2020年新シリーズ始動! 『俺様レジデンス』イベント&武内駿輔さん、斉藤壮馬さんらキャストインタビュー

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 『俺様レジデンス』はひょんなことから性悪な三兄弟が住む豪邸・西園寺家の家政婦になったヒロインと、そして西園寺と敵対関係にあたる有栖川家の三兄弟も巻き込み、超俺様な御曹司6人との“キケン度99%、ときめき1%”の物語を描く大人気ドラマCDシリーズです。
 11月16日にアニメイト池袋本店(東京)にて、最新作『俺様レジデンス CRAZY×ALIVE!!』のリリース記念イベントが開催されました。
 イベントには西園寺藤役の武内駿輔さん、西園寺玄役の斉藤壮馬さん、有栖川一悦役の木村良平さん、有栖川三織役の石川界人さんが登壇。
 ここでは大盛り上がりだったイベントの模様と、キャストインタビューをお届けします。

■イベント概要
「俺様レジデンス CRAZY×ALIVE!! 連動購入特典イベント」
開催日:2019年11月16日
会場:アニメイト池袋本店 9Fイベントホール
出演者:武内駿輔、斉藤壮馬、木村良平、石川界人

『俺様レジデンス』シリーズをキャストと一緒に振り返り

 イベントは、斉藤さんの司会で進行。
 最初のコーナー「俺様レジデンス~高貴なる密談~」では、シリーズの歴史を振り返っていきます。
 『俺様レジデンス』シリーズは2017年9月にスタートし、まずは西園寺家の三兄弟、武内さん演じる長男の藤(ふじ)、八代拓さん演じる次男の藍(らん)、斉藤さん演じる玄(げん)と、ヒロインの“家政婦ちゃん”の物語が展開しました。かなり個性的な西園寺家のメンバーに斉藤さんは「収録していて、かなりエッジの効いた作品がきた」と思ったそうです。

 その翌年2018年には木村さん演じる長男の一悦(いちや)、前野智昭さん演じる次男の二巴(ふたば)、石川さん演じる三男の三織(みおり)という有栖川家三兄弟が登場し、『俺様レジデンス 有栖川VS西園寺』シリーズが始まります。
 木村さんは、前野さんが演じるキャラクターの兄という役を演じることはなかなかないと語っていました。また石川さんは女性向け作品では一悦のような役柄を演じることが多く、三織のようなキャラはあまりなかったので収録時にプロデューサーに間違いじゃないかと確認したそうです。

 2019年発売の『俺様レジデンス CRAZY×ALIVE!!』では、西園寺&有栖川の三兄弟が全員集結! コメディが楽しめる「Side:CRAZY」と、シリアスな物語が展開する「Side:ALIVE」という2パターンがリリースされました。
 「Side:CRAZY」は、6人が廃墟に閉じこめられて一夜を過ごす密室コメディです。作中に藤と三織が大変なことになるシーンがあるのですが、その収録について武内さんは「先に石川さんが収録しているものに応える、それ以上に返せる演技をしなきゃいけないので声が飛んでもいい」と思いながら挑んだとのこと。石川さんもどこまでやるか、相談しながら演じたそうなのです。
 「Side:ALIVE」では豊永利行さん演じる冬也、田丸篤志さん演じる楓、天﨑滉平さん演じる千晴という神楽木三兄弟が登場し、企業買収をテーマにした長編ストーリーが描かれました。
 木村さんは「もともとヒロインを対象としたときめける作品からスタートしているのに、いない状態でもおもしろい物語が描けるのがすごい」と作品の奥深さを語ります。
 『俺様レジデンス CRAZY×ALIVE!!』は全員登場するからこそ見られる6人の関係性であったり、コメディとシリアスのギャップであったり、彼らの魅力を確認できる作品になっているんだなとキャスト陣のお話を聞いて再認識しました。

キャラクターの初出設定が明かされたクイズコーナー

 次のコーナー「サマレジマスターは一体だれだ!!」では、武内さん、木村さん、石川さんがキャラクターに関するクイズに挑戦することに!
 問題はすべてイベントが初出しとなるキャラクター設定ばかりで、ファンのみなさんも興味深々です。
 第1問目は「藤にはナルシストならではの毎朝の週間があります。一体なんでしょうか?」に、武内さんは「洗顔10秒、鏡1分」、木村さんは「30分ポージング」と、ナルシストらしく鏡に見惚れるような内容の回答をします。石川さんは「自作DTMを大量にかける」と答え、武内さんに「それは僕じゃないですかね」とツッコミを入れられていました。
 正解は「全裸で鏡の前に立つ」。藤役の武内さんはもっと正確に答えてほしいという斉藤さんの采配で、木村さんだけが正解に!

