――『ティンクルスターナイツ』のストーリーはどういった内容になるのでしょうか?
かんなぎ:『ティンクル』は魔界、天界、人間界という3つの舞台があり、世界を崩壊させるリクリエという厄災があり、それに対抗する魔王が存在します。『ティンクルスターナイツ』でもその設定は同じです。
本作の主人公はリクリエによって現れたモンスターと戦う星騎士を目指して新星学園に転校しますが、そこの星騎士のトップであるヴィーナスから魔王になって世界を救うように言い渡される……というストーリーになります。
――それぞれのキャラクターについてお聞かせください。主人公のクロトは名前の変更もできるようですが、無個性な人物なのか、個性のある人物なのか、どちらなのでしょうか?
かんなぎ:『ティンクル』シリーズ自体が主人公の設定をしっかり立てていたので、今回もその部分は踏襲しています。ただ、ユーザーさんが自分の分身として楽しんでいただけるように最大限の配慮はしていますね。
バックボーンとしては、幼少のころにモンスターに襲われた際、星騎士に救われた経緯があり、自分も世界を脅かすモンスターを倒す存在になりたいと思っており、新星学園に転校してきたというものになります。
はせP:主人公に個性があるというのは『ティンクル』シリーズの醍醐味だと思っているので、キャラクターの個性付けは必要だと思いました。
かんなぎ:ソーシャルゲームだと主人公は女の子たちの指揮をしたりすることが多いですが、『ティンクルスターナイツ』の主人公はほかのヒロインたちと同じようにユニットとして戦うことになります。
――『ティンクルスターナイツ』のヒロインたちは変身するようですが、主人公も変身して戦うということですか!?
かんなぎ:設定的には変身しているのかもしれませんが、主人公の肌が見れてもうれしくないかなと思い、クロトの変身シーンは実装していません(笑)。
――よろこぶ人もいそうです(笑)。
はせP:そうですね。ご要望が多ければ検討したいと思います(笑)。
――クロトは主人公ならではの性能を持っているのでしょうか?
かんなぎ:こちらも前作の主人公と同様に個性的なスキルをひとつ持っています。
はせP:フリーのバトルは好きなキャラクターでパーティを組むことができますが、ストーリーは主人公やメインどころのキャラクターたちで固定になっています。ストーリーに登場するキャラクターとバトルに参加するキャラクターは同じなので、メインどころのキャラクターは自然に愛着が湧くのかなと思います。
――続いてヴィーナスについてお聞かせ下さい。
かんなぎ:ヴィーナスはクロトが転校する新星学園の元・星徒会長になります。性格は明るくて、ちょっとアホの子になっています。
はせP:ピンク髪でアホ毛もちゃんと生えてます(笑)。
かんなぎ:ヴィーナスは私が最初にイラストを起こしたキャラクターです。最初にヴィーナスとフィオナが作られたのですが、フィオナが闇のイメージに対してヴィーナスは光のイメージになります。また、弊社らしく、エッチな要素もたくさん入れた服のデザインにしました。
はせP:過激な格好ですが、あくまで下着ではなく水着なので、DMM GAMES版も同じデザインになっています。
かんなぎ:なお、ヴィーナス、フィオナ、アポロは物語のなかで必要になるキャラクターということで自分が考えました。そのほかのキャラクターは冬茜トムさんが考えたものですね。
――サーシャはいかがでしょうか?
