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『るろうに剣心』5話感想。土龍閃はカットされたけど、左之助の過去をじっくり描く良回だった。そして刃衛を演じるのがあの人と判明してヤバい!

カワチ
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 アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の第5話“そして仲間がまた一人”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第5話の物語に関する記述や、この先の原作にまつわる記載が多々あります。そのため本編や原作をご覧になってから読むことをオススメします。

相楽隊長の声は小野大輔さん!

 第5話は前回に引き続き剣心と左之助の戦いからスタートしました。左之助の強さが斬馬刀を振り回す怪力や大男をデコピンでふっ飛ばす腕力ではなく、寸鉄の一撃を食らってもびくともしない頑丈さにあると判明するシーンですが、アニメで描かれると剣心の猛撃を耐え凌ぐ左之助の凄まじさがより際立ちましたね。

 その後は左之助が赤報隊に所属していたことが判明し、なぜ維新志士や明治政府を憎むようになったかが描かれました。

 このシーンは、原作では相楽隊長と左之助のふたりが中心になっていましたが、本アニメでは後に登場することになる月岡津南の姿も。左之助の友人で同じ準隊士なので、この回想シーンに彼がいるほうが自然ですね。

 相良隊長の声優は小野大輔さん。『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹役などでブレイクしましたが、最近は『進撃の巨人』のエルヴィン・スミスのような渋くて頼りになるキャラクターも多いので相良隊長もすごく合っていたと思います。

 左之助が憧れる隊長の頼もしさや優しさが少ない出番のなかでも、しっかり伝わってきました。

 相良隊長の最期は旧アニメ版では規制の都合から斬首から集中砲火を受ける形に変更されていましたが、今回のアニメは首の部分は布で隠されているものの、原作に忠実な形になりましたね。こちらのほうがショッキングですが、無惨に処刑されてしまった相良隊長の姿を見た、左之助の気持ちがよりリアルに伝わってきてよいのではないでしょうか。

 剣心と左之助の戦いのシーンに戻ってからは比留間兄弟が隠し持っていた銃で剣心に不意打ちをするという展開。チョーさんと高木渉さんの芝居がとにかく素晴らしいので、ぜひアニメでチェックしてみてください(笑)。

 また、原作では剣心が喜兵衛に“土龍閃”を放ちましたが、ここは普通の斬撃に変わっていましたね。土龍閃は刀で地面に衝撃を与え、地面の土や岩を相手にぶつけるという現実離れした技で、原作でも1度しか使わないので、アニメではカットしたのでしょう。じつはちょっと見たかったので残念(苦笑)。

 後半は剣心と左之助の決闘に決着が。派手なアクションと熱いドラマが見れて大満足でした。原作のシーンを丁寧に描いてくれて、制作陣に感謝しかありません。

 Cパートではついに最“狂”の敵である鵜堂刃衛が登場。なんと演じるのは杉田智和さん! 壊れた殺人鬼の刃衛を杉田さんがどのように演じるのか、今からすごく楽しみです!!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会

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