『スーパーボンバーマン R 2』新モード“キャッスル”を先行プレイ。ボムを使わずとも勝てる新感覚の対戦に大盛り上がり!
- 文
- スズタク
- 公開日時
コナミデジタルエンタテインメントより9月14日に発売される、Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)向けソフト『スーパーボンバーマン R 2』。その対戦型イベント“みんなでボンッ!バトル”のレポートをお届けします。
本作は、人気パーティバトルゲーム『ボンバーマン』シリーズの最新作。1人でもみんなでも楽しめるおなじみのモードのほか、新たなバトルモード“キャッスル”やシリーズ初の“ステージエディター”機能などが搭載された注目タイトルです。
発売に先駆け、去る7月24日にesports 銀座 studioにて本作の体験会が実施。新モード“キャッスル”による熱い対戦を味わえましたよ!
賞品は読者プレゼント用ソフト! 各メディアの負けられない対戦が幕を開ける!!
“みんなでボンッ!バトル”と称された今回の対戦型イベント。複数のメディアと『ボンバーマン』制作チームで新モード“キャッスル”をプレイし、勝敗を決めていくという内容です。
全4戦やって、勝ち抜けた回数のトータルで最終的な順位を決定。上位入賞メディアには、『スーパーボンバーマン R 2』のソフトを読者プレゼント用に複数本もらえるルールでした。読者のためにも電撃オンラインの面子のためにも負けられない対戦です!
……が、ごめんなさい、先に結果をお伝えすると入賞はできませんでしたッ!!
あ、待って、ボム投げないで。ブラウザバックもしないで! これには海より深い理由があるんです。最後まで記事を読んでもらえばたぶん納得してもらえるし、読者にとっていいこともあるので、どうかこのままお付き合いください!!
1人VS多人数の2つのサイドに分かれて戦う新モード“キャッスル”
対戦の模様をお届けする前に、“キャッスル”モードについて解説しましょう。
本作から新たに追加された“キャッスル”は、最大16人で遊べるバトルモード。アタックサイド(攻撃側)とキャッスルサイド(防衛側)にプレイヤーが分かれ、ステージ上のカギと宝箱をめぐって1人VS多人数で戦う非対称対戦です。
2つのサイドの主な特徴は以下のとおり。
【アタックサイド】
●ステージに配置されたカギをゲットし、ゴール地点にある宝箱の獲得を目指す
●すべての宝箱を獲得するとアタックサイドの勝利
●人数は最大15人
【キャッスルサイド】
●アタックサイドから宝箱を守るのが目的
●制限時間までに宝箱を1つでも守り抜けば勝利
●人数は基本的に1人
基本的な操作方法は、従来の『ボンバーマン』シリーズと同じ。ボムを使ってライバルやブロックを攻撃したり、アイテムを取得してボムの火力や移動速度をパワーアップしたりすることも可能です。
ボムなどの攻撃を食らうと一時退場し、一定時間後にリスポーンできます。アタックサイドは1発の攻撃でやられてしまいますが、キャッスルサイドはある程度の耐久力を持っているようですね。
対戦本番前に“キャッスル”モードを1人プレイで練習し、基本システムを確認。キャッスルサイドにはボム以外に特別なウェポンが用意されていることや、お助けキャラクターの“エルオン”がいることなどもわかりました。
最初は人数差の激しさから「キャッスルサイド、不利なのでは……?」と思いましたが、少しプレイすると「キャッスルサイドのほうが強いのでは!?」と評価が180度ひっくり返ることになりました。
防衛側の強さに加えて、操作するのはゲームを知り尽くした制作チームという条件。この対戦、雲行きが怪しいです……!
欲望(と足の引っ張り合い!?)が渦巻くバトル、開始!