かんなぎ:サーシャはヴィーナスの前の星徒会長で、現在は会計をしている女性になります。トムくんが先輩のお姉さんキャラクターということで作ってくれたキャラクターですが、事前登録の反応を見ていると「甘えたい」という意見が多くて、人気が出そうだなと思いました。
はせP:世の中のトレンドは移り変わるので、今は甘やかされたいユーザーが多いのかもしれませんね。
かんなぎ:そういった意味では、ユーザーさんをしっかり甘やかしてくれるお姉さんキャラクターになってるんじゃないかなと思います。
――続いてフィオナについて。彼女は新星学園ではなく、流星学園のキャラクターですね。
かんなぎ:そうです。新星学園とは対となる流星学園の星徒会長です。もうひとりの主人公とも呼べるような人物で、本作はフィオナの物語でもあるといえます。
彼女はこの世界の皇女さまで、自分が世界を救わなくちゃいけないという使命を感じています。
真面目なキャラクターなのに露出が高い服を着ていますが、これはフィオナの守護星が太陽で、太陽の力を借りて戦っているので体が熱いためです。好きで薄い服を着ているわけではないので、変身シーンでは恥ずかしがっている姿を観ることができます。
――続いて、フィオナと同じく流星学園所属のルリエルについてお聞かせ下さい。
かんなぎ:フィオナは人間ですが、ルリエルは天使になります。かわいい外見をしていますが、毒のあることを言う女の子になっているので、そのギャップをゲームで体験してもらいたいですね。嫌な性格をしているわけではなく、いい娘なのですがサラッと毒を吐くのがおもしろいです。
――セーラについてお聞かせ下さい。
かんなぎ:流星学園の副会長です。派手な見た目をしているイケイケなキャラクターですが、面倒見がよく優しい一面も持ち合わせている子です。影がちょっと薄いです(笑)。
――アポロはいかがでしょうか?
はせP:デザインも含めてかんなぎさんお気に入りのキャラクターですよね。
かんなぎ:私がデザインしたものをほかの作家さんが描いてくれたのですが、とても可愛くしてもらえました。仮面を付けているのはストーリー上の理由があるのですが、どんな素顔をしているのかぜひ楽しみにしてください。
また、ほかのキャラクターと毛色を変えるために平成ライダーのようなベルトを付けていますが、これは彼女が子どもっぽいところが強いキャラクターだからです。おもちゃやお菓子が大好きなんですよ。
はせP:設定上は18歳以上ですけどね(苦笑)。
かんなぎ:そうですね。ただ、見た目も子どもっぽいし、中身も子どもっぽいキャラクターであることは確かですね(笑)。
――クラウディアはいかがでしょうか?
かんなぎ:物語に深く関わるキャラクターなので、この段階だと語ることが難しいですね(苦笑)。
はせP:ゲームのなかだとめっちゃかわいいことはお伝えしておきたいです(笑)。
かんなぎ:かわいいですよね。この女の子も少し外見が幼く見えますが、本作にはそういった属性のキャラが多いですよね。誰の趣味なんでしょうね?(チラッ)
はせP:俺の趣味じゃないよ! みんなに俺の趣味だって言われるけど、それは世の中に求められているだけなんだよ!(笑)
かんなぎ:自分が作った作品でこれだけ外見が幼く見える女の子が出てくるゲームないですよ(笑)。公式サイトで紹介しているキャラクター以外にも頭身が小さめのキャラクターはたくさんいますし。
――『ティンクル』シリーズ自体にそういうイメージがあったかもしれません。
かんなぎ:なるほど。昔は僕の絵柄の頭身がもっと小さかったからそういうイメージはあるかもしれません。
はせP:僕はそのかんなぎの絵柄で育ったので、やっぱりかんなぎの影響のような気がしますね。
かんなぎ:え? 僕のせいですか?(笑)
――(笑)。本作は『ティンクル☆くるせいだーす』とは世界観はつながっていないということですが、コラボでキャラクターが登場したりすることはありますか?
はせP:過去作を遊んでくださったユーザーのみなさんは、絶対に期待しているところだと思うので、できる限り実現したいですね。
――期待しています! ではシステムについてもお聞かせください。『ティンクル☆くるせいだーす』はアクションのように爽快なシステムでしたが、本作はどのようなシステムになっているのでしょうか?
かんなぎ:基本的なルールは『ティンクル☆くるせいだーす』と同じシステムになっています。攻撃とユニゾンと、チャージ(原作では“詠唱”)という3つのコマンドを組み合わせ、気持ちいい連続技を繰り出すシステムになっています。
はせP:ソーシャルゲームで再現するのは難しいと思いながら、かんなぎにお願いしたのですが、こまかい設計までこだわってくれて、熱心なファンがプレイしても「これ、ティンクルじゃん!」と思ってもらえるような作品に仕上げてくれました。
新しく遊ぶ人も満足できるようなクオリティになっていますし、『ティンクル』を知らない人でも楽しめるような作品です。
かんなぎ:社内には『ティンクル☆くるせいだーす』を知っているスタッフもいますが、そういった人たちにプレイしてもらっても「ティンクルだ!」といううれしい反応が返ってきます。
原作で楽しいと感じてもらった要素は、しっかり再現できていると思いますので、そのあたりは楽しみにしていただきたいです。また、オリジナルが10年前のゲームなので、表現方法などはしっかり現代のゲームらしいものに仕上げています。
――キャラクターの変身シーンはどんなときに見られるのでしょうか?
かんなぎ:変身シーンはガチャで☆3のキャラクターが当たったときの演出になります。ただ、どのキャラクターも☆3まで上げることができ、低レアのキャラクターも☆3にすることで変身シーンが見られるようになっています。
はせP:バトル前に変身シーンを入れるとテンポが悪くなってしまうんですよね。でも『ティンクル』シリーズである以上、変身シーンはきっちり表現しないといけないという使命感がありました。
かんなぎ:作家さんはふたつの衣装を描かないといけないので大変だったと思いますが、みなさん素敵なイラストに仕上げてくださいました。変身シーンも見ごたえのあるものになっていて、ここはほかのゲームでは体験できない部分になっているので期待していただきたいです。
はせP:電撃さんでは紹介できないですが、抵抗が無い人はぜひFANZA GAMES版で変身シーンを観て欲しいです。
かんなぎ:電撃姫で紹介してもらいましょう!
――もう無いです(笑)。
はせP:DMM GAMES版でも全裸の変身シーンがそのままいけると思ったんですけどね。「いけるわけないだろ!」と言われてしまいました(笑)
かんなぎ:いろいろな戦いがありましたね(苦笑)。
はせP:最終的にDMM GAMES版はスパッツを履かせることになりました。むしろこっちのほうがうれしいユーザーも多いのではないかと思っています。FANZA GAMES版でプレイしようと考えている人も、いちどDMM GAMES版を覗いてみてほしいですね。
――両方とも楽しみです(笑)。
はせP:あとは戦闘シーンの演出にも注目してみて欲しいですね。僕は今までクリエイティブディレクターとプロデューサーを兼任していることが多かったので、作る側の視点で見ることが多かったのですが、今回はプロデューサーに専念したので少し距離を置いたところからゲームを見ることができました。そして、そんなフラットな視点から観ても「最高じゃん!」と思えました。早くみなさんにプレイしていただきたいです。
かんなぎ:キャラクターたちの演出は凝っていて、見ているだけでも楽しいので、いろいろなキャラクターを使用したくなると思います。
――ストーリー以外にやり込みができるようなモードも用意されているのでしょうか?
かんなぎ:はい。やり込み要素のようなものはしっかり用意しています。原作にも存在した“フィーニスの塔”を搭載しており、本作ではより高い塔を目指しながら、ほかのユーザーとコンボや最大ダメージといったスコアを競うものになっています。また、フィーニスの塔に限らず、やり込み要素は多数用意しているので、続報をお待ち下さい。
――PvPに関して実装予定はあるのでしょうか?
かんなぎ:サービス開始時点では実装されていませんが制作中です。人型のキャラクター同士が必殺技を叫んだりしながら掛け合って戦うのが『ティンクル』シリーズの魅力だと思うので、あまりお待たせさせずに実装したいと思います。
――サービス開始時のボリュームはいかがでしょうか?
かんなぎ:最初に登場するキャラクターは38体ですが、リリース後はどんどん更新されますので楽しみに待っていてください。
はせP:ユーザーさんが遊ぶ要素がなくならないようにするという課題は、自分がゲームを作るときにも持っていたので、かんなぎにはボリュームを頑張って欲しいとお願いしました。リリース時からすごく遊べるようにしてくれて感謝しています。
――最後にリリースを楽しみにしているユーザーにひとことお願いします。
かんなぎ:ユーザーさんに楽しんでもらうため、開発会社の皆さんとともに最後の追い込みをしているところです。一生懸命頑張っているので、ぜひ事前登録してお待ちいただければと思います。
はせP:今回の『ティンクルスターナイツ』は、Studio KUMASANとしては第1作目、クリエイティブチーム くまさんとしては第3作目となるすごく重要なタイトルなのですが、かんなぎをはじめスタッフが素晴らしい作品に仕上げてくれたので、ぜひご期待ください!
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