アニメ『Fate/strange Fake』感想。早くもギルガメッシュVSエルキドゥ!? 『FGO』ファンにも刺さるシーンが満載で期待感がすごい

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 7月2日に放送されたアニメ『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』の感想記事をお届けします。

テレビアニメシリーズ化も決定した新たな『Fate』作品

 今回レビューするのは、7月2日に特別番組として放送された『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』。

 すでにテレビアニメシリーズ化も発表されており、今回はその序章的な位置づけの話となります。テレビアニメシリーズ化は予想していましたが、番組終了後にサプライズ発表されるものと思っていたので、ビックリしましたね。逆にサプライズ!(笑)

 なお、筆者の『Fate』歴はといえば、『Fate/stay night』本編はもちろん、『プリズマイリヤ』や『ロード・エルメロイII世の事件簿』など、一通りの外伝作品は押さえています。『Fate/Grand Order』も、最新章までガッツリ履修。

 ただし『Fate/strange Fake』だけはピンポイントで未履修。恥ずかしながら、どこかでまとめて読もうと思っていたままでした。なので、今回のアニメはまっさらな状態で楽しもうと思います。先の展開なども予想していきますが、原作未履修の視点からということでどうかひとつ。原作既読者の方は生暖かい目で読んでいただければ!

『Fate』の召喚シーンは何回見てもいいものだ…

 のっけから召喚シーン! やっぱり召喚シーンは、何回見てもテンション上がりますね。『Fate』始まったなという気がしてきます。聖杯戦争チュートリアルもあって親切ですね。

 でも、こういうオッサンがハイテンション気味に召喚すると酷い目に合うんだよな……と思っていたら、召喚したのがギルガメッシュ。もうこの時点で「ああ……」って思いました(笑)。

 案の定、次の瞬間吹き飛ぶオッサンの右腕。どうやら正式なマスターでもないようですね。正式なマスターが少女とあって、なんとなくギルガメッシュは少女には優しいイメージがあるので少し安心。とはいえ無垢な子どもではないので、どう転ぶかは不明ですが……。

事件簿ファンにはたまらないエルメロイII世&フラットの登場!

 その後、舞台は時計塔へ。直前がギルガメッシュの召喚シーンだったのもあって、ほぼ『ロード・エルメロイII世の事件簿』のような雰囲気がありがたいです。ロード・エルメロイII世(ウェイバー)の変顔は安心感がありますね。グレイもチラ見していましたが、本格的な登場は流石になさそうです。

 フラットの聖杯戦争への純粋な動機に対する、エルメロイII世の言葉が重い……! まだイスカンダルのマントの切れ端持っているあたり、やっぱり過去の聖杯戦争が今のエルメロイII世を作ったんでしょうね。

 そしてエルメロイII世の当てた懸賞の景品を触媒と勘違いして聖杯戦争へと赴くフラット。こんな理由で参加するのは初めて見た……! 「英雄と友達になりたい」「世界征服」というその参加目的は、純粋なのかそうでないのか微妙なところですね(笑)。

 もはやフラット本人がバーサーカーなのでは? と思っていたら、サーヴァントもバーサーカーでした。このコンビ、この聖杯戦争のワイルドカードとなりそうです。

何やら暗幕する黒幕…黒幕感のある人多くない?

 そして聖杯戦争チュートリアル役だったはずの二人のうちの一人が正体を現し、まさかの黒幕っぽい展開。展開が早いです。このアルデウス、葉巻吸っているあたり、意外と年齢が高い?

 銃殺ですよ銃殺! 魔術師相手とはいえ、やっぱり物理攻撃は強い。経験豊かそうな魔術師のランガルさんがハチの巣になりました。と思ったら生きていた! ランガルさん、人形使いっぽいので何かと活躍しそうですね。後ほど出てきたカカシ人形も可愛い。

 しかしこのアルデウスといい警察署長の知り合いの少女といい、黒幕っぽいキャラクターが多いですね。とにかく背景が濃いキャラが多いので、関係性をしっかり覚えておく必要がありそうです。

初回からギルガメッシュとエルキドゥの戦闘シーン! 二人の仲良しっぷりにホッコリ

 ギルガメッシュに続き、エルキドゥも登場。『FGO』プレイヤーからするとお馴染みの二人です。

 二人の登場シーンのあと、再開シーンも楽しみだな……と思っていたらすぐに会った! ダブル“エヌマエリシュ”のシーンは胸熱でした。この二人の詠唱シーンは『FGO』でも何回も聞くので馴染み深い。

 一発目に宝具の撃ち合い、仲良しな昔話からの戦闘再開というあたり、これだけ激しい戦闘シーンでも二人にとってはじゃれ合いみたいなものなんでしょうね。戦闘シーンの迫力が凄まじくて、まるで最終決戦です。しかしギルガメッシュ……悪い顔しよる(笑)。

 本格的な二人の戦いはまだまだということで、テレビシリーズで描かれるのが楽しみですね。

本作に登場するサーヴァントを振り返り!

