舞台『Identity V STAGE』Episode1 サバイバー編、極限の追いかけっこを劇場で再現したゲネプロをレポート
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逃亡者“サバイバー”と、彼らを狩るものである追跡者“ハンター”の緊張感に溢れる勝負を楽しめる大人気非対称対戦ゲーム『Identity V 第五人格』。
原作ゲームのキャラクターや世界観をベースに、舞台ならではの設定を加えた舞台「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が、11月29日よりサンシャイン劇場(東京)にて好評上演中です。
本公演は「サバイバー編」と「ハンター編」の2つのエピソードが交互に上演され、それぞれの視点から物語をいることが可能!
ここでは11月29日におこなわれた、「サバイバー編」のゲネプロ公演の模様をお届けしていきます。
1列目左から2番目より/
心眼(ヘレナ・アダムス):河上英里子・機械技師(トレイシー・レズニック):坪井未来・空軍(マーサ・べハムフィール):山田美貴・庭師(エマ・ウッズ):藤白レイミ・医師(エミリー・ダイアー):鈴木麻祐理・納棺師(イソップ・カール):平井雄基・写真家(ジョゼフ):五十嵐啓輔・泣き虫(ロビー):渡部大稀・芸者(美智子):大滝樹・魔トカゲ(ルキノ):モウジーン兼史
2列目左から2番目より/
探鉱者(ノートン・キャンベル):須賀京介・占い師(イライ・クラーク):千葉瑞己・カウボーイ(カヴィン・アユソ):田中晃平・傭兵(ナワーブ・サベダー):才川コージ・泥棒(クリーチャー・ピアソン):石川竜太郎・弁護士(フレディ・ライリー):田中稔彦・幸運児:橘 りょう・白無常(謝必安):國島直希・黒無常(范無咎):縣豪紀・リッパー(ジャック):成松慶彦・黄衣の王 (ハスター):ひのあらた
物語
とある夜。一人の納棺師が、荘園の門をくぐる。
招待状を手掛かりにこの地を訪れたという彼は、
先住者たちから信じられないことを教わるのだった。
その一、この荘園からは二度と出られない。
その二、恐ろしいハンターを相手にした特別な『ゲーム』が毎日開催されている。
その三、『ゲーム』への招待状が届いたら参加は決定。逃げられない。
覚悟も準備もなく巻き込まれることとなった納棺師は、
初めてのゲームで冷徹なハンター、写真家ジョゼフと出会うのだった。
劇場全体がサバイバー&ハンターのいる荘園に!!
物語は納棺師、幸運児、占い師が荘園にやってくるところから始まります。荘園にある館で彼ら3人が出会ったのは、個性豊かな先住のサバイバーたち。彼らは、よくも悪くも個性的な人物ばかりです。またゲームから抜け出してきたような、衣装のクオリティの高さにも圧倒されます。
納棺師たちは先住のサバイバーたちから、荘園での時間が歪んでいることやサバイバーとハンターがおこなう「ゲーム」があることなどを聞かされます。新人3人への説明を通して作品の世界観や、「ゲーム」のルールを確認できるので舞台版から初めて作品に触れる方も安心です。
サバイバーとハンターの「ゲーム」では、会場全体がステージへと変化。サバイバーはステージだけでなく、客席へ逃げてくることも!!
サバイバーがハンターに見つからないよう慎重に逃げながら、勝利の条件でもある暗号の解読をしている姿は見ている方もハラハラすること必死です。
逆に、ハンターから漂う圧倒的な強者のオーラに見惚れてしまう場面も。ハンターVSサバイバーの迫力のある殺陣も素晴らしかったです。
またサバイバー側から見ると恐怖の対象であるハンターですが、彼らの苦悩が見え隠れする場面も用意されています。ただ残酷なだけでなく、その奥をうかがわせる演出にも注目です!
シリアスな展開が多いのですが、キャスト陣が巧みにアドリブを入れたり、客席とコミュニケーションとったり、一息つけるコミカルな場面も随所に用意されていました。その緩急の差も、本公演の大きな魅力になっていると思います。
物語は納棺師を中心に「ゲーム」との向き合い方が丁寧に描かれていて、ラストには涙腺を刺激される場面も。
ハンターサイドの物語が気になったのはもちろん、サバイバー側にもまだまだ魅力的な人物たちが多いだけに、もっともっと荘園でのいろいろな物語が見てみたいと思う最高の舞台でした。
公演概要
■公演名:Identity V STAGE Episode1『What to draw』(サイバー編/ハンター編)
■演出:伊藤秀隆(Planet Kids Entertainment)
■脚本:末原拓馬(劇団おぼんろ)/山田一朗
■脚本原案:山田一朗
■主催:荘園劇場 [ムービック/サンライズプロモーション東京/Planet Kids Entertainment]
■出演:
サバイバー:納棺師/イソップ・カール 平井雄基
ハンター:写真家/ジョゼフ 五十嵐啓輔
《サバイバー》
幸運児 橘 りょう
医師/エミリー・ダイアー 鈴木麻祐理
弁護士/フレディ・ライリー 田中稔彦
泥棒/クリーチャー・ピアソン 石川竜太郎
庭師/エマ・ウッズ 藤白レイミ
傭兵/ナワーブ・サベダー 才川コージ
空軍/マーサ・べハムフィール 山田美貴
機械技師/トレイシー・レズニック 坪井未来
心眼/ヘレナ・アダムス 河上英里子
カウボーイ/カヴィン・アユソ 田中晃平
占い師/イライ・クラーク 千葉瑞己
探鉱者/ノートン・キャンベル 須賀京介
《ハンター》
リッパー/ジャック 成松慶彦
芸者/美智子 大滝 樹
黄衣の王/ハスター ひのあらた
白無常/謝必安 國島直希
黒無常/范無咎 縣 豪紀
泣き虫/ロビー・ホワイト 渡部大稀
魔トカゲ/ルキノ モウジーン兼史
《アンサンブル》
石森文々、菅原奈月、塩見奈映、渡邊百香、辻村晃慶、高橋 歩、千葉悠生、宮地詞音
■公演期間:11月29日~12月8日/全16公演
■場所:サンシャイン劇場(池袋)
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