【PSプラス：プレミアム】クラシックスカタログのおすすめゲーム紹介。『ホグワーツレガシー』も遊べるゲームトライアルもレビュー

　オンラインプレイやゲームのフリープレイなど、さまざまな特典が得られるPlayStation向け定額サービス“PlayStation Plus（PS Plus）”。数百タイトルのゲームが遊び放題になるプランの追加など、大幅なリニューアルから1周年を迎えました。

　今回の記事では、プラン“プレミアム”のおすすめポイントとして、クラシックスカタログで遊びたいオススメゲームをお届けします。さらに、最新ゲームも試せるゲームトライアルもレビュー！　なお、プランごとの基本的な違いについては過去記事も参考にしてください。

クラシックスカタログでおすすめのソフトは？

　PSプラスのプラン“プレミアム”で利用できるクラシックスカタログには、PS/PS2/PS3/PSPの名作が多数ラインナップされています。

　ここでは、その中からとくに遊ぶべきタイトルについて厳選して紹介！

　なお、クラシックスカタログの一部タイトルはストリーミング配信のみに対応しています。

　ストリーミング配信の場合はゲーム開始時に少々待ち時間がかかるのと（時間帯にもよりますが1分前後）、オンライン環境が必要。ゲームプレイ中は、通常のダウンロード版のプレイと同じ感覚で遊べます。ただし、スクリーンショットなど一部機能は利用できません。

　通常のゲームと同じくホーム画面にアイコンが並び、選択するとプレイできます。データをダウンロードするわけではないため空き容量を確保する必要がなく、たくさんのゲームを遊びやすいのが何よりの利点ですね。

ICO

　少年イコを操作し、少女の手を引きながら謎を解いていくアクションアドベンチャー。

　アクションゲームとしては謎解きの比重が多く、実質的にはパズルゲームのようでもありますが、謎解きはそれほど難しくはないので気軽に遊べます。

　最大の魅力はなんといっても“手をつなぐ”という行為の没入感！　少年がか弱い少女を必死に守りながら城からの脱出を目指すというストーリーは、シンプルだからこそ惹かれるシーンが多いです。

　背景も幻想的で、世界観にどっぷりと浸れます。世界観を重視したゲームがプレイしたい人にオススメできる作品です。

サルゲッチュ

　ガチャメカを使って、ステージを逃げ回るピポサルの捕獲を目指すアクションゲーム。

　PS1のゲームでありながら、スティックを使うアクションの操作性は今なお斬新で、プレイしていて夢中になれます！　カスタマイズ要素も豊富で、ボリュームも十分です。

　軽快な音楽や単純明快なストーリーもおもしろく、ゲーム性もシンプルなので老若男女にオススメできる王道アクションゲームですね。クラシックスカタログでは中断セーブや巻き戻し機能などに対応しているので、より遊びやすくなっています。

　ピポサル自体はPSのマスコットキャラクターとして有名なので知っていても、『サルゲッチュ』シリーズに触れたことがない人もいるはず。これを機にぜひ愉快なキャラクターと世界観に触れてみてください！

STEINS;GATE

　タイムリープをテーマにしたサウンドノベル形式のアドベンチャーゲーム。

　主人公の岡部倫太郎（通称オカリン）を始めとする魅力的なキャラクターと、伏線が張り巡らされたストーリーなどで非常に高い評価を得ている名作中の名作です。

　さまざまな機種に移植されていて、アニメも人気を博したのですでにストーリーを知っている人も多いかと思いますが、原作ゲームをプレイしたことがない人はぜひこの機会に！　まったくストーリーを知らないという人が、逆にうらやましくなってくるくらい、もう一度記憶を消して最初からプレイしたゲームですね。

　ちなみに、クラシックスカタログでは外伝作となる『STEINS;GATE 線形高速のフェノグラム』や『STEINS;GATE 0』もプレイ可能です。こちらは本編のプレイが前提となっているストーリーなので、クリア後のプレイをオススメします。

TOKYO JUNGLE

　一匹の動物として、ひたすら生き残りを目指すサバイバルアクションゲーム。

　人間が消えた東京を舞台に、弱肉強食の世界で獲物を捕食しながら世代交代していくという超斬新なゲーム性は唯一無二！　当時も衝撃的でしたが、今プレイしても色あせない魅力にあふれた作品です。