30分ほどの練習を経て、いよいよ本番へ。“みんなでボンッ!バトル”対戦は、次のルールで行われました。
【対戦ルール】
●各メディア代表7人がアタックサイド、制作チーム1人がキャッスルサイドに分かれて戦う
●対戦は全4試合(宝箱の数は各試合3つ)
●メディア側は宝箱の獲得数で最終順位を決定
●上位3位のメディアには読者プレゼント用のソフトを複数本確約
●キャッスルサイドが勝った試合は宝箱獲得数のカウントなし
なお、会場にはeスポーツ実況者の馬人(うまんちゅ)さんと、マスコットキャラクター・白ボンの着ぐるみも登場。会場が大いに盛り上がるなか、“キャッスル”の火ぶたが切られました!
第1試合
初戦のステージは、スタンダードな作りである“ボムフェスティバル”。ある程度予想していましたが、やはり1発目の試合はしっちゃかめっちゃかでした!
練習をはさんだとはいえ、『スーパーボンバーマン R 2』はこの日初めて触ったゲーム。最初は画面の情報量に頭がパンク寸前で、自キャラやカギの位置すらまともに把握できないまま試合が進んでいくことに……。
また、ボムフェスティバルには宝箱に通じるルートに2つのゲートがあり、一方が開いているときはもう一方が閉じています。このゲートは時間経過で交互に開閉され、カギをゲットしてもスムーズに宝箱まで行けないもどかしさがありました。
そんな風にモタモタしている間に、ほかのメディアがすべての宝箱を獲得。キャッスルサイドに勝ったものの、これはマズイ!
第2試合
「まあ、初戦は様子見だから……」と気を取り直して2戦目。“マーメイドルーム”という名のこのステージは、カギがマップ左上にまとめられており、移動床もあいまってカギを手に入れるのもひと苦労。
さらに、キャッスルサイドが仕掛けた“バリア”というウェポンが猛威を振るいます。これはドーム状のバリアを設置するもので、アタックサイドが触れると即アウト。自分含め、バリアの存在を知らなかった人は次々と突っ込んでは何度も戦闘不能になりました。
こんなやっかいなウェポンを狭い通路上に置かれたものだから、もう阿鼻叫喚ですよ! 結局、キャッスルサイドの巧みな防衛によって時間切れとなり、この試合は制作チームの勝利に。半分の試合を終えて宝箱の獲得数ゼロは非常にマズイ……!!
第3試合
第3試合は、工場のような雰囲気のステージ“インタラクション”で開始。マップが縦に大きく3分割されたような形状で、右側に宝箱とゲート、左側にカギ、中央がフリースペースといったようなステージです。
この試合ではあえて自分からカギを取りに行かず、カギを取ったほかのプレイヤーがギミックやキャッスルサイドにやられるのを待つ作戦に変更(カギを持ったアタックサイドがやられると、その場にカギを落とすため)。
我ながらズル賢い戦法だと感じましたが、勝負の世界に情けは無用。この作戦が功を奏してか、キャッスルサイドの目をかいくぐって一番乗りで宝箱をゲットできました!
第4試合
泣いても笑っても最後の第4試合。選ばれたステージ“ホワイトストリーム”は、もうパッと見でわかるとおり氷の床でツルツル滑るタイプのギミックがあります。
カギの位置もキャッスルサイドのそばにあり、これは誰が考えても苦戦必至。……と思いきや、なんの奇跡かスルスルとカギを手に入れられ、時間経過で開閉するゲートもタイミングよく目の前で開き、またもや一番乗りで宝箱を手にしてしまいました。
あまりにも美しく理想的なゴールに、ガッツポーズを決めたのは言うまでもありません。僕、もしかしたら『ボンバーマン』上手いのかもしれない……。
真の決着とサイコロチャレンジ
全4戦を終え、アタックサイドが勝った試合は3試合。それぞれで獲得した宝箱を計算すると、3つのメディアが獲得数2で1位タイという状況でした。もちろん、電撃オンラインも入っています。
「ここから先はサドンデスか、もしくは1位タイのメディア同士でじゃんけんかな」「どちらにしても入賞は間違いなしだな」と鼻歌まじりで見守っていたところ、時間に余裕があるようなのでもう一戦やることになりました。
そして、このラストバトルで宝箱を獲得した順番がそのまま最終順位になるという流れに。もちろん、全メディア参加です。クイズ番組などで見られる「最後の問題に正解した人は一万点です!」みたいなアレですね(笑)。
……
…………
……………………え?
