『アニポケ』今だからこそ語りたい。1話から見返した『赤・緑』世代の筆者が選ぶ、サトシのベストバトル3選
- 文
- キジカク
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- 最終更新
2023年3月24日の放送にて、サトシの物語が一区切りついたアニメ『ポケットモンスター』。長く親しんでいたサトシから主人公が変わることに、衝撃を受けたファンは少なくないはずです。「いつか」来るのだとは思っていましたが……。
かく言う筆者も、小学生のころは『アニポケ』を観ていたポケモンキッズ。金銀編でアニメ視聴は止まっていたのですが、サトシから違うトレーナーへバトンが渡されると知り、アニメを急いで1話から見直し……早いもので、それからおおよそ1年が経ちました。
今回はそんな筆者が「もう1年かぁ」と思いつつ、ベストバトル3選を選出してみることに。特に熱いサトシの公式戦を、当時の思い出と共に振り返っていきたいと思います!
何度見てもアツすぎる。サトシのベストバトル
ヤナギ戦“ピカチュウVSイノムー”
最初にご紹介するのは、金銀編の第125話『チョウジジム!こおりのバトル!!』でのバトル。ジムリーダー・ヤナギが繰り出すイノムーとピカチュウの対決です。
じめんタイプのイノムーは、でんき技が主軸のピカチュウにとっては天敵。持ち前のタフさと氷のフィールドも相まって、ピカチュウは不利な戦いを強いられます。しかし、サトシはピカチュウに必殺技の“かみなり”を何度も指示。そして、技“ふぶき”とピカチュウの“かみなり”が激突しました。
筆者が気に入っているのは、ピカチュウが電撃を何度もイノムーに打ち込むところ。技を打ち込んだ回数は“10まんボルト”が3回、なんと“かみなり”は4回も使用しています。ポケモンの歴史が長いとは言え、おそらくここまでピカチュウの電撃に耐えたポケモンはいないのではないのでしょうか。じめんタイプでなければ相当きついはず。
また、ヤナギがウリムーのことを想いテクニカルKO(降参)を判断するシーンも印象的です。勝ちばかりにこだわるのではなく「時には敗北を選ぶ」という勇気も必要なのだと教えられた気がします。
ニャヒートの勝利への執念がアツい!
次に紹介するのはサン&ムーン編・141話から始まった、ククイ博士のエース・ガオガエンとサトシのニャヒートとのバトルです。
ガオガエンと言えば、ニャヒートが進化した姿。攻撃力・防御力ともにニャヒートを上回っており、立ちはだかる姿はまさに“壁”…。ニャヒートが全力で攻撃しても大きなダメージを与えられない強敵でした。
筆者が感銘を受けたのは、ガオガエンの必殺技“ブラストバーン”を吸収したニャヒートが力を抑えられず、一時撤退を余儀なくされるシーン。“絶対にガオガエンに勝つ”と決意しているニャヒートが、力及ばずに撤退してしまう時の悔しそうな表情は忘れられません。
そしてバトル終盤に再び相まみえ、お互いのZ技“ダイナミックフルフレイム”をぶつけ合う2匹。その末に、ニャヒートはガオガエンを倒すことに成功します。
その後、勝利の雄叫びとともにニャヒートはガオガエンに進化。しかし、とっくに限界を超えていたサトシのガオガエンは、立ち尽くしたまま気絶してしまうのでした。まさに自らの壁を乗り越えたものの姿が見られる、アツすぎる戦いと言えるでしょう。
「可愛い! 最高じゃないですか!」だけで泣ける
サトシ最後の公式戦となる、ダンデとの一戦も外すことはできません。
ポケモンワールドチャンピオンシップスの決勝戦が描かれた第132話では、ダンデのリザードンとサトシのピカチュウが、優勝をかけたラストバトルに臨みます。
激しい攻防が続くなか、一瞬のスキを突かれて“だいもんじ”のクリーンヒットを受けるピカチュウ。あまりの威力に意識を失ってしまいます。しかし、今まで出会った仲間たちの応援によってピカチュウは復活します。ド王道ですがアツすぎる展開です。
今までの冒険の集大成として最後の“10まんボルト”を放ち、リザードンを打ち破る姿は涙なしにはみられませんでした。
特に印象に残ったのは、ピカチュウが意識を失うなかで思い出していた「可愛い! 最高じゃないですか!」「ピカチュウ。よろしくな!」というセリフ。そう、初めてサトシとピカチュウが出会った時のものです。
そもそもピカチュウは最初のころ、サトシをトレーナーと認めていませんでした。出会った当初のお互いの第一印象は最悪で、それでも、初めて会った時のサトシの言葉を覚えていたピカチュウ。サトシを勝たせたいという気持ちから復活したのだと思うと、鼻水が出るくらい泣いてしまいました…。最高の相棒です。
と、いうことで3つに(どうにか)絞ってお届けしましたが、まだまだ語り足りないレベルで良いバトルが多いアニメでした。リコとロイの冒険を見守りつつ、またサトシの旅を見返したくなりますね。
現在、サトシの冒険を描いたアニメ『ポケットモンスター』シリーズはAmazon Prime Videoなどの動画配信サイトで視聴が可能です。一気見までは難しくても、名シーンが楽しめるバトル回だけでも視聴してみてはいかがでしょうか?
(C) Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C) Pokémon
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