 ほかの問題では一悦が苦手なものが「父親」、玄は女の子を
振るときに「俺より可愛くなって出直してきな」と言っている、三織は「君はたったひとりの選ばれし人間なんだ!」と言って家政婦ちゃんにコスプレしてもらおうとしているなど、貴重な情報がたくさん明かされました。

西園寺家&有栖川家の仁義なき兄弟喧嘩!

 続いては、朗読劇「兄弟喧嘩」です。
 一悦と三織がいる有栖川家に、玄がかくまってほしいと助けを求めてきます。玄は大学で悪い成績を取ってしまい藤に勉強を教わることになったものの、あまりのスパルタぶりに逃げてきたといいます。
 追いかけてきた藤と玄は口論になり、売り言葉に買い言葉で玄は「一悦が兄の方がよかった」と言ってしまうのでした。さらに西園寺家にも兄弟喧嘩が飛び火して、本当に玄は一悦の弟として有栖川家の家訓を覚えることに!
 藤は玄の代わりに三織を連れ帰ろうとしますが、有栖川家でゲームをしていたい現代っ子の三織は拒否。強引に連れていこうとする藤に三織は、(藤の)とっておきの画像を拡散すると脅して諦めさせます。
 一方の玄は、藤とは違う意味でスパルタな一悦についていけず、藤と一緒に西園寺家に帰りたいと泣きつくのでした。
 有栖川家も三織が一悦に対して兄として慕っている気持ちを(棒読みで)明かして、両家の兄弟喧嘩は丸く収まりました。しかし、三織が持つ藤の画像のせいでさらなる問題が起こって……。
 それぞれのキャラクターや兄弟の関係性がうかがえるコミカルな朗読劇に、ファンからは笑い声が絶えませんでした。


 イベントの最後に新作「俺様レジデンス―LOVE or FATE―」が2020年に発売されることが発表され、客席から大歓声が!! 最強の刺客として、ヒロインの義理の兄・霧下真尋(声優:森久保祥太郎)が参戦します。
 彼が西園寺&有栖川家の三兄弟と、どんなラブバトルを展開してくれるのか今から聴ける日が待ち遠しいですね。

イベント後キャストインタビュー

 イベント終了後に登壇した4人へのインタビューをおこない、作品への想いをうかがいました。

――まずは、イベントのご感想を教えてください。

斉藤壮馬さん(以下、斉藤):有栖川家が加わって、6人になって作品のパワーがより倍増したと思っています。武内くんとは一緒にイベントをしたこともありましたが、今回木村さんと石川さんが来てくれたことで自分でもより感じ、お客様にも伝えられて楽しいイベントだったなと思います。

武内駿輔さん(以下、武内):生での掛け合いで、自然と意気があった朗読をお届け出来たのがよかったなと思います。みなさんも反応よく笑ったりしてくれていたので、感謝の想いがいっぱいでてくるようなイベントでした。

木村良平さん(以下、木村):楽しかったです。『俺様レジデンス』としてはイベント初出演だったんですが、トークしていても、芝居していても、(空気を)知っている感じがしたといいますか。お客様も作品を見てくださっているからか、スッとイベントに入ってきてくれている感じがしてやりやすかったです。

石川界人さん(以下、石川):MCが斉藤さんだったので、何をやっても大丈夫だろうという安心感のもと楽しませてもらいましたし、お客様も楽しんでくれていたと思います。
 僕の前に座っていた方が玄推しで、ずっと斉藤さんの方を見ていたのも印象に残っています(笑)。

斉藤:どのコメントを使わせようとしてんの(笑)。

――本シリーズや演じているキャラクターの魅力を教えてください。

斉藤:玄は三男で、小生意気で小悪魔な感じのところです。シリーズの最初のころは兄に守られていて子どもっぽいワガママな部分が目立っていたんですが、作品とともに内面的に成長して周りのことを考えられるようになってきたというのがかわいいところかなと思います。
 作品的にも個性的なキャラクターたちが、コメディもシリアスも何でもできるという懐の深い作品だと思います。

武内:藤は何でもできる完璧超人なんですが、不器用なところもあるんですよね。人との接し方でも「俺は藤だ」という面が出てしまったり、弟たちにも突っかかりつつも気にしていたり、いい意味で不器用なところが愛おしくなる人です。

木村:もともと女性をときめかせる作品ですが、男同士の掛け合いをやってもおもしろいという高いポテンシャルを持っている作品だと思います。
 キャラクターがとても強くて、立体感があります。一悦でいえば馬鹿で俺様ですが、男らしくストレートに確信をつける人間です。さらに兄弟の関係性で、よりキャラクターを膨らませていけるのがおもしろいところですよね。

