【独占コメント掲載】『グランツーリスモ』『Ghost of Tsushima』『God of War』…PlayStationのゲームが続々映像化！

　9月に劇場公開となる『グランツーリスモ』のほか、PlayStation内の自社制作タイトルの映画・テレビ番組化を推進するPlayStation Productionsの取り組みを紹介していきます。

　また映画『アンチャーテッド』に続き映画『グランツーリスモ』のプロデューサーを務めるアサド・キジルバッシュ氏からのコメントを本サイト独占で掲載します。

PlayStationの新たな取り組み、ゲーム作品の銀幕への挑戦

　ソニーグループでは、PlayStation内の自社制作タイトルの映画・テレビ番組化を推進するPlayStation Productionsにおいて、新しい取り組みを進めています。

　PlayStation Productionsは、PlayStation作品の映画・テレビ番組化によるファン層の拡大を目的とし、ソニー・インタラクティブエンタテインメントに長年在籍したアサド・キジルバッシュが統括として入り、2019年に設立。ソニー・ピクチャーズとの共同制作第1弾として、2022年にトレジャーハンターが伝説の秘宝や古代都市の謎を紐解いていく人気アクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」をトム・ホランド主演で実写化。

　続けて、全世界200以上のゲームアワード受賞、アメリカでは社会現象を巻き起こした伝説のサバイバルホラー・アクションアドベンチャー作品「The Last of Us」が原作のドラマシリーズ「The Last of Us＜シーズン1＞」を2023年1月に配信、ゲームの続編である「The Last of Us Part II」を元にシーズン2の制作が予定されています。

　また、武装マシンに乗り込み生死をかけたバトルを繰り広げるカーコンバットゲーム「Twisted Metal」が7月27日より海外配信予定(日本配信未定)など、実写化の勢いは増すばかり。

　そのほかにも映画化が決定している作品は、鎌倉時代中期に起きた蒙古(モンゴル)による日本侵攻「元寇」を題材としたオープンワールド時代劇アクションアドベンチャーゲーム「Ghost of Tsushima」をジョン・ウィックシリーズのチャド・スタエルスキ監督を迎えて制作中であるほか、古代ギリシャ神話の題材としたアクションアドベンチャーゲーム「God of War」のTVドラマシリーズ化など全部で10作品ほどのプロジェクトが進行中です。

ゲーム作品実写化の本格始動、映画『グランツーリスモ』に込めた想い

　実写映画化作品第2弾として、世界的大人気リアルドライビングシュミレーターゲーム「グランツーリスモ」を題材とした映画『グランツーリスモ』が9月に公開となります。

　本作は、『第9地区』のニール・ブロムカンプを監督に迎え、ゲームチャンピオンから本物のプロレーサーになったヤン・マーデンボローの感動の実話を描いた作品となっており、映画『アンチャーテッド』に引き続き本作でもプロデューサーとして参加したキジルバッシュは「（ゲームを）映画化するにはこうすればいい、という正しい方法があるわけではありません。映画『アンチャーテッド』、TVシリーズ「THE LAST OF US」、そしてこの『グランツーリスモ』に対しては、それぞれ違った方法でアプローチしました。しかし、どの作品でもまず、このゲームが多くの人々に愛されているのはなぜだろう、と考えるところから始めました。」とコメント。

　続けて「『グランツーリスモ』が愛される理由は、レースカーのペダルを踏むことも、ル・マンのシケイン（※マシンの速度を落とす目的でつくられた鋭い角度のS字型のコーナーのこと）を走ったりすることも、一生のうちに一度も経験することがない大多数の人を、レースカーの運転席に座らせてくれるゲームだからだと思います。あらゆる困難にも関わらず、ヤン・マーデンボローはそれらすべてを実際に経験するチャンスを得た人物で、その彼の物語を伝えるためにニール・ブロムカンプが、私が想像し得る限り最もスリリングでリアルなレーシング映画を作ったんです。」と本作について語っています。

　また、PlayStation Productionsは“ゲームファンを満足させ、新しいファンも生み出すべく新たな作品を製作する予定”と発表しており、今後の作品の続報にも期待が高まるばかりであるが、まずは時速320キロの衝撃と圧倒的なスケールで描く映画『グランツーリスモ』を是非、劇場に足を運んで堪能してください。

＜ストーリー＞

　世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。ゲームに明け暮れる姿に「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」と父親にはあきれられる。そんな時、ヤンにとって一生に一度のチャンスが訪れる。世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせ、選抜するプログラムだ。その名も「GTアカデミー」。

　プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男と、ゲームのトッププレイヤーであっても、通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結。彼らが直面する、想像を絶するトレーニングやアクシデントの数々。不可能な夢へ向かって、それぞれの希望や友情、そして葛藤と挫折が交錯する中で、いよいよ運命のデビュー戦の日を迎える――。

タイトル：『グランツーリスモ』
・原題：『GRAN TURISMO: BASED ON A TRUE STORY』
・日本公開表記：9月15日（金）全国の映画館で公開
・US公開日：8月11日予定
・監督：ニール・ブロムカンプ（『第9地区』『チャッピー』）
・脚本：ジェイソン・ホール（『アメリカン・スナイパー』）、ザック・ベイリン（『クリード 過去の逆襲』）
・出演：デヴィッド・ハーバー（『ブラック・ウィドウ』「ストレンジャー・シングス」シリーズ）、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィ（『ミッドサマー』）、ジャイモン・フンスー（『キャプテン・マーベル』）
・日本語吹替版テーマ曲：T-SQUARE「CLIMAX」
・字幕版／日本語吹替版上映