【電撃清アター】こういうのでいいんだよ! 飯テロ必至のグルメ映画を召し上がれ

電撃PlayStation
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 皆さんこんにちは! 声優の清水彩香です。

 皆さん! 美味しいものは好きですかー!

 ……そんなわかりきったこと聞くなって? ですよね! 美味しいものを食べると元気になるし、パワーが湧いてくる! 食事がもたらしてくれる幸せって計り知れません。

 ジュ~っとお肉が焼ける音、トントンと包丁が食材を切っていく音、食べた瞬間のサクッという耳に美味しい音に口に広がるうま味……考えるだけでも嬉しくなっちゃうんだから、目にして耳にしたらもっと最高になっちゃう!

 というわけで、今回はPlayStation Videoで配信中の作品を中心に、そんな美味しいグルメを描いた作品をご紹介しちゃいますよ! 飯テロ必至です!

 【編集部注】飯テロついでに、お料理の写真をいっぱい集めました。紹介している映画とは直接関係ありませんが、彩りだと思ってください。

笑って、涙して、成長する
シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年/米)

『アイアンマン』監督のジョン・ファヴローが監督・製作・脚本・主演を務めたハートフルコメディ!

 ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカールは、メニューに対する意見の違いからオーナーと喧嘩し、さらに自分を酷評する批評家にも怒りを爆発させ、店を解雇されてしまいます。批評家に暴言を吐く姿をSNSにアップされたため、他店にも受け入れてもらえない彼を心配した元妻イネズは故郷マイアミに訪れることを提案。そこでキューバサンドの美味しさに驚いたカールは、フードトラックでサンドを移動販売することを思いつくのでした。

 カールが作り出す料理が本当に美味しそうで、見ているだけで涎がでちゃう! 素材自体もキラキラしていて、その材料が変身していく様はお見事。パスタ1つにしても、画面から香りが漂ってくるような気がするんですよね。

  • ▲キューバサンド。中にはポークとチーズときゅうりがみっちりのホットサンド。

 キューバサンドからチーズがとろ~っと溢れ出すところなんてもう! 美味しいにきまってるじゃん! どこで食べられるのそれ! 食べさせてくれ~っ! って何度思ったことか。あぁ、書きながらお腹すいてきた……。

 この作品、序盤からキャラクターたちのやり取りも面白い! カールのどこか大人げない、でも憎めなくて応援したくなってしまう姿が物語にとってなくてはならないもの。カールはSNSの使い方を全く知らなくて、そのことが原因で批評家とのバトルが勃発してしまうのですが、周りの反応や会話のテンポの良さ、そしてカール自身のキャラクターが相まって、クスッと笑っちゃう!

 そして笑いだけでなく、親子の絆をしっかりと描いているのもいいところ。ロサンゼルスへ向かう移動販売の旅の中、いままできちんと向き合ってこなかった息子と心を通わせていく姿にはグッときます。またこの息子パーシーがめちゃくちゃ健気でかわいいんだよね……。

 カールと喧嘩するオーナーに名優ダスティン・ホフマン、他にもロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンなどアベンジャーズファンには嬉しいキャストも出演していますよ!

台湾ドタバタ料理コメディ!
祝宴!シェフ(2013年/台)

台湾料理が彩る楽して、おかしくて、美味しい、エンターテイメントムービー!

 今は亡き蝿師と呼ばれる台南の伝説の料理人の娘シャオワンは、父親の期待に背き、台北で売れないモデルとして生活していました。そんな中、恋人の借金を肩代わりさせられ追われる羽目に。故郷に舞い戻ったシャオワンを待っていたのは、父の弟子に優良コックを奪われ、細々と暮らす継母パフィーでした。

 パフィーには料理センスがなく、経営する食堂も閑古鳥が鳴いています。そんなある日、亡くなった父を尋ねてある老夫婦が料理の依頼にやってきました。料理が苦手なシャオワンとパフィーにそのメニューは作れるはずもなく、困った2人は自称“料理ドクター”に協力をお願いするのでした。

 出てくる台湾宴席料理が本当に美しい! 豪華で色鮮やかで、舌だけでなく目からも楽しめる料理の数々は圧巻です! 調理する過程の見事な手さばき、そして食材を炒めたり、揚げたりする調理音なども食欲を刺激します。映画全体のセットや衣装などもカラフルで、料理との一体感が美しい。

 作品のテンションやキャラクターたちも見ていて楽しくなってしまう! 主人公シャオワンの天真爛漫でちょっとおバカなところも可愛らしいし、パフィーの濃すぎるおばちゃんっぷりも強烈! シャオワンの熱狂的ファンであるオタク3人組のチーム召喚獣や借金取りたちもキャラが立ちすぎていて目が離せない! しかも彼女らがコンクールに出場した時の審査員はまるであのミスター味っ子を彷彿させるような表情……! 最高かよ……!

