『ラストクラウディア(ラスクラ)』×『ヴァルキリープロファイル −レナス−(VP1)』&『スターオーシャン セカンドストーリー R(SO2R)』のコラボが実現! 往年のファンの目にはどう映る?

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 2023年の8月をもって、ライターとしての活動歴が20年となりました。ゲームライターのタダツグです。

 本人的にはあまり実感がわいていませんが、20年ともなるとさまざまな、本当にさまざまなゲームに触れてきたわけで、思い出深い気持ちです。このタイミングであらためて「自分がなぜゲームライターを志そうと思ったのか」を振り返ると、それは「このゲームとの出会いがあったからだ……」と断言できるタイトルがいくつか存在するんですよね。

 そのうちの1つが、トライエース×スクウェア・エニックス(当時のエニックス)が生み出した奇跡の名作RPG『ヴァルキリープロファイル(以下、VP)』シリーズと、『スターオーシャン(以下、SO)』シリーズです。今日はまず、この2つの作品についての思い出から語らせてください。


『VP』の想い出:美しすぎるドット絵に魅入られ、神と人が織りなすストーリーにもドハマり

 『VP』シリーズの処女作となる『VP1』がPlayStation専用ソフトとして世に送り出されたのは1999年の12月。当時、秋葉原のとあるマンガ喫茶でバイトしていたタダツグ青年は、ゲームショップの店頭デモでこの『VP1』の映像を見て息をのむことになりました。

「ビジュアルが神々しすぎて美しすぎる……」

 『VP1』について語るべき魅力的な要素はたくさんあると思いますが、何よりもまず僕を引き付けたのはビジュアル面。当時、RPGに限らず多くのジャンルでポリゴンを用いたCGモデルが台頭していたなか、時代の流れに逆行するかのような形で見せつけられたドット絵の極致に、言葉どおり僕は震えたんですよね。あれはけっして冬の寒さがどうこうってわけではありませんでした。

  • ▲記事執筆にあたり実家の倉庫を漁ったのですが、PS版が見当たらず……。代わりにPSP版のパッケージを撮影してきましたが……いったいどこいった?

 そうしてまんまと購入に至ったこの『VP1』。次に震撼したのは“神々の黄昏(ラグナロク)”という終末が迫る世界で描かれる、神と人が織りなす壮大なストーリーでした。主人公であるレナス・ヴァルキュリアや彼女が仕えるアース神族の主神オーディンをはじめ、本作にはさまざまな神々が登場。レナスは死する人間の魂を選定する戦乙女として、下界ミッドガルドで数々の人間たちと触れ合い、絆を深めていきます。

 みなまで語るのは無粋ですが、本作はマルチエンディングとなっており、特定の条件を満たすことでしか進めない真のルートが存在しました。その内容こそがとても素晴らしく、しかも到達するまでがとても大変であって、僕に強烈なインパクトを残してくれました。

 多くのプレイヤーに愛され、その後たくさんのフォロー作品も生まれた本作。後日、PlayStation Portable(PSP)版である『ヴァルキリープロファイル -レナス-』もリリースされ、現在はこの『レナス』をベースとしたPS4/PS5用の移植版がPlayStation StoreにてDL配信中となっています。クイックセーブやゲームの巻き戻し機能など、現代的なアレンジも施されてより遊びやすくなっているのはさすがのひと言。まだ遊んだことがない人はもちろん、往年のファンもこれを機会にぜひもう一度、戦乙女の冒険に触れてみてもらえればと思います。

  • ▲美しいビジュアルはHD化によってさらに洗練されています(※写真はPS5版)。

『SO』の想い出:星々をまたにかけて展開するスペースオペラ。プライベートアクションやアイテムクリエイションなどの独自要素が新鮮

 お次は『SO』のお話を。何を隠そう、僕がはじめて触れた『SO』シリーズは、PlayStation版『スターオーシャン セカンドストーリー(以下、SO2)』なんですよね。ゲームが発売されたのは1998年の7月なのですが、僕がプレイしたのは2000年になってからのこと。そう、上記の『VP1』で「トライエースって会社はすげえ……」となった僕は、同社が開発を手掛けていた『SO』シリーズにも手を出すことになったしだいです。順番が逆なのはそのせい。

