レビュー:『グランブルーファンタジーヴァーサス ‐ライジング‐』βテスト先行テストプレイ。前作ランクマを12000戦遊んだライターの感想は?【GBVSR】
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サイゲームスより、2023年内に発売予定の対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス ‐ライジング‐(以下、GBVSR)』。今回は7月27日に行われたオンラインβテスト/先行テストプレイレビューをお届けします。
なお、筆者は前作ではランクマッチ12000戦オーバー。今作もとても楽しみにしていたので、先行テストプレイから参加できて嬉しいです!
まず最初に新システムをチェック
前作をプレイしていた人は、本作では新システムの実装に合わせて、前作にあったオーバーヘッドアタックと、各種タクティカルムーブがなくなっていることを覚えておきましょう。いざプレイしてみて「あれ?出ないぞ?」ということがないようにしたいですね。そして、それらに代わり複数の新たなシステムが実装されており、これらを駆使して戦うのが『GBVSR』流の楽しみ方、ということになりそうです。
また、『GBVS』といえば、簡単入力でアビリティを出せるクイック入力も特徴ですが、前作ではアビリティボタンを使って必殺技を出すと、一般的な格闘ゲームでもよく使われる入力と同様のテクニカル入力に比べてアビリティが使えない時間が長くなったり、強力な必殺技である奥義の性能が下がったりといったデメリットがありましたが、本作ではそのデメリットを撤廃。
お手軽入力でガンガンアビリティを撃てるようになったので、初心者でもアビリティを出しやすく、上級者であればとっさに技を出すのに活用することもできそうです。とても遊びやすくなっており、好みの入力方法で気持ちよくプレイできます。
先日公表いたしました、GBVSRにおけるアビリティの「クイック入力とテクニカル入力で性能差が無い」という仕様について、本作クリエイティブディレクター福原より企画意図についてご説明させていただきます。#GBVSR pic.twitter.com/PynOObcykH
— GBVS/Granblue Fantasy Versus (@gbvs_official) July 26, 2023
※先日、クイック入力とテクニカル入力に関して、福原さんからコメントもありました。
強力なガード崩し、レイジングストライク!
テストプレイをする中で、最も印象に残ったのがレイジングストライクとレイジングチェインです。「△+〇(M+H)」ボタンを押すことで、ガード状態の相手をガードクラッシュ状態にできる攻撃(レイジングストライク)を繰り出します。
リーチは短いのですが、攻撃を見てからジャンプで避けるなどの行動はほぼ不可能。さらに、こちらでガードクラッシュ状態にしたときに、同じボタンを押すことでレイジングチェインという追撃を行えます。レイジングチェインヒット後は、さらに通常攻撃や必殺技で追撃が可能です。
それぞれ、奥義ゲージを25%消費するので、ある程度試合が進んだときに狙うことになります。高威力のコンボが入れやすい画面端で狙うと非常に強力です。通常技やトリプルアタックからキャンセルして出せるので、狙えるチャンスが非常に多い攻撃です。
また、空中の相手に当てることで、大きく打ち上げてさらなる追撃を可能にします。
強力なラッシュやレイジングストライクを切り返す!ブレイブカウンター
レイジングストライクと対になると言ってもよいのがブレイブカウンターです。こちら、「R2+△+〇(ガード+M+H)」ボタンで、ガード硬直時かガードクラッシュ状態のときに繰り出せるカウンター攻撃です。奥義ゲージ50%と専用のブレイブリーポイントを1消費して使用できます。
ブレイブリーポイントは、各ラウンドで3つずつ所持しており、ブレイブカウンター使用時の他、レイジングストライクでガードクラッシュ状態になったときにも1つ減少します(ラウンド中に回復はしません)。
つまり、このブレイブリーポイントがなくなってしまうと、レイジングストライクからの追撃を防げなくなってしまいます。仕掛ける側としては、相手の奥義ゲージが50%未満、あるいはブレイブリーポイントがないときは大きなチャンスになるわけです。
そのため、相手の追撃の威力が低そうなとき(画面の中央や相手のアビリティがクールタイムのとき)はあえてブレイブリーカウンターを使わない、という駆け引きも生まれるかもしれませんね。
+アビリティよりもさらに強力なアルティメットアビリティ!
アビリティ発動時に、「×(U)」ボタンを同時押しすることで、奥義ゲージを50%消費してアルティメットアビリティが発動可能です。より強力な飛び道具を放ったり、無敵時間のある技に変化したりと、アビリティごとに大きな変化が加わります。発動時に相手の動きを遅くするスロー効果もあるため、反撃や追撃でも役立つ技です。
また、相手にガード、ヒットさせることで奥義ゲージがある程度戻ってくるので、相手が少なくともガードさせられそうな状況であれば気軽に打てます。ただし、無敵時間のあるアルティメットアビリティはヒットさせてもゲージは戻ってこないので注意!
