【ゆっくり茶番劇】無効審決をドワンゴが特許庁より受領。商標登録は「はじめからなかったこと」に
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ドワンゴは“ゆっくり茶番劇”の商標登録について、無効審決を特許庁より受領したことを発表しました。
ゆっくり茶番劇は商標として登録されるべきではなかった
こちらは東方Projectの登場人物(一部妖精など含む)を元にした、“ゆっくり”と呼ばれるキャラクターを用いた動画のタイトルなどにしばしば使用されている“ゆっくり茶番劇”という文字列を無関係の第三者が商標登録したことに端を発するもの。
ドワンゴは、クリエイターが安心して創作を続けられるように商標権者に対する商標権の放棄の交渉や、商標登録に対する無効審判請求などを行っていました。
既に“ゆっくり茶番劇”の商標登録は放棄により抹消されていましたが、抹消されただけでは登録日から抹消日までの間に商標権が発生している状態でした。
今回の無効審決は、そもそも“ゆっくり茶番劇”が商標登録されるべきものではなかったとする判断。この審決が確定すると、“ゆっくり茶番劇”の商標登録に関する問題はすべて解決し、無関係な第三者が自分の利益のために不当に商標登録を行う以前の状態に戻ります。
【「ゆっくり茶番劇」商標についてのお知らせ】
— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) July 24, 2023
2022/2/24に登録された「ゆっくり茶番劇」商標(登録6518338号)について、
そもそも商標として登録されるべきではなかったことを明らかにするために無効審判を請求しておりましたが、7/12付で無効審決が下されたとの通知を特許庁より受領しました。
すでに本件商標登録は放棄による抹消となっておりますが、登録日から抹消日までの間は商標権が発生しておりました。
— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) July 24, 2023
この無効審決は、過去にさかのぼり「はじめからなかったこと」にして、当該商標権を打ち消すものです。
一定期間内に審決取消訴訟が提起されなければ、「ゆっくり茶番劇」の登録を無効とすべきと判断した無効審決が確定します。
— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) July 24, 2023
無効審決の確定をもって、「ゆっくり茶番劇」にまつわる商標権についての問題がすべて解決することになります。
審決が確定しましたら、あらためてお知らせいたします。
当該騒動が発生してからおよそ1年半という長い時間がかかってしまいましたが、法律事務所の方々や特許庁の方々、報道の方々、そしてなにより、温かい応援をくださったニコニコユーザー・インターネット住民のみなさまに、篤くお礼申し上げます。
— ニコニコ公式 (@nico_nico_info) July 24, 2023
※画像は公式Twitterのものです。
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