 もちろん、このゲームにもまたド肝を抜かれることになりましたよ。未開惑星での探索をきっかけに、宇宙の危機へと立ち向かうことになる壮大なスペースオペラは、2人の主人公による“ダブルヒーローシステム”で物語の導入や要所での描写が変化。そればかりか、プレイヤーの選択で仲間に加わるメンバーまで変わっていくという、多彩な枝分かれ要素が新鮮だったんです。

 さまざまな必殺技を駆使して戦うバトルシーンも秀逸。『VP1』よりもアクション要素に重きが置かれており、かなりの歯ごたえを感じられる戦闘に、当時の僕は興奮したものです。

 敵の攻撃を回避しつつ立ち回ることがバトルの基本なのですが、ボス級の敵のなかには、大ダメージかつ効果範囲が広いという凶悪な技を繰り出してくる相手も存在し、何度も辛酸をなめさせられました。

「攻撃を繰り出されるとパーティが半壊するのなら、いっそ攻撃を出させなければいい」

 こちらの猛攻で相手に攻撃の機会そのものを作らせないという脳筋的な発想でゴリ押す、とても“あっちぃ”戦略が意外と通用したりもして、とにかく切羽詰まった緊張感が楽しめたんですよね。ボタンを押すタイミングや攻撃のつなぎ方に工夫をこらすのがとても楽しいゲームでした。

 本作独自の要素である“アイテムクリエイション”も大好きなシステム。場合によっては、終盤まで通用する強力な武器を比較的序盤で作成することも可能で、ゲームの難易度そのものを激変させる要素でした。ある意味“大味”ではあるものの、それがこの『SO』らしさでもあると個人的に思っており、攻略本片手にかたっぱしからクリエイトしまくっていた記憶……なつかしいなあ。

  • ▲写真は『スターオーシャン セカンドストーリー R』より。

 各キャラの才能(=タレント)を開花させることで行える“特技”や“スーパー特技”を使えば、冒険がさらに楽しくなったのも『SO2』で忘れられない部分のひとつ。スーパー特技の“オーケストラ”を発動すると一定時間音楽を奏でられ、演奏中はアイテムクリエイションの成功率がアップするなどの恩恵があり、めちゃくちゃ活用しまくっていました。

 つまるところ、RPGとしての器の大きさが尋常ではなかったんですよ。できることをなんでも試していくことで、パーティがどんどん強くなっていくというバランスがとても好きでした。

 ちなみにこの『SO2』は、2023年11月2日に『スターオーシャン セカンドストーリー R』としてフルリメイク版がリリースされることも発表されています。ドット絵と3Dを融合させた最新のグラフィック表現や、爽快感を増したバトルシステムに、胸が高まっているファンは多いことでしょう。かくいう僕も、もちろんその1人です!

  • ▲楽しみ過ぎるリメイク版。僕はスクウェア・エニックスe-Store限定のコレクターズエディションを注文済みです!

 そして、そんな僕のテンションをさらにブチ上げる情報が先日、ひらりと舞い込んでまいりました。そう、じつはここからが本題なんですけど。なんと8月24日(木)より、僕が愛してやまない『VP1』と『SO2R』がアプリゲーム『ラストクラウディア(以下、ラスクラ)』とコラボを実施するらしいんですよね! これは放っておけぬッ!!

ついに実現した3タイトル同時コラボ! レナスやクロード、レナたちが一同に会するキービジュアルに涙が……

 そもそも今回の原稿執筆は、電撃オンライン編集部からこのコラボ企画の紹介を依頼されたことがきっかけ。依頼を引き受ける前に、『ラスクラ』を運営されているアイディスさんより下記のコラボイラストを見せてもらった瞬間には、思わず目頭が熱くなりましたよ。レナスやフレイ、クロードにレナといった自分にとって憧れの存在が、令和というこの時代に一堂に会し、『ラスクラ』の主人公であるカイルたちとともに戦うわけですからね。これでテンションが上がらないわけがない。

  • ▲『ラスクラ』と『VP1』&『SO2 R』コラボのキービジュアルがこちら。滾りますよねこんなの!

 コラボイベントのタイトルは“戦乙女と星海を駆る者”だそうで。ストーリーラインは僕自身もネタバレされたくないため、まだ詳細をおうかがいしてはいません(むしろ聞くつもりもありません 笑)。どうやら『ラスクラ』の冒険の舞台であるグランゼリア内のモルダナ大陸に、レナスとフレイが降臨するところからストーリーが広がっていくとのことですが……早くもワクワクが止まらない!

■コラボ登場ユニット

 今回のコラボイベントでは『VP1』からレナス・ヴァルキュリアとフレイが、『SO2R』からはクロード・C・ケニーとレナ・ランフォードがプレイアブルキャラとして参戦! 描き下ろしのイラストも準備されています。

  • ▲レナス・ヴァルキュリア(CV:冬馬 由美)
  • ▲フレイ(CV:川村 万梨阿)
  • ▲クロード・C・ケニー(CV:うえだ ゆうじ)
  • ▲レナ・ランフォード(CV:久川 綾)

 原作ファンなら心ときめくこのポーズ! クロードとレナは『SO2R』仕様になっているのも見逃せませんね。まさかリメイク版の発売前に、彼らの新コスチュームがこんな形でおがめるなんて……。11月に向けて気持ちが高まるってものですよ。『ラスクラ』チームには感謝しかない!

■コラボ登場アーク

 詳細は後述しますが、『ラスクラ』には“アーク”と呼ばれる装備品が登場。このコラボでは、原作の象徴的なシーンがモチーフとしてピックアップされています。レナスと並びたつエインフェリアたち。かと思えば、まさに発動せんとする崩壊紋章。いずれも原作ファンなら納得のシーンがチョイスされているといえそうです。

  • ▲LRアーク“エインフェリア”
  • ▲LRアーク“主神オーディン”
  • ▲LRアーク“ラクール武具大会”
  • ▲LRアーク“崩壊紋章”

 こちらのイラストも素晴らしくないですか? もちろん人によっては「このシーンもほしかった!」という意見はあるでしょうけど。ただ「やっぱりレザードがなあ……」とか「フェイズガンがさあ……」とか考えてしまっている僕は、なんだか見事に術中にハマっている気もしています(笑)。

“戦乙女と星海を駆る者”コラボイベントロードマップ

 ロードマップを拝見した感じでは、前半は『VP1』が主体に、後半は『SO2R』が主体になるのかなって印象です。聞き覚えがある武器名やアイテム名が所狭しと並んでいて、これらのアイコンを見るだけでも心拍数が上がる……。またコラボ限定オリジナルストーリーは、5週間毎週追加となるらしく、ホントにどうなることやら。率直に言って期待感しかない!

 ということで、僕としてはもはやコラボを待ちきれるはずもなく! さっそく『ラスクラ』をプレイさせてもらいました。個人的には『VP』や『SO』の持つ名作RPGの因子を受け継いだゲームって印象を抱いており、つまるところは好感触!

 ここから簡単に、『ラスクラ』の概要についても説明していきたいと思います! 

ラストクラウディア(ラスクラ)プレイレビュー:往年の名作RPGと肩を並べる王道ファンタジーとやり込み要素に激ハマり!

