ゲーム『幻日のヨハネ』体験版をインティ・クリエイツ作品好きライターがじっくり遊んでみた【プレイレポート】

sexy隊長
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 インティ・クリエイツが贈る、11月16日に発売予定の2Dアクション『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』。エイプリルフールのゲーム化という嘘が現実に……ということで、発表時はとても盛り上がっていましたよね。

 今回、特別にイベント試遊に出展されていた体験版をじっくりプレイすることができました。そのレポートを、インティ・クリエイツ作品大好きライター・sexy隊長がお届けします!

『幻日のヨハネ』とは

 『幻日のヨハネ(げんじつのよはね)』は、ラブライブ!シリーズ第2作『ラブライブ!サンシャイン!! 』の公式スピンオフ作品。『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台である、沼津市とよく似た異世界“ヌマヅ”が舞台のファンタジーとなっており、ラブライブ本編のスクールアイドルとは全く違った世界観の作品です。

  • ▲現在絶賛放送中のアニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』

 登場人物は『ラブライブ!サンシャイン!!』をモチーフにしており、名前や性格など引き継がれているものの、完全な別人として設定してあるのが面白いところ。そのため、ヨハネから見始めても楽しめる作品になっているのが良いですね。

謎の海底ダンジョンから仲間を助け出そう!


 本作のストーリーを簡単に説明すると、異世界“ヌマヅ”の近海に“海底ダンジョン”が突如浮上。街の仲間たちはそれぞれの理由で探索に乗り出すものの、誰一人として海底ダンジョンから帰ってきませんでした……。

 そこで本作の主人公“ヨハネ”は仲間たちを救うため、自身もダンジョン探索へ乗り出すことに! というのが導入となっているようです。

 プレイヤーは主人公“ヨハネ”となって、相棒の狼獣“ライラプス”とともに、モンスターが跋扈する謎の海底ダンジョンを探索。行方不明になってしまった仲間たちの救出を目指します。

ゲーム性はローグライクなメトロヴァニア2Dアクションゲーム!

 『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』は、そんなヨハネの世界を舞台にした、ローグライク要素を含んだ探索型2Dアクションゲームになっています。インティ・クリエイツさんの2Dアクションがこういった形でも遊べるとは……! 自分からすると、安心感と新鮮さが同居しているように感じられます。

 また、救出した仲間のサポートキャラとして召喚できるシステム、ダンジョン内で手に入る素材を合成して装備を“創造(キャスト)”できるクラフト要素などがあります。探索やアクションだけではない、かなり奥深い作品になっているのが本作の魅力です。

 デモ版では斧のモーションとグラフィックがかなりよくできていました。もともとモーションとグラフィックに定評があるインティ・クリエイツさんですが、その中でも頭一つ抜きん出ているような……。

 本編では斧以外の武器も出てくるとのことなので、製品版で様々な装備品をモーションとグラフィックが見られるのが楽しみです。

ヌマヅ×深海、良い

 デモ版で遊べたのは“海底神殿”のステージ。“ダイオウイカ”、“ダイオウグソクムシ”、“シンカイウリクラゲ”のような敵が多数出てきます。今の時期、見ていると涼し気ではありますが、敵は敵。遠慮なく倒していきます。


 そしてこのステージの最後に待ち受けているのは、“チョウチンアンコウ”のような見た目の巨大ボス。このステージに登場する敵は深海生物をモチーフされているようですが、もしかしてヌマヅの街近海に突然現れた、謎の“海底ダンジョン”って……沼津にある沼津港深海水族館がモチーフの一部だったり……?(※筆者の想像です)

 ほかにどんなステージが待っているのか? どんな深海生物を元にした敵が出てくるのか? といった部分が楽しみになってきますね。時間があるときに深海生物のことを調べておかねば。

 沼津と深海で世界観が構築されているのを見ていると、ファンタジー色もありつつリアリティもある印象を受けます。沼津市とよく似た異世界“ヌマヅ”……海底遺跡に閉じ込められるのは勘弁ですが、日常に幻想が入り交じった光景は冒険心をかき立ててくれますね。一度行ってみたい。

かわいいヨハネをみんなに見てもらいたい

 本作のグラフィックは、上記の敵やボスを見ていただけると分かる通りかなり細かく精密なドット絵が特徴。これもインティ・クリエイツさんのゲームを遊んでいると感じることですね。

