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アニメ『呪術廻戦』感想:「好きにしろ」という台詞が好きだけど胃痛。笑い合う親子が見たかった…【2期4話】

ハチ
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 7月6日から放送を開始した、アニメ『呪術廻戦』第2期“懐玉・玉折”の第4話“懐玉-肆-”の感想をお届けします。
 
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、の第4話“懐玉-肆-”に関する記述があります。

夏油対甚爾。呪力がなくても強いのがカッコイイ

 第4話がはじまるといきなりの夏油と甚爾のバトルでしたね。頭に血が上っている(当たり前ですが)夏油に対して甚爾が言った「焦んなよ」というセリフが冷静で非常にいい! 甚爾は呪物を格納した呪霊を飲み込むことで結界を越えてきたようです。呪霊そこ代われぇぇぇ! と思ったのはここだけの話にしておきます。

 甚爾は天与呪縛によって呪力をまったく持っていない代わりにものすごい身体能力を持っているわけですが、夏油の呪霊でも歯が立たない様子。もうどっちが呪霊かわからないですね! 「趣味じゃねえ」と言われてしまった口裂け女さん……そう言うのであれば、どんなのが趣味なのか教えてほしいところ。

 そんな甚爾は夏油に死なない程度の傷を負わせ、戦闘不能にしてしまいましたね。ここでも、夏油の取り込んでいる呪霊がどうなるかわからないからと、殺さない判断ができる有能(な無職)っぷりを発揮していました。

 甚爾は呪術を使えないサルと自分のことを言っていましたが、夏油が呪術の使えない人間のことをサルと呼んでいるのは甚爾の影響なのでしょうか?

 そしてすっかり忘れてた恵をなぜかこのタイミングで思い出す甚爾……。かわいい(著者はパパ黒に甘いです)。

分かっていても甚爾の最期がしんどすぎる

 続いて悟とのバトルが勃発。あんなにズタズタにやられて、生きてたの⁉ さすがとしか言えませんよね。……と思ったら、死に際で反転術式ができるようになったそうです。

 このときの悟はいままでに見たことのないほどハイになっていて、底が見えない恐怖を感じました。殺意も怒りもない、悪魔のような天使のような存在というか。ピアノの旋律も相まって、美しいのに恐ろしいシーンでした。甚爾もずっと違和感があると言っていましたね。

 ここからは甚爾推しには、もう見ていられません……が、推しの姿をしっかり見届けなければ。

 覚醒した悟の虚式“茈”をもろに受け、甚爾はごっそり半身がなくなってしまいました。いくら彼でも、ここまでの傷を受ければ、生きられるはずがありません。避けようのない最期のときに思い出したのは、やっぱり恵。恵を愛おしそうにぎゅっとしている若き日の甚爾……パパ黒……。こういう演出は何度見ても心が締め上げられるような感覚があります。

 ここの甚爾を語るうえでは欠かせない、あの台詞「好きにしろ」で、本当は恵のことを愛しているんだろうなと感じました。最期の最期の言葉が“父親”であるのがもう、本当に好きです。

 甚爾も過去にどうしようもないつらいことがたくさんあり、冷徹にならざるをえなかったのだと思います。パパと息子で笑い合っているところを見たかったなあ……。


ハチ:東堂(なんなら高田ちゃんも)とパパ黒推しのライター。グッズのラインナップに東堂がいないことが多数のため呪霊になりかけている。筋肉っていいよね。


【STAFF】
原作:「呪術廻戦」芥見下々(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA

【CAST】
五条悟:中村悠一
夏油傑:櫻井孝宏
家入硝子:遠藤綾
天内理子:永瀬アンナ
伏黒甚爾:子安武人
主題歌
オープニングテーマ:キタニタツヤ「青のすみか」(Sony Music Labels)
エンディングテーマ:崎山蒼志「燈」(Sony Music Labels)

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 ©Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD.

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