アニメ『ゾン100』2話感想。やっぱりゾンビが走るかチェックするよね! ヒロインの行動がわかりすぎる
- 文
- 電撃オンライン
- 公開日時
TVアニメ『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』第2話“バケットリスト オブ ザ デッド”の感想をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』第2話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。
町中ゾンビだらけ! いま必要なのはビール!?
ゾンビの発生によって手に入れた休暇(?)を満喫する輝(アキラ)。やはり置かれている状況のヤバさに対して超前向きです。第2話の中心となるイベントのコンビニへの買い出しも、家で仕事のない1日を謳歌するために必要なビールが切れてしまったことが理由でした。
ポジティブや前向きという言葉だけでは言い表せない、ちょっとした狂気も感じる行動ですが、これまでアキラが置かれていた状況を考えると不思議と気持ちは理解できちゃいますよね。
実際自分がこの状況に置かれたときに、ビールのために自転車でコンビニ行くぞ! となるかは置いといて……。
また、コンビニへ向かう道中では隣の建物に住む夫婦との出会いも。
夫婦はアキラとは異なり、しっかりゾンビを恐れ焦燥感に駆られています。まさにゾンビモノの登場人物といった感じ。
とはいえ、コンビニに行くから欲しいものはないか。というアキラからの質問に対して、トイレットペーパーをダブル指定で頼むあたり意外と余裕がある気もします。
新たに出会った生存者は生き残りガチ勢
到着したコンビニには先客の姿が。スポーティな格好をした美女“三日月閑(ミカヅキ シズカ)”が物資の補給に訪れていました。
彼女はゾンビ・アポカリプスの中でいかに確実に生き残るかを論理的に考えて動いているようで、場当たり的に動くアキラとはどうも相性が悪そうな雰囲気です。
普通に考えればシズカのほうが真っ当な感じがしますが、彼女は彼女で生き残りに全力な姿勢がちょっと行き過ぎている感があったりと、一筋縄ではいかない癖のある性格。
アキラの“ゾンビになるまでにしたい100のこと”とは対照的な、“ゾンビにならないためにすべき100のこと”というリストを作っていたりと、向いている方向は大きく異なりますが、目的に向けて全力で進む姿勢は似た者同士ともいえるのかも……?
今後2人がどのような関係性を築いていくのかにも注目ですね。
今回もゾンビ好きにはたまらない要素が盛りだくさん
第1話に引き続き、第2話にもゾンビモノ作品のあるある的なエッセンスが散りばめられており、B級、C級ホラー好き(特にホラーコメディが大好物)の筆者は興奮しっぱなしでした。
ちょっと仲良くなった“早々に退場しそうな人”がしっかりとその通りに退場したり、運転手がゾンビ化した暴走トラックが突っ込んできたり、ゾンビの対処が的確な理論派のサバイバルガチ勢が出てきたり……。
超ポジティブなゾンビ・アポカリプスという本作ならではのオリジナリティは担保しつつ、出てくるとうれしい“お約束”はしっかり見せてくれるツボを押さえた内容になっているので、今後どんなイベントが起こるのかワクワクしっぱなしです。
また、舞台は日本で、主人公はブラック企業に勤めていたサラリーマンという、現代日本に住む社会人にとってものすごく等身大な物語になっているので、自分ならどうするかな? という妄想も超はかどります。
特にシズカは、ゾンビ・アポカリプス生存方法ガチ考察勢と考えてみれば我々と同類ですから、彼女の行動はめちゃくちゃ刺さるし、わかりますよね。
ゾンビが歩くタイプか走るタイプかを確認するシーンなんかは「それは絶対やるわー」って首を縦にぶんぶん振りながら見てました。
ここからゾンビとの接触も増えそうな雰囲気がありますし、ゾンビモノの花形要素である、ありものの武器を駆使した戦いなんかも期待しちゃっていいんでしょうか? どちらにしても、来週が待ち遠しいですね!
ちなみに筆者のイチオシ対ゾンビ武器はクリケットバット。ホラーコメディといえばやっぱりこれです。
©麻生羽呂・高田康太郎・小学館/「ゾン100」製作委員会
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります