『アンジュ・リリンク』高尾奏音さん(久遠空役)インタビュー。空と高尾さんの意外な共通点や主題歌『Initialize』の聴きどころは?

カワチ
公開日時

 KADOKAWAとf4samuraiが、現在開発中のiOS/Android用アプリ『アンジュ・リリンク』

 本作の主人公・久遠空役を演じる高尾奏音さんへのインタビューをお届けします。

後輩ポジションなところが似ている!?

──空のキャラクターデザインや最初に手に取った台本などを見ての第一印象を聞かせてください。

高尾:目の色や髪の毛の色がとてもキレイで、空という名前がぴったりな女の子だと思いました。最初にいただいたのはボイスドラマの台本でしたが、自分と共感できる部分が多いなと感じました。

──高尾さんは空とどんなところが似ていると思いますか?

高尾:空ちゃんが後輩ポジションのキャラクターなのと同じように、私も現場では先輩の胸を借りることが多いです。あとは人から言われたことを真面目に信じちゃうところも似ていて親近感が湧きました(笑)。

──空は人を疑わない性格なんですね。

高尾:そうですね。空ちゃんはとても素直でピュアな子なんです。イヤミがなくてみんなが好きになっちゃうような女の子なので、私も見習いたいです。

──そんな空を演じることが決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

高尾:『アンジュ』シリーズがすごく長く愛されていることは知っていたので、その新しい作品の主人公で、しかも主題歌まで歌わせていただくことになり、αドライバー(※本シリーズのプレイヤーのこと)のみなさんから受け入れてもらえるかちょっと不安な部分もありました。

 ただ、ラジオなどをやらせていただくようになって、みなさんの優しさを感じることができましたし、先輩がたもとてもよくしてださって、私もみなさんといっしょに作品を盛り上げていけるように頑張っていきたいです。

──ラジオの収録自体は慣れていらっしゃったんですか?

高尾:ひとりで収録することはありましたが、先輩と一緒に収録するのははじめてでした! 最初は「自分が回さなきゃ!」とも考えていましたが、相坂さん(日向美海役・相坂優歌さん)や生田さん(リゼリッタ役・生田善子さん)がすごく優しい方々で、たくさんフォローしてくださり、とても助けられました。

──空のほかに印象的なキャラクターや性格などが好みのキャラクターはいますか?

高尾:ボイスドラマで絡ませていただいた美海先輩がかわいらしくて好きです! 空ちゃん自身も美海先輩のファンで、とても頼りになる先輩ですが、ちょっと小悪魔なところもあるのがかわいいんです。そのため、私も空ちゃんも美海先輩のことが大好きです(笑)。

──空ちゃんは美海先輩にからかわれたりするのでしょうか?

高尾:空ちゃんは真っ直ぐな女の子なので、そこまで彼女がからかわれたりはしないですね。たまに見えるちょっといたずらっぽさが個人的にすごく好きです!

──『アンジュ・リリンク』という作品に対しての印象を聞かせてください。

高尾:私自身はゲームの操作が苦手でうまくできないのですが、『アンジュ・リリンク』はオートでも楽しめるので、初心者でも遊びやすそうなゲームだなと感じています。かわいい女の子たちと交流する楽しみもあるので、リリースされたら遊んでみたいです。

──『アンジュ・リリンク』には学園ものの側面がありますが、早くから声優デビューされていた高尾さんの学園生活の思い出を聞かせてください。

高尾:じつは今も大学生で、お仕事と学校との両立を頑張っている毎日です。来週に提出するレポートがあり、今も頑張って準備しているところです(苦笑)。

──それは大変ですね(笑)。高校のときは部活やサークルに打ち込んだりはしましたか?

高尾:部活は文芸部に入ったのですが、2回ぐらい行ったあとに幽霊部員になりました……。

──文芸部ということは小説を読むだけでなく書くほうにも興味があったんですか?

高尾:2回ぐらいしか行っていないので、あまり好きとは言えないのですが、“文芸部”という響きが格好良かったので、なんとなく……(笑)。

──なるほど。文化祭や学園祭の思い出はありますか?

高尾:文化祭で劇の台本を書きました。学生が主役のミュージカルという内容でしたが、そんな大したものではないので恥ずかしいですっ!

──物語を1本書き上げるだけでもすごいと思います! 物語に関連したお話ですが『アンジュ・リリンク』はASMRや主題歌、ボイスドラマなど、ゲーム配信前からさまざまな空の声がユーザーのもとに届けられていますよね。そのなかで印象に残っている収録について教えてください。

高尾:やっぱり最初のボイスドラマの収録がいちばん印象に残っています。まだ慣れていない状態での収録でしたが、高橋李依さんと相坂優歌さんが「わからないことがあったら聞いてね」と仰ってくださったのが、そのままボイスドラマのなかの先輩たちのようでした。

 ボイスドラマの内容が入学前のストーリーということもあり、これから収録する空ちゃんの気持ちと一瞬で一体化することができました!

──現場の音響監督からはどんな要望がありましたか? ご自身のなかで空のことを掴めたタイミングなどがありましたら教えてください。

高尾:いただいた台本を読んでいるときに私が考えていた空ちゃんと、ディレクションをいただいた空ちゃんが一致していたので、大きく変わったという印象はなかったです。

──かなり最初のころから空のキャラクターは掴めていたんですね。さらに理解が深まった出来事などはありますか?