 自分が好きなタイトルとのコラボをきっかけに、アプリゲームに触ってみる。イマドキ珍しくもなんともないことだと思いますが、それで自分の好みにドストライクな作品に巡り合えるのはかなり稀(マレ)であることは、皆さんも経験済みかと思います。

 しかし今回、僕はそんな奇跡にめぐり会うことができましたよ。『VP1』と『SO2R』とのコラボがきっかけで『ラスクラ』に触ったことは隠しようのない事実ですが、このゲーム、しっかり面白ええええええええ! 端的に言って、

「バッチリ、ガッツリ、RPGしている!」

 これだけでめちゃくちゃ好印象です。まだ12時間ほどしかプレイできてはいませんが、すでに気に入っているところはたくさんありますね。それをすべて網羅してもくどいだけなので、今回はとくにRPG好きに刺さるであろう3つの要素に絞って紹介していきます。

ポイント1:超王道のストーリーが面白い

 見出しにすると超淡泊ですが……。個人的に、RPGで最も大事なのはやっぱり“ストーリーにハマれるかどうか”だと思うんですよね。電撃オンラインの記事を読んでくださる根っからのゲームファンの方には、きっとご理解いただけると信じています。

 その点、本作のストーリーはこと導入部からめちゃくちゃキャッチーで、僕はすぐに夢中になってしまいました。初見プレイヤーさんにもしっかり楽しんでほしいので、ネタバレに配慮しつつ魅力を抜粋しますと。

冒険の舞台は人と魔獣が暮らすファンタジー世界
熱血主人公と健気なヒロインが偶然に出会い、絆を深めていく王道のボーイミーツガール展開が主軸
本来、人間とは敵対しているはずの“魔獣”が主人公の相棒として共に戦うバディ要素も濃密
さまざまな人物の思惑が絡み合う人間ドラマ……敵にも敵なりの正義や貫く美学がありそう
誰が黒幕なのかわからない? ミステリアスな展開がてんこ盛り

 どうですか? まあ、ひと言でいうと“こってこて”ですよね!? だが、それがいい!

 実際、ストーリーの面白さって個人差が出やすいというか、プレイヤーごとの好みが大きく出るのは承知しています。スマホゲーム界隈に限れば、ストーリーの重要さがやや薄れた部分もあるかもしれません。なかには「ストーリーは全部スキップ!」って方がいることも存じています。それでもッ!

 『ラスクラ』の物語は面白いと胸を張ってオススメしたい。笑いアリ、涙アリ、感動アリと、こちらの感情に訴えかけてくるさまざまなな“王道”がこれでもかってくらいに詰め込まれているので、きっとそのなかのどれかが胸に響くと思うのです。登場人物たちも本当に魅力的ですし、スキップなんてもってのほかですよッ!

 僕がまだ10代の頃に遊んだ、さまざまな名作RPGのいいところを抽出し、ぐっつぐつに煮込んだかのようなこの感覚。「きっとこのゲームの開発陣は、往年の名作RPGが大好きなんだろうなあ……」って勝手にシンパシーを感じています。これなら『VP1』や『SO2R』がコラボするのも納得!

 物語を更に盛り上げてくれるBGMが聴きごたえバツグンというのも、個人的な重要ポイントですね。ストーリーを読む時は、ぜひサウンドをONにして楽しんでみてください。

  • ▲主人公のカイルは本当にいいヤツなので、素直に感情移入してしまいました。ヒロインのティリアとの関係も気になりますが、一番のお気に入りは、相棒である魔獣のレイとのドタバタなやり取りだったりします。この関係性、すごくいい!

 ……まだ12時間しか遊んでないので、あまり偉そうなことも書けませんけどね。往年の王道ファンタジー好きには安心して楽しんでいただけるのではないかと。僕自身、これからもじっくり物語を楽しんでいきたいと思っています。

ポイント2:特技や魔法、超必殺技を駆使したバトルが超爽快!