　最初はポメラニアンから始まり、じょじょに食物連鎖の上にいるいわゆる“強い”動物でプレイできるようになるのも、成長を実感できるとともに達成感があって楽しい！

　一見バカゲーのようにも見えますが、無人化した東京にもしっかりとした理由があり、じつはかなりストーリーや世界観はしっかりしています。とくに長期間生き抜いたときのラストは衝撃的な展開が待っているので、ぜひその目で目撃してみてほしいです。

WILD ARMS

　荒野の冒険をテーマにしたRPG。

　西部劇とSFがミックスした世界観と、魅力的な登場人物たちでシリーズ1作目から高い人気を集めました。ちなみに、クラシックスカタログではシリーズ2作目である『WILD ARMS 2nd IGNITION』もプレイ可能。

　ゲームシステムはオーソドックスなコマンド式RPGですが、主人公ロディのみが使える古代の銃器“ARM”などの特徴的な要素も。オムニバス形式で描かれ、後に合流することになる主要人物たちのストーリーも魅力的でした。

　とにかく印象的なのが、口笛を基調としたBGM！　西部劇っぽくて超カッコいいです。発売当時は、筆者も真似て口笛を吹いていた覚えがあります（笑）。中断セーブにも対応しているので、当時よりも遊びやすくなっているのもうれしいポイントですね。

ゲームトライアルを試遊！　タイトルによっては数時間遊ぶことができる

　プラン“プレミアム”のもう1つの目玉サービスとして、ゲームトライアルを利用できます。こちらは、ラインナップされたPS5/PS4のゲームを時間限定で遊ぶことができるもの。

　大作ゲームをお試しで遊ぶことが可能で、気に入ったらそのまま購入すれば普通に遊び続けられます。ちょうど、引継ぎ可能な序盤体験版のような感覚ですね。

　なお、試遊できる時間はタイトルによって異なります。およそ1～2時間ていど遊べるタイトルが多かったです。

　『ホグワーツレガシー』、『ペルソナ5 ロイヤル』、『サイバーパンク2077』など、大作ゲームが気軽に遊べるのが目玉ですね。ちなみに『英雄伝説 黎の軌跡』シリーズも遊べるので、各プランのサービスと合わせればほぼすべての『軌跡』シリーズを触れます。

　自分は上記のタイトルはすべて遊んだことがあったので、今回は『The Last of Us Part I』をプレイ！　リメイク作品ということで、オリジナル版をガッツリプレイしていたこともあって、気になっていたもののまだプレイしてなかったんですよね。

　ダウンロードしてからは、製品版とプレイ感覚は同じ。リアルタイムにプレイ時間が経過しますが、レストモードにしての中断は可能なので、ぶっ続けでプレイする必要はありません。

　『The Last of Us Part I』の試遊可能時間は2時間。シリーズをプレイしたことがあるためスムーズにプレイできたのもありますが、かなりの範囲まで進めることができました。

　もしシリーズを未プレイでアクションゲームが苦手でも、少なくとも実写ドラマ版の1話ていどのストーリーまではプレイできるかと思います。おそらくゲームごとにプレイ可能時間に差があるのも、それぞれの魅力を味わえるように調整してあるのかもしれません。

　リメイクで大幅に向上したグラフィックや敵が賢くなった戦闘など、リメイク版の利点はしっかり味わえたので、体験版としては十分！

　自分の場合、敵の集団から逃げて建造物に入る、ちょうどいいタイミングでゲームが中断となりました（笑）。

　ちなみに、中断後もゲームを購入すればそのまま続きからプレイできるので安心です。

　ゲームトライアルといっても、中途半端な部分まででは遊べても仕方ないしな……と正直思っていましたが、実際にゲーム冒頭から数時間ガッツリプレイできるのは、お試しとしてはかなりいい感じ！

　大作ゲームが自分に合うかどうか、実際に触って確かめることができるのは、ゲーマーとしてはうれしいところ。体験版がないゲームではとくに有用です。

　ライトユーザーだけでなく、ヘビーユーザーも購入するゲームの幅を広げることができるのでオススメできるサービスですね。