 テレビシリーズの放送に備えて、今日の放送で確認できた各サーヴァントの情報を復習がてら振り返っていきます。一部はまだクラスが名言されていませんが、多分もうサーヴァントは出そろっているはず!?

セイバー

 出てこないかと思いきや、最後の最後で出てきたセイバー! 作中に出てないのにエンディングのテロップに名前があって、なんで? って思いました(笑)。

 見た目はザ・主人公って感じのキャラですね。テレビシリーズのビジュアルで目立っていたあたり、このコンビが主人公的な存在なのでしょうか?

 まだキャラクターPVがないのも、特別感があります。

アーチャー

 シリーズではお馴染みのギルガメッシュ。マスターがしっかりしているので、本作ではギャグなしの空気。マスターの少女が礼儀正しいので、即無礼討ちというのはなさそうでそこは安心ですね。

 一番の違いは親友のエルキドゥが参戦していること。のっけからエアを出しているあたり、慢心はなさそう? 全力のギルガメッシュを見られる機会が多そうで、ワクワクします!

ランサー

 『FGO』では馴染み深いエルキドゥ。神霊級のサーヴァントという、別格扱いでの参戦です。

 犬(キメラ)がマスターだったのが意外ですね。飼い主の魔術師に殺されかけても殺意を抱かないのが健気……。どうか酷い目には合わないでほしいです。頑張れエルキドゥ!

ライダー

 何やらウネウネした影のような姿のサーヴァントも登場。作中では明言されていませんが、消去法でライダーだと思われます。そもそもPVもありますし(笑)。

 マスターは椿と呼ばれた少女。とてもマスターができる年齢とは思えませんが……家庭に何やら事情がありそうで、なかなか不穏な雰囲気ですね。

キャスター

 何やら陽気な雰囲気のキャスター。真名は不明ですが、「英雄を生み出す」というワードから想像すると、作家とかアーティスト系サーヴァントでしょうか? 台本がどうこうと言っていたので、舞台か映画関係の英雄である可能性も? 召喚作業というのも、宝具に関係ありそうです。

 そしてマスターが警察署長!? 団体で動くようなので、なかなか強そうな陣営ですね。意味深な発言をすうる少女も気になるところ。老害と呼ばれていたあたり、けっこうな年齢?

アサシン

 覆面でも分かる、美人なアサシン。速攻でマスター殺しを狙うあたり、気合が入っています。やはりアサシンはこうでなくては! 宝具“ザバーニーヤ”を使っていたので、まず間違いなくハサン関係の人でしょうね。

 しかしこのアサシン、マスターのインパクトがすごい。なんか黒電話のダイヤルみたいなのをいじったら、年齢も変わりました。発言から間違いなく変態なので、アサシンさんの苦労が予想できますね。

バーサーカー

 “ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれたサーヴァント。まさかの真名でしたが、おそらく違うのでしょうね。何か伝承が関係しているフィクション系のサーヴァントでしょうか。

 しかしこのバーサーカー、ギャグ適正が高い! フラットと相性が良すぎます。なぜかバーサーカーがツッコミ役なの斬新です。まあフラットもバーサーカーみたいなものですし?

カレスコの人!? カレスコの人だ!

 そしてエンディングテーマが流れたあとのラストシーン。この椅子に座っているイケてるおじさん……『FGO』の概念礼装“カレイド・スコープ”の人ですよね? いつもお世話になっております。設定上とんでもない人だということだけは知っているので、今後の登場も楽しみ。

 しかし今回の聖杯戦争、「ルーラーがいない」「聖女」という単語が出てきているあたり、『Fate/Apocrypha』と同世界の話なのでしょうか? そのあたりも今後明らかになっていきそうですね。テレビシリーズの放送が今から待ち遠しい!


©成田良悟・TYPE-MOON/KADOKAWA/FSFPC

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