 ドット絵で描かれたキャラクターが3D背景の上でこれでもかと動きまくる、リアルタイムバトルの爽快感も本作の大きな魅力のひとつ。各キャラは通常攻撃に加え、特技や魔法、超必殺技を簡単操作で繰り出せるので、片手操作で気持ちよく戦うことができます。

 超必殺技は攻撃をヒットさせたり、特技を繰り出したりすることでゲージが上昇。ゲージがMAXになったときに使用すれば、カットインとともに美麗な専用演出が挿入され、敵に大ダメージを与えられます。超・快・感! ついついこれでトドメを刺すのを狙いたくなってしまいました。

 戦闘に出撃するパーティは自前で3人+他プレイヤーキャラのサポートレンタル1人で、合計4人。ザコ戦は特技と必殺技のゴリ押しでも勝利できますが、物語の要所で立ちはだかるボスは一筋縄ではいきません。味方の能力向上(バフ)や敵の能力低下(デバフ)を考えたり、属性による有利・不利の相性を考えたりと、アクション一辺倒とは少し違った戦略性も生まれてきます。これがとにかく楽しい!

  • ▲敵のブレイクゲージを0にすれば、防御力が大幅に減少する“BREAK”が発生します。ブレイク中は背景が変化し、強敵相手でも大ダメージを狙えるので、特技や必殺技をたたきこむチャンス!

 ちなみに僕はまだ2章と序盤も序盤なのですが、すでに1度ボスに全滅させられた経験アリです……。全滅こそしないまでも危なっかしい局面も何度かあり、ただの脳筋パワープレイではどこかで詰まりそうだなと、しっかり手ごたえを感じていますね。長期戦になる場合は回復役を入れていくなど、トライ&エラーを重ねていくのもまたRPGの醍醐味だと思うので、この手ごたえこそがうれしかったりもしますけど。
 
 ぶっちゃけたところ自分より格上の敵との戦いでも、サポーターとして他プレイヤーから強力なキャラをレンタルして戦えばなんとかなったりもしますし、マルチプレイも可能なので熟練者に牽引してもらうという手段もあります(笑)。とはいえやっぱり「俺TUEEEEEE!」を感じるためにも、キャラのレベリングや能力解放、武器やアークといった装備品の類をしっかりと強化していきたいところ。ということで、3つ目のオススメ要素がこちら!

ポイント3:キャラやアークの強化、イベント周回、素材集め、アリーナにタワーに超強敵とのバトルにと、やれることだらけ! やりたいことだらけ!!

 はい。実際のところこのゲーム、本当にやれることがたくさんあるんです。すでにサービス開始から4年以上が経過しているわけですから、当然といえば当然かもしれませんが……コンテンツボリュームがすばらしいんですよね。長らく遊んでいるやり込み勢は「もっともっと!」って意見もあるかもしれませんが、あくまで初心者視点でいうと、マジでやれること&やりたくなることが目白押しです。

 まず注目したいのは、キャラの強化方法の豊富さ。キャラのレベル上限を上げられる“限界突破”、ステータスや超必殺技の威力を上げる“潜在覚醒”、能力強化のほか、あらたな特技なども習得できる“能力解放”と、多彩な手段でキャラを成長させることが可能です。いずれも色々な素材を必要とするため、ひょいひょいと強くしていけるわけではありませんが、それも含めてのRPG。時間をかけてキャラを強くしていくと、それだけ愛着も生まれますからね。素材集めにも力が入るというものです。

  • ▲戦闘は、AIに操作を一任するオートバトルも存在。右上のアイコンをポチっとするだけで気軽にON/OFFできます。オートを利用して、空き時間にサクッと素材集めに出撃させるのが僕の日常になってきていたり。
  • ▲“能力解放”はルートが豊富なので、どの能力から強くしていくか迷いどころ。この自由度の高さにワクワクするんですよね。

 装備品のひとつである“アーク”によるキャラ強化も、本作独自の面白い要素。アークをキャラにセットしてAPを溜めていけば、そのアークに秘められたさまざまなスキルを習得できちゃいます。アークはセットするだけでステータスがアップするのも大きなポイント。普段はスキル習得目的で弱めのアークをセットしておき、ボスとのバトルではステータス重視のアークに変更するなど、ひと手間かけるだけでバトルの勝率も変わってきそうです。

  • ▲“アークエーテル”を溜めることで、各アークごとに設定されている武器を入手可能。“アークエーテル”はレアアイテムの使用で上げられるほか、戦闘終了後にランダムで0.1%たまることもあります。やり込みプレイヤーたちのなかには、これを目的にひたすらクエスト周回を重ねる猛者もおられるとか……奥が深い!