石川:この作品はキャラクターの発言の理由が見つけやすいというのが、僕は魅力だと思っています。なぜこういっているのか、こういうニュアンスになるのかという核がしっかりしています。制作側がちゃんとキャラクターを作りこんでいるからこそ、それぞれの人物が生きているし、僕らも演じやすく、聴いているみなさんにもそれを感じていただけていると思います。
 三織は無気力なオタクで、ゲームが大好きで大学も休学してしまっています。そのためのお金は株で稼ぐ、自給自足が上手いキャラなんですけども。三男なんですけど兄弟のなかでは頭脳派で、大人びているところがあるので西園寺家の三男とは対照的なキャラクターだと思います。

――もしも西園寺家、有栖川家、どちらかの一員に加わるなら、どちらがいいですか?

木村:有栖川ですね。有栖川のほうが、役者をやらせてくれそうな気がします。

斉藤:たしかに、西園寺はもっとちゃんと稼げる仕事をしろと言われそうですね(笑)。

石川:でも、西園寺かな。物事の運び方が効率的で、ストレスがなさそうです。

木村:藤と一緒に、鏡を見るといいよ(笑)。

斉藤:僕も西園寺かもしれません。一流の作法とか、社交界のことを教えてくれそう。

木村:うちには、二巴がいるよ。

斉藤:二巴はいいけど、上が西園寺パパに食事中に話しかけちゃう人だから(笑)。

武内:西園寺ですかね。一悦という気取りすぎてないお兄ちゃんがいるのは、いいお金持ちになれそうな気がします。西園寺は自分自身がしっかしりしていないいけないので、大変そうです。

――本シリーズは兄弟の関係性も魅力的な作品。兄が欲しかったなど、理想の兄弟像はありますか?

木村:理想とは少し違うんですが、新シリーズに参戦する森久保さんはすごく好きな兄貴です。仕事でも飲んでいるときも気持ちのいい方で、兄貴の参戦、うれしいです。

斉藤:僕は妹が2人いる長男なので、兄か姉がほしかったですね。子どものころお兄ちゃんがいる友だちは情報が早くて、僕は長男なので自分で開拓していく感がありました。それも楽しかったですが、やっぱり羨ましい部分もあって。お兄ちゃん、お姉ちゃんの友達とも仲いいぜとか、言ってみたかったです。

武内:自分を鼓舞してくれるような優秀な弟とかほしかったですね。相手は優秀なんだけど、年齢は自分の方が上というときに、どういう風に物事の手ほどきをすればいいのか経験したかったです。

石川:僕は真ん中で、上の気持ちも、下の気持ちもわかります。大人になってある程度距離感のある今の関係が心地よくて、理想ですね。

――最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。

斉藤:早いもので3年目に突入しました。かなりキャラクターが成長していますが、不自然じゃなく体や心に馴染むいい変化でここまで来れていると思います。さらに有栖川が加わって、ヒロインの義理の兄も登場して。たぶんドラマCDになると思いますが可能な限りみんなでスケジュールを合わせて収録し、本作でしか出せない空気感をお届けできたらと思いますので、これからもよろしくお願いします。

武内:2年かけて彼らのいろいろな一面をお届けできたし、定期的にCDで彼らの様子をみなさんにお届けできていることはいいことだと思います。来年の展開も今までの積み重ねがあるぶん楽しみですし、みなさんも楽しみに思っている部分だと思います。確実にステップを踏んでいる『俺様レジデンス』を応援していただきたいですし、成長していく彼らを見守っていただけたら幸いだと思います。

木村:ポテンシャルを秘めているというお話をしましたが、それを発揮できるのはシリーズを続けられているからこそです。みなさんがたくさん聴いてくださっているおかげです、ありがとうございます。作品が育つとタイトルが多すぎて途中から入るのが難しいと感じるかもしれませんが、本作は公式サイトのキャラクター設定を読めばどこからでも楽しめる作りになっています。初めて知ったという方も、ぜひ気になった作品を1本手に取っていただけたらと思います。逆にハマってしまえばそれだけ聴くものが多いということですから、彼方の楽しみの1つになれば幸いです。よろしくお願いします。

石川:木村さんもおっしゃっていますが、長くなるということは聴くものが多くなる、その通りでございます。我々オタクというのは供給が止まると息の根も止まる、そういう生き物ですよね?

斉藤、武内、木村:(笑)。

石川:僕自身も好きなコンテンツを応援するためにグッズを買ったりするんですが、ここまで続けてこれたのはそういう同士がたくさんいるからだと思います。ありがとうございます。
 アニメ化目指してがんばります(笑)。

 キャスト陣の熱い想いが込められている『俺様レジデンス』。2020年新シリーズに向け、ますます盛り上がる本作から目が離せません!!

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