高尾:朗読劇をやらせていただいたとき、周りの先輩たちのボケが本当におもしろくて、ツッコミのセリフが自然と出てきました。そのときは空ちゃんと一体になった感じがありましたね。

──空はツッコミ役でもあるんですね。

高尾:そうですね。しっかりしている女の子なのでツッコミが多いです。

──高尾さんは今までツッコミ役のキャラクターを演じることは多かったですか?

高尾:ほわほわしている大人しい女の子が多かったので、ビシッとツッコむことはなかなかなかったです。新鮮で楽しかったです!

──『アンジュ・リリンク』は恋愛アドベンチャーRPGということでバトルシーンの収録もあったと思いますが、バトルでは空の雰囲気も変わるのでしょうか?

高尾:そこまで急変するという感じはないですね。収録のとき、「バトルとはいえ、あまり掛け声に気合いを入れなくていいです」と言っていただいたので、普段の空ちゃんのキャラクターを維持したまま演じました。彼女が頑張って戦っている雰囲気を伝えられていたらいいなと思います。

──高尾さんは主題歌の『Initialize』も歌唱されていますが、この曲の印象や収録の思い出を聞かせて下さい。

高尾:すごく格好いい曲で最初に聴いたときから好きになりましたが、これを空ちゃんで歌うのかと思うとプレッシャーでした(笑)。

──キャラクターの声で歌うキャラソンとなると難易度が上がりますよね。

高尾:そうなんです。ただ、レコーディングのときに「空ちゃんではなく高尾さん自身の声で歌って大丈夫」と言ってもらえたので安心できました。

 でも、出来上がったものを聴いてみると、想像以上に空ちゃんが歌っている感じになっていて自分でも驚きました。ディレクションしてくださった方はこれが狙い通りだと仰っていましたね。

 要所で、切なく歌って欲しいというオーダーだったので、その切ない雰囲気が空ちゃんらしかったのかなと思います。

──ここはぜひ聴いて欲しいというポイントはどこですか?

高尾:“同じ夢見て 追いかけたいよ 君と”の“君と”という部分です。この“君と”を投げかけている感じにして欲しいというディレクションをいただき、ユーザーさんに向けた言葉として気持ちを込めて歌わせてもらいました。

 また、“かけがえのない日々を、消えないように 繋ぎとめて”というところはギュッと思いが詰まっているところです。

──『アンジュ・リリンク』がリリースされたあと、どんなことに期待しますか?

高尾:ゲーム内でいろいろな曲が聴けたらうれしいです。デュエットソングもいつか作ってほしいです。また、今までαドライバーさんとの交流が無かったので、実際にお会いして、感想も聴いてみたいです。

──楽曲が増えればライブもできそうですね。

高尾:そうですね。『アンジュ』シリーズはこれまでもいろいろなライブをしているので、私も参加してみたいと思いました。今日初めて制服も着させてもらいましたが、キャラクターと同じ服を着られるのがうれしくて空ちゃんとして頑張ろうと気が引き締まりました。

──すでにゲームの体験会は各地で開催されていますが、高尾さんは本作の大会があったら参加してみたいですか?

高尾:えー!? 私みたいなレベルが低い人が参加しても大丈夫であれば参加したいです!

──最後にリリースを楽しみにしているファンにひとことお願いします。

高尾:リリースを待ってくださっているユーザーさんはたくさんいらっしゃると思いますが、もうすぐリリースなので楽しみに待っていて欲しいです。

 私自身も空ちゃんと一緒に世界観やゲームのことを勉強しつつ、楽しみながら一生懸命演じていきたいなと思っています。空ちゃんだけでなく、ほかのキャラクターのことも愛していただければうれしいです!

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 『アンジュ・リリンク』は、KADOKAWAのメディアミックスプロジェクト『アンジュ』の最新作。

 学園恋愛アドベンチャーとリアルタイムカードバトルのふたつの要素を軸に、さまざまな異能を持ったヒロイン“プログレス”たちとの物語が紡がれていきます。

 舞台となる青蘭島は、5つの異なる世界からやって来た少女たちが集う学園都市。

 夜と魔法の世界や神話の世界、アンドロイドの世界など、さまざまな世界からやってきた少女たちそれぞれにマルチエンディングが用意されています。

■キャラクターデザイン(50音順表記/敬称略)
abec / 有河サトル / 狗神煌 / 兎塚エイジ / カントク / くらは / 狐印 / サワノアキラ / 斜文 / W18 / ちょこ庵 / つなこ /トモセシュンサク / 戸流ケイ /なかじまゆか / ぶっちゃけ / bob / ぽよよんろっく / マシマサキ / 結城リカ / 吉岡榊 / 涼香 / るろお

■声優陣(50音順表記/敬称略)
相坂優歌 / 生田善子 / 石原舞 / 市ノ瀬加那 / 伊藤静 / 植田佳奈 / 上田麗奈 / 内田彩 / 小見川千明 / 小清水亜美 / 佐倉綾音 / 沢城みゆき / 高尾奏音 / 立花理香 / 高橋李依 / 田村ゆかり / 茅原実里 / 中上育美 / 中原麻衣 / 新田恵海 / 花澤香菜 / 原由実 / 渕上舞 / 藤井ゆきよ / ブリドカットセーラ恵美 / 本渡楓 / MAO / MAKO / 山田麻莉奈 / 山本希望 / 悠木碧 / 米澤円

他、多数出演


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