最終試合
というわけで始まりました最終試合。“ロックフォーラム”というこのステージには自動でボムを撃つ大砲があったり、乗ると勝手に運ばれてしまうトロッコがあったりと自由に動きにくいのが特徴です。
動揺することはありません。それまでの試合をチャラにされようと、このラストバトルで勝てばいいんです。前の2試合で完全に“キャッスル”のコツをつかんだスズタクに、恐れるものなど何もないです。
しかし……。
読者のみんな、だらしないライターですみません。僕、『ボンバーマン』下手なのかもしれない……。
最終試合で真っ先に宝箱を獲得し、一躍1位となったメディアの方は大きな雄叫びを上げていました。大人たちがここまで夢中になって遊ぶ様子が、本作の魅力を何より物語っていると思います!
ちなみに、このあとサイコロで当たりの絵柄が出れば入賞できなかったメディアにもソフトが1本渡されるという、サイコロチャレンジが行われました。サイコロは当たり4面、ハズレ2面の優しい形状になっており、全メディアが当たりを引くことができました。
結果として、対戦会で入賞はできませんでしたが、読者プレゼントのソフトは1本いただけることに! 後日プレゼント用のページが掲載されるので、ぜひ応募してください。ありがとう、KONAMIさん!!
ボムで倒さなくても勝てる新境地の楽しさ
対戦会のあとは、本作の目玉のひとつである“ステージエディター”機能を制作チームが解説。実機プレイをしながら、シリーズ初となるオリジナルステージ作成の魅力を紹介しました。
ステージには基本となる各種ブロックのほか、ボムを発射するキャノンなどのギミックを自由に配置できます。設置物の色を変えたり、ブロック破壊時のアイテム出現率をイジれたりと、かなり本格的なエディットが楽しめます。
作成したオリジナルステージは“キャッスル”モードで使え、ユーザー間でアップロード&ダウンロードも可能。この要素ひとつでも、無限大に遊べそう!
最後にプロデューサーより、本作は『ボンバーマン』に苦手意識を持っている人にもぜひ遊んでほしいとコメントが。“キャッスル”はボムで相手を倒さなくても宝箱を取れば勝てるので、初心者からシリーズファンまで幅広く楽しめると魅力を語り、イベントは幕を閉じました。
“キャッスル”を遊ぶ前は、最大1対15の非対称対戦なんてどう考えても多人数側(アタックサイド)が有利だろうと思っていましたが、実際に遊んでみるとそうでもありませんでした。
今回の対戦でもわかるとおり、アタックサイドの人数に対して宝箱の数が少ないので、自身で宝箱を取りつつ勝利を狙うのがかなりたいへんです。カギを求めてアタックサイド同士で足を引っ張り合った結果、時間切れで負けることもありましたから……。
それに対してキャッスルサイドは、ギミックもウェポンもお助けキャラクターの“エルオン”も強力で、1人でも十分アタックサイドをぽこぽこと蹴散らせるポテンシャルを秘めています。
第2試合で制作チームが見せた、狭い通路にバリアを置く戦法も見事なもので、キャッスルサイドにはおもしろい防衛テクニックが山ほど眠っていそうです。
総じて攻撃側のほうが勝つのが難しい印象でしたが、多人数によるわちゃわちゃ感と、防衛をかいくぐって宝箱を手にしたときの達成感を味わえるのはアタックサイドならでは。いっさいボムを使わず、移動だけで勝利を狙えるのも新感覚の遊び心地ですね。
1人でも十分満喫できる本作ですが、みんなで遊べばより盛り上がること間違いなしのゲームです!
『ボンバーマン』尽くしのお土産の数々!
最後に、イベントで配られたお土産を紹介。このうちオリジナルTシャツは読者用にプレゼントされるので、欲しい人はソフトのプレゼントとあわせて、後日掲載されるページをご確認ください。
※プレゼントされるTシャツは下に掲載しているものと同サイズの色違い(赤色)で、未開封のものとなります。
スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。
(C)Konami Digital Entertainment
※画面は開発中のものです。
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