 そのためステージや背景などは秀麗に、敵や巨大なボスは迫力が凄く、“ヨハネ”など可愛いものはより可愛く描かれています。ドット絵だからこその魅力があります。

 ここで伝えたいのが、主人公“ヨハネ”がとにかくかわいいということ! 何がどうかわいいのかというと……まず、本作のアクションはジャンプ、しゃがみ、スライディングなど多彩なモーションがあります。

 しゃがみモーションは、その名の通り姿勢を低くするポーズになりますが、そのしゃがみを長く続けていると、頭を抱えるようなモーションになる……という、ちょっとした隠し要素(?)があります! そのモーションが本当にかわいいので、ヨハネ好き(津島善子好き)には是非見ていただきたいです。

 また、しゃがみ中にジャンプボタンを押すと、スライディングモーションが発動して狭い場所を通れるのですが、その時にヨハネが「ズサーーーーーー」と喋ってくれる部分もかわいい! 声として発してくれるとつい使いたくなります。

 このスライディング、狭いところを通れるだけではなく、オブジェクトの破壊、そして敵への攻撃も可能など色々と使い勝手も良し。今回の先行プレイでは気づけなかった使い方がほかにもあるかもしれません。

 前述した通り、本作は救出した仲間を召喚するような形で力を借りることができ、戦闘や探索を優位に進めていくというシステムがあります。

 もちろん、仲間になるのはラブライバーの皆さんならきっとおなじみの『ラブライブ!サンシャイン!!』のメンバー! それぞれのキャラクターにあった、個性的なアクションを魅せてくれるのが特徴です。

 デモ版ではメインの相棒である“ライラプス”と“ハナマル”、“リコ”の2人の力を借りることができたのですが、こちらもグラフィック&モーションがとにかくかわいい!

 “リコ”は、炎を使った魔法で中距離の攻撃を得意とします。炎は敵に直接当てることも可能ですが、地面に着弾するとその場で燃え盛りダメージを与えることもできる強力な魔法攻撃。


 一方“ハナマル”はローリングという肉弾攻撃を得意としますが、この攻撃を失敗して壁に当ててしまうとハナマルはピヨピヨ状態になってしまいます……。この姿がめちゃくちゃ愛嬌があってつい見たくなります(申し訳なさもありつつ)。


 そしてメインと言ってもいい、ヨハネの心強い相棒“ライラプス”は、強力な引っ掻き攻撃を得意とします。この召喚攻撃はDP(ダークポイント)を使用しますが、ライラプスの攻撃は消費なしで使用可能。気軽に攻撃を頼めるのがポイントです。

 DPは、“創造(キャスト)”した装備の攻撃でも使用します。ただ、DPが0(ゼロ)になったら攻撃不能になるわけではなく、HPを消費して攻撃出来るので、詰んでしまうということはなさそうです。戦闘不能には要注意ですが……。

ワープによるマップ変化

 インティ・クリエイツさんの作品でローグライクというのはやや珍しいイメージがありました。本作で久々に体験したような感覚です。

 本作のローグライクですが、すべてのマップがランダムに……というシステムではなく、ダンジョン内部にランダムで変化するエリアが存在する、というシステムになっています。

 デモ版でもそのエリアは確認できるのですが、筆者はそのシステムを最初うっかり忘れていたため、周回プレイしている最中に「あれ? ここどこだ!?」とパニックに。あ、そうだ! と、ローグライクシステムを思い出した後でもそうなったので(方向音痴)、探索が常に新鮮で刺激的です。


  • ▲同じワープゾーンに入っても違うところから……!?

アクションゲームが苦手な方でも遊びやすいゲームレベル

 まだデモ版をプレイしただけではありますが、インティ・クリエイツさんの作品の中では難易度が少し低くなっているかも……? とも感じました。ボス戦は思ったよりも手ごたえがあるので、バランスの良さが絶妙です。

 そのため、『ラブライブ!サンシャイン!!』や『幻日のヨハネ』がとにかく好きだけど、アクションゲームは少し苦手……という方でも楽しめる作品になっているのではないでしょうか。

 ハナマルのローリング攻撃だけで撃破できたりすることもあるので、様々な攻略法が存在している予感が既にしています。また、アクションゲームに不慣れな方にとって、仲間の召喚や“創造(キャスト)”が良いサポートとなりそうです。

  • ▲デモ版は“チカ”と出会うところで終わり。続きが気になる……。

 『幻日のヨハネ』が好きな方はもちろん、インティ・クリエイツさんの2Dアクションゲーム好きな方にもおすすめしたい作品です。発売が今から待ち遠しいです!

※ゲーム画像は開発中のものです。
©PROJECT YOHANE
©INTI CREATES CO., LTD.
©HAPPINET

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