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感想:『ペルソナ3 リロード』をシリーズファンが遊んだら…完成度の高さに感激。『P5』ライクで遊びやすい変更点満載で、グラフィックも劇的進化

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 アトラスより発売予定のRPG『ペルソナ3 リロード』は、2006年にPlayStation2用ソフトとして発売された名作『ペルソナ3(P3)』の魅力をそのままに、現在のP-STUDIOの技術で蘇らせたリメイク作品です。

 本作が2023年8月23日~27日まで開催中の欧州最大のゲームイベント“gamescom 2023”(ドイツ)にプレイヤブル出展され、発売日が2024年2月2日であることが発表されました。

 イベントでは、ダンジョン・タルタロスを探索できる“NEW MOON”と、大型シャドウ・プリーステス戦を体験できる“FULL MOON”、どちらかを選んで試遊することが可能です。今回は、各モードのプレイレポートをお届けします。


新要素がたくさんつまったタルタロス探索

 “NEW MOON”は、15分間の制限時間内でタルタロスを自由に探索できるモードです。いきなりタルタロス・エントランス(ダンジョンスタート地点)から始まるので、ストーリー面のネタバレはなく、初めて『P3』シリーズに触れてバトルを体験してみたいという人にピッタリ! 

 『P3』ファンの方も、戦闘がブラッシュアップされていたり、新要素が追加されていたりするので、新鮮な気分で遊ぶことができます。

 プレイをして最初に感じたのが、圧倒的グラフィックの進化。オリジナル版の持つ雰囲気も好きなのですが、最新技術で再現されたことによって、タルタロスの美しさや異質さがよりわかるようになっていて感動しました。試遊には制限時間があるのに、「タルタロスって、こんな風になってたんだ……」とスミズミまで見てまわりたくなるほど。

 オリジナル版はカメラ位置固定でしたが、本作ではカメラ距離などを操作できるのも嬉しいポイントです。

 ダンジョン内はダッシュ移動ができたり、ワンボタンでオートリカバリーができたりと、操作面の利便性も上がっています。

 また主人公たちパーティメンバーも、オリジナルのよさを残したまま等身が上がり、さらにカッコよく&かわいくなっていました。ペルソナも鮮明になっていて、細部までマジマジと観察したくなります。

 『P3』の仲間たちのペルソナは神話に登場するさまざまな神々などがモチーフになっていて、個人的に好きなデザインが多いので、ほかの仲間たちのものを見るのも楽しみです!



 タルタロスはフロアを探索し、上へ上へと階を登っていくダンジョンです。ダンジョン内に不思議なオブジェクトが追加され、それを壊すことで、アイテムが手に入るようになりました。

 各フロアにはシャドウがおり、主人公がアタック(先制エンカウント)するか、相手から攻撃を受けることで、バトルスタート。

 本作では通常エンカウント時はオリジナル版のベイベベイベでお馴染みの【Mass Distraction】が流れて、先制エンカウント時に、新たなBGMが流れます。今回は、新たなボーカリストが採用されているとのこと。音楽も大事なゲーム体験の1つで、曲が変化したことで「新しい冒険をしているんだな」というワクワク感がより高まりました。

 基本的なバトル要素はオリジナル版と同じですが、UIがより使いやすく洗練されたデザインになり、操作性も快適になっています。

 バトルの新要素として、新しい戦術“シフト”が追加されました。これはシャドウの弱点を突いて“1MORE(再行動)”を獲得できたときに、ほかの仲間に行動を託せるというものです。『ペルソナ5』をプレイした方は、“バトンタッチ”をイメージしていただければわかりやすいと思います。

 “シフト”が追加されたことによって、パーティ全体で相手の弱点属性を狙うことができ、総攻撃を出しやすくなった印象を受けました。

 ペルソナを付け替えられる故に主人公の出番が多く、SPがよく枯渇する問題も、逆に伊織順平たち物理スキル中心キャラのSPが残りやすい問題もこれで解決です!