 皆が一生懸命でまっすぐな姿に元気をもらえます。笑顔溢れる抱腹絶倒な料理コメディ、この映画を見た後は無性に台湾料理が食べたくなること間違いなし! 目も心もお腹も大満足の1本です。

ハラゴシラエして歩くのだ
かもめ食堂(2006年/日)

フィンランドのヘルシンキを舞台に個性派女優たちが送る優しい名作。

 ある夏の日、日本人女性サチエはフィンランドの首都ヘルシンキに『かもめ食堂』という日本食の食堂をオープンさせました。しかし町の人からは変わった店と敬遠され、お客さんはまったく来ません。そんな時、偶然日本人のミドリに出会い、2人でお店を切り盛りしていくことになります。のんびりとした日々を送る中、また一人マサコという日本人女性がかもめ食堂に来店するのでした。

 作品に出てくるのはおにぎりや鮭の塩焼き、生姜焼きに卵焼き、からあげなど日本の家庭料理ばかり。この料理たちが映画全体に流れる温かくて柔らかいほっとする空気そのままなんです。なにか派手なことが起こるわけでもないし、大きな展開があるわけでもないんだけれど、何回も見たくなるし、この世界にすっと浸りたくなるんですよね。

 かもめ食堂お客さん第1号は日本かぶれの青年トンミ・ヒルトネンで、彼はサチエにガッチャマンの歌の歌詞を教えてほしいと頼みます。しかしなかなか思い出せずモヤモヤするサチエ。その時、偶然カフェで日本人を見かけ、歌詞を尋ねようと声をかけるのです。その日本人こそミドリなのですが、この一連もなんだか可笑しくて、でも愛しい。ちょっとした会話や仕草、そのひとつひとつに癒されるんですよね。

 どうしてサチエはフィンランドで食堂を開いたのか、なぜミドリやマサコはフィンランドにやってきたのか……それぞれを認め合い、そっと受け入れていくその優しさにこちらまで嬉しくなってしまいます。

 この雰囲気を絶妙に作り上げているのが魅力的な役者たち。サチエ役には『めがね』の小林聡美、ミドリ役には『もぎりさん』の片桐はいり、マサコ役には『それでもボクはやってない』のもたいまさこという個性的かつ実力派の名女優たちが揃い踏みしています。このキャストの掛け合いは本当に面白い。

 この映画のキャッチコピーでもある“ハラゴシラエして歩くのだ”。映画を観終わったとき、この言葉がものすごくしっくりくるはず。疲れた時、癒されたい時に特におすすめしたいグルメ映画です。

 あとひとつ! 実はフィンランドには実際にかもめ食堂があるんです! リニューアルしながらもいまも営業されているそう。ヘルシンキに行かれる際は聖地巡礼もいいかも。

今回の清アター推しアクター

 今回は“アクター”とだけは言い切れないこの人!

【ジョン・ファヴロー】

 1988年、コメディアンを目指し、地元であるニューヨークからシカゴへ移ったファヴローは1993年『ルディ/涙のウイニング・ラン』で映画デビューを果たします。それからロサンゼルスに移り、テレビや映画の端役で出演。1996年『スウィンガーズ』では製作・脚本・主演を務め、この作品は超低予算ながらもヒットし、成功をおさめます。

 その後、映画監督やプロデューサーとしても活躍。2008年に監督を務めた『アイアンマン』、そして続編の『アイアンマン2』は大ヒットとなりました。このアイアンマン含めたMCU作品で彼は運転手ハッピー役としても出演しています!

 近年では『ライオンキング』の実写映画化の監督・製作し、話題になりました。あのアニメで観た世界がそのまま表現されていて、感動……! 是非おすすめしたい作品です。

 監督だけではなく、役者としても『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ハン・ソロ』(声の出演)など話題作で活躍する彼。多才すぎる。

 ファブローという天才が次は何を生み出してくれるのか……待ち遠しいですね!

  • ▲こちらの2品は清水さんお手製のパスタ。とっても美味しそう!

 
 今回の電撃清アターはここまで。次回は12月17日(火)公開予定です。お楽しみに!

 ハッシュタグ #電撃清アター にて、このコーナーへのご意見・ご感想、そして皆さんが観た映画の感想なんかも募集しています。ぜひ、ご参加くださいませ!

 清水彩香
 AIR AGENCY所属の女性声優。
 好きなものは猫。趣味は映画鑑賞、麻雀。
 代表作は『スカーレッドライダーゼクス』麻黄アキラ、『ハイスクール・フリート』若狭麗緒、『Tokyo 7th シスターズ』臼田スミレなど。

【告知】
 早乙女三沙役で出演中のTVアニメ『戦×恋(ヴァルラヴ)』が好評放送中!
 新作オリジナルアニメ『まえせつ!』に、藁猪野あらし役で出演が決定!

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