 さまざまな新規イベントも追加されていくなか、常設の復刻イベントが充実しているのも個人的な推しポイント。4年以上の歴史を感じさせてくれる各種復刻イベントは、報酬も充実しているため、どれから遊べばいいか迷うほどです。このタイミングで書くのもアレですが、本作にはスタミナの概念がないので、プレイヤーの時間が許す限り、どこまでもゲームを遊べるんですよね。

  • ▲厳密には、戦闘出撃時にキャラが装備しているアークによって“ソウル”が消費されますが……。ソウルスポットから獲得できるソウル量から考えると、少なくとも序盤ではさして気にならないと思います。

 メインクエスト、そして復刻イベントをクリアしていくだけでもかなりのボリューム。マイペースでじっくり遊び込めるのが、RPG好きとして嬉しいポイントです。

 さらに、他プレイヤーがセットしたパーティと戦う疑似PvPの“アリーナ”や、超強敵とのアツいバトルが味わえる“凶星ノ獣”イベント、HPダメージや消費したMPが蓄積するため、1日1回の自動回復などを利用して少しずつ進めて行く“幻英の塔”などのタワー要素など、育成を進めたら挑戦したくなるようなコンテンツも豊富に用意されています。時間泥棒なゲームですよ、こいつは……。

  • ▲レベル100以上で挑むようなエンドコンテンツも充実している印象。遊べば遊ぶだけキャラを強くできるゲーム性なので、急いで先に進むもよし、じっくり自分のぺースで進めるもよしです。

 正直に書くと、ゲームのUIなどにちょっと古臭さを感じる部分もありますが……(汗)。何度もいうように、そこは4年以上も続いているゲームですし、全然許容できる範囲かと。むしろ4年以上もサービスが続くRPGってなかなかありませんし、それだけで本作の魅力はある程度担保されていると明言できる気もします。

 何よりシミュレーション、アドベンチャー、対戦格闘など、好きなゲームジャンルは数あれど、やっぱり僕が一番好きなのはRPGだな……。『ラストクラウディア』には、その想いを再確認させてもらえた気がします。これからもじっくりプレイしていくしかない!

まとめ:8月24日からのコラボイベントをプレイして、ゲームの魅力に触れてみよう!

 ということで駆け足ではありますが、『ラストクラウディア』というゲームを触ってみての魅力、そして『ヴァルキリープロファイル −レナス−』&『スターオーシャン セカンドストーリー R』コラボについての最新情報を紹介させていただきました。

 往年のファンにとっては見逃せないこのコラボ、いよいよ8月24日(木)よりコラボイベントスタートとなります。期間中には最大100連分コラボガチャ無料など、これをきっかけに始める人に向けたうれしい施策も用意されていることですし、ちょっとでも気になった方はDLして遊んでみてもらえればと思います。自信をもってオススメできる作品なので、ぜひにぜひに!

コラボイベントを開発スタッフと実況プレイ! 放送は8月28日(月)20時スタート

 今回、『ラストクラウディア』の開発スタッフをお招きしての生放送企画も実現しました。本作のプロデューサーである“なっきー氏”をゲストに迎え、『ヴァルキリープロファイル −レナス−』&『スターオーシャン セカンドストーリー R』とのコラボイベントを一緒にプレイしつつ、ゲームの魅力をあらためて紹介していただきます。

 放送日は8月28日(月)の20時から。『ラスクラ』はもちろん、『VP1』や『SO2R』の想い出を久しぶりに語りたいというRPGファンの集いにできればと思っています。レナス・ヴァルキュリアを召喚するガチャも回していこうと思っていますので、興味がある方はぜひご覧ください。

 それでは、本日はこのへんで!

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