こちらは通常技キャンセルからは出せないので、どんな場面で連続攻撃が可能か……など、研究し甲斐のあるシステムと言えるでしょう。
通常攻撃にも新システムが追加
近距離で攻撃ボタンのいずれかを連打することで、最大で3段攻撃が可能なトリプルアタック。非常にお手軽で、初心者でもコンボが狙いやすい便利なシステムです。これらの3段目で「△+前」、「〇+前」のいずれかを入力することで、前者は下段、後者は中段の攻撃に派生します。
お互いダメージを与えられずバトルが膠着しているときや、相手の体力が残り少ないときのトドメ、タイムアップ寸前で少しでもダメージが欲しいときなどなど、お手軽に二択がしかけられるのが嬉しいシステムです。また、キャラによっては多段の飛び道具などをガードさせてその間にトリプルアタックから二択を仕掛けて追撃……といった攻め方も可能となっています。
さらに、ダッシュ中に各種攻撃ボタンを押すことで、□(L)でガードされても有利な攻撃、△(M)で下段か中段の攻撃(キャラごとにどちらかが決まっています)、〇でヒット時に追撃ができたり、大きく吹き飛ばしたり、ガードヒット関わらず相手と位置を入れ替えたりと、キャラごとに様々な効果を発揮する攻撃を繰り出します。
四騎士最強の男、ジークフリート参戦!
●動画:『GRANBLUE FANTASY: Versus -RISING-』 #06 「ジークフリート参戦編」
せっかくですので、今回の先行テストプレイで触ることができた新キャラ、ジークフリートについても少し触れられればと思います。
重量感のある大剣が印象的なジークフリート。見た目通り鈍重かつ長い技がメイン……と思いきや、LやMの攻撃はそれほど遅くなく、思ったより使い勝手がよい、というのが最初の感想でした。射程はやや短いものの便利な飛び道具ネラナヴ、押すボタンによっては無敵時間があり、対空や割り込みで優秀なメサジェ、発生はやや遅いものの、非常にリーチの長いフェアドレーゲン、追加入力で様々な技へ派生する攻撃オルカーン、といった技が揃っています。必殺技のモーションは豪快なものが多く、パワフルなプレイを楽しむことができます。
戦い方としては、ネラナヴを撃ってそれをダッシュで追いかけ、動こうとしたり避けようとする相手に、離れた位置から非常にリーチの長い立ちHで攻撃(キャンセルでフェアドレーゲンを仕込んでもOK)といった感じでしょうか。それを相手が警戒して防御している相手に一気に接近、飛んでくる相手には優秀な対空技であるしゃがみHで迎撃。βテストの時点では、こういった戦い方である程度勝つこともできました。
オルカーンの使い分けが少々難しいと感じましたが、そこに慣れれば初心者でも問題なく使えるキャラだと思います。
非常に長い立ちH。これに対抗できるリーチを持つキャラは少ないのではないでしょうか。
相手の飛び道具を貫通しながら移動するHネラナヴ。多段攻撃なので、これを撃って追いかけるだけでなく、起き上がりに重ねて攻めるのも有効です。
立ちHよりもさらに長いフェアドレーゲン。遠くで様子見をしている相手への奇襲にも。
主に割り込み、切り返しで強力なメサジェ。追い込まれたときに。
主にコンボで活躍するオルカーン。画面端で追加入力を入れることで、浮いた相手に空中で追撃が可能です。
既存のキャラも細かくアップデート
筆者は前作でカリオストロをメインキャラとして使用していました。本作では強化された点があったのと、システムの変更によりこれまでと違う技の使い方が必要になった部分があったため、気持ちを新たにプレイできました。手になじんだものが使えなくなってかなり苦労はしましたが(笑)。
ほかに触れていたことのあるキャラもチェックしましたが、相変わらず使いやすいグランとジータは、クイック入力の仕様変更が加わったことで、より初心者も扱いやすいキャラになっていました。両キャラとも主人公ではあるものの、それぞれ性能が異なるため、本作から始める人がいたらまずこの2キャラどちらかで向いているほうを選んで始めるのがオススメです。
今週末、2日に渡りオープンβテストが開催
7月29日・30日には先行テストプレイと同内容でのオープンβテストが実施されるので、興味を持ったプレイヤーは奮って参加して欲しいところ。公式サイトのプレイガイドや動画で紹介されているバトルシステムやキャラクターのコマンド表を参考に新しくなったGBVSRを体験してみましょう!
●動画:『Granblue Fantasy Versus: Rising』 #07 「βテスト バトルシステム紹介【前編】」
●動画:『Granblue Fantasy Versus: Rising』 #08 「βテスト バトルシステム紹介【後編】」
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