 総攻撃で敵を撃破した後には、フィニッシュ演出が追加されています。このイラストが、またカッコいいんですよ。


 ペルソナのスキルとして、光属性の“コウハ”、闇属性の“エイハ”が追加されているのを確認できました! もしかしたら光属性、闇属性を得意とする天田 乾とコロマルのスキル構成にも変化があるかもしれません。

 プレイしていて驚いたのが、戦闘終了後にペルソナやアルカナカードを獲得する場面。本作では、なんとカードがシャッフルされません! 地味だけど、狙ったカードが確実にもらえるのは大きな変化ですよね。

 さらに“愚者”など、大アルカナのカードが追加されました。入手すると、タルタロス探索中でさまざまな効果が得られる“ARCANA BURST”が発動。効果には経験値アップなどさまざまなものがあり、探索がますます便利になります。

 なおレアシャドウや宝箱など、探索が楽しくなるおなじみの仕掛けも健在です。


緊迫感が増した大型シャドウ・プリーステス戦に挑戦

 “FULL MOON”はボスの大型シャドウ・プリーステス戦を、バトル突入前のイベントから体験できるモードです。

 このバトルの舞台は、モノレール内。車両のなかには、ある事情から象徴化した人々の棺のようなオブジェクトが並んでいるのですが、リアルになったぶん、不気味さも際立っています。

 充実した学園生活と、主人公たちが活動する・謎の影時間、その光と闇のコントラストの強さも本作の魅力だなと改めて実感しました。

 各車両にいたシャドウを倒し、無事に大型シャドウ・プリーステスのもとに到着。大型シャドウの影響で車内が凍っているのがわかり、細かい演出に気づけるようになったのも、嬉しいポイントの1つでした。

 プリーステス戦は、制限時間つきのバトル。個人的にオリジナル版で何度も戦ってきた相手ですし、時間も30分もあったので、余裕だろうと思っていたんです。そう、戦う前までは……。

 プリーステスが使ってくる氷結系範囲攻撃がかなり痛くて、油断するとガッツリHPを削られます。「そうですよね、車両を氷つかせられるくらい強いシャドウですもんね……」と戦っていて気が引き締まりました。

 プリーステスは、途中で仲間のシャドウを召喚します。記憶を頼りに1体の弱点をつき、同じようにもう1体攻撃したら弱点が違って……。アナライズで情報を見たら、同じ姿だけと違う名前のシャドウだと判明し、完璧に見た目にだまされましたよね!

 ほかにも弱点変更されているシャドウがいるそうで、オリジナル版の経験ばかりに頼っていると、私のように痛い目にあうことが多くなりそうです。

 さらにプリーステスのある行動によって、制限時間が一気に減るギミックも……。刻々と減っていく時間のなかで、冷静で素早い判断が問われる緊迫感満載のバトルを楽しむことができました。

 今回の試遊範囲に登場した要素以外にも、新規アニメーションやカットシーン、ボイスの追加など、いろいろな面がパワーアップして生まれ変わった本作。

 コロマルと散歩に行ったり、交流の少なかった男子メンバーとのイベントが多数増えていたり、初めて遊ぶ方はもちろんオリジナル版を何十時間も遊んだ人にも嬉しい内容になっています。

 今回レポートした“NEW MOON”と“FULL MOON”は、日本国内でも2023年9月21日~9月24日(一般公開日は23、24日)に開催される“東京ゲームショウ2023”で試遊できるので、気になる方は遊びに行ってみてください!

商品名:ペルソナ3 リロード アトラスDショップ限定版 ファミ通DXパックが予約受付中

 『ペルソナ3 リロード』のファミ通DXパックが、エビテンにて予約受付中です。ここでしか入手できない限定アイテムをお見逃しなく!

同梱内容
【ゲームソフト】『ペルソナ3 リロード』(通常版/LIMITED BOX)
【アトラスDショップ限定版】『アイギス』フィギュア
【ファミ通DXパック】ペルソナ3 リロード B2タペストリー
【ファミ通DXパック】ペルソナ3 リロード マグカップ
【ファミ通DXパック】ペルソナ3 リロード 卓上カレンダー
【ファミ通DXパック】ペルソナ3 リロード ポロニアンモールオリジナルトートバッグ

販売価格
LIMITED BOX アトラスDショップ限定版 ファミ通DXパック 税込27,830円/税抜25,300円
LIMITED BOX アトラスDショップ限定版 税込22,880円/税抜20,800円
LIMITED BOX ファミ通DXパック 税込22,330円/税抜20,300円
通常版 アトラスDショップ限定版 ファミ通DXパック 税込20,130円/税抜18,300円
通常版 アトラスDショップ限定版 税込15,180円/税抜13,800円
通常版 ファミ通DXパック 税込14,630円/税抜13,300円

発売日
2024年2月2日

機種
PS5/PS4

『ペルソナ3 リロード』製品情報

■発売日:2024年2月2日
■対応機種:Xbox Game Pass / Xbox Series X|S / Xbox One / Windows / PlayStation5 / PlayStation4 / Steam
※Xbox Series X|S、Xbox One 、Windows 、SteamはDL版のみ
■プレイ人数:1人
■ジャンル:RPG
■価格:通常版/DL通常版: 9,680円(税込)
■年齢区分:C


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