『原神』リネたちのデザイン画やフォンテーヌのコンセプトアート、伝統工芸とのコラボなど見どころ満載。ゲームアート展覧会レポートをお届け
- 文
- 江波戸るく
- 公開日時
HoYoverseが配信するオープンワールドRPG『原神』は、8月19日~27日にかけて、ゲームアート展覧会を開催。Ver.4.0で実装されたばかりの国“フォンテーヌ”に関する、ファン必見のデザイン画やコンセプトアートなどが展示されています。
今回、本日19日から開催となるこちらの展覧会を先行で観覧することができたので、内部の写真と共にレポートをお届けします!
インフォメーションに並んでいるものが気になる……
『原神』はVer.1.1から始めた筆者。その頃はドラゴンスパインも実装前でしたが、モンド・璃月だけでもかなりの広さがあるように感じられました。そして徐々にエリアが増えていくテイワットを駆け回っているうちに、いつの間にか、稲妻・スメールを経てフォンテーヌに入る時が……。
かなり初期に公開された“足跡”PVを見た時は、カーンルイアを除くと最後に訪れそうな国・スネージナヤまで遠いなと感じていましたが、気がつけばもう二つ先です。早い。
という余談は置いておいて、内部の様子を紹介していこうと思います。
入ってすぐのインフォメーション前では、スライムたちがお出迎え。かわいい。少し上に掲載した、すぐ近くの冒険者協会をモチーフにした受付には、何かがずらりと並んでいます。こちらは特製帽子で、会場にいるスタッフに、合言葉である「影を尋ねて波を踏む。また、フォンテーヌで」と言うと貰えるものです。日常ではまず口にすることのない言葉なので、勇気を出してみましょう。
次のお出迎えは……遺跡守衛!
ロビーから出発し、ゲームアート展覧会の世界・第一章へ飛び込みます。すると、旅人にとってはとてもよく見慣れた(?)存在である遺跡守衛が座っているのが真っ先に目に入ります。こうして見るとちょっと愛嬌があるようにも感じられますね。
遺跡守衛の周囲には、テイワットの各地で遭遇することとなる“遺跡シリーズ”に関する展示があります。初期案や設定画、開発時の秘話などもあり、見応えはバッチリ。脳裏に彼らの動く音が響いてくるようです。
少し進むと、かわいいちびキャラのイラストが一面に。その隣には、今までに旅してきた国であるモンド、璃月、稲妻、スメールについての紹介があり、最後はフォンテーヌへと繋がっています。
第二章はフォンテーヌへ。見ているだけで涼しくなる
模型が目を引くフォンテーヌを中心としたこちらでは、コンセプトアートや魔物たちの設定画、鍛造武器のレプリカなど、見応えのある展示物がずらりと並びます。フォンテーヌは実装されたばかりなので「あ、この場所昨日見た!」となることもあるかもしれませんね。
Ver.4.0で新たなプレイアブルキャラクターとして登場したリネ、リネット、フレミネのデザイン画なども展示されています。下段は祈願などの画面で見られる立ち絵の案でしょうか? 普段はなかなか見る機会がないので、旅人にとって嬉しい展示の1つだと思います。
開発の現場でどんな打ち合わせを経て、キャラクターたちが世に送り出されているのか……ということを垣間見られるようなものが見られるのは嬉しいですね。長く遊んでいる作品ならば尚更です。
奥にはフォンテーヌで新しく登場した鍛造武器と、ボーモント工房のミニチュアが並んでいます。武器はほぼ実物大でしょうか……? キャラクターたちがこういうものを持って戦っているのだと思うと、実際にフォンテーヌの工房を訪れたような気分になります。
フォンテーヌの文化や特徴が伝わる場所と次のエリアのあいだには、Ver.4.0で登場した“水中探索”をモチーフにした展示があります。今の暑い時期に嬉しい、ひんやりとした気持ちになれました。
また、近くにはフォンテーヌのメインテーマや戦闘曲の試聴コーナーもあります。『原神』は国ごとに特徴のある楽曲が揃っているのがすごいところですよね。しばらくフォンテーヌを歩くことが多くなると思いますが、プレイ中もヘッドホンをしてじっくりと聴きたくなります。
クリエイターさんの美麗イラスト、伝統工芸はどれも必見
第三章とされているこの創作空間では、様々なキャラクターが描かれた美麗なイラストや、日本の伝統工芸とコラボした迫力のある展示が並んでいます。国を超えてキャラクターが描かれている作品もいくつかあり、細部まで眺めているとあっという間に時間が……。
伝統工芸とのコラボでは、早柚の声が聞こえてきそうなむじむじだるまや廃材で創り出された今にも動き出しそうなアンドリアス、天賦素材のために今でも毎週戦っている正機の神(七葉寂照秘密主、という名前も響きが好きです)など、どれもこだわって制作されたことが伝わる完成度です。
隣接するインタラクティブエリアには、今までのバージョンのメインビジュアルが展示。モンド、璃月、稲妻、スメールでの冒険が、見ているだけで思い返せます。
なんだかんだで9月末でリリースから3年、長い旅路だったなと感じますが、旅人のテイワットでの冒険はまだまだ続きます。フォンテーヌではこの先どんな物語が待っているのか、まだ見ぬ場所ではどういった人物たちが生きているのか、と思うと楽しみになってきます。
反対側には『原神』を試遊できるスペースが設けられており、ここでプレイ可能なデータにはなんとフレミネの姿が! Ver.4.0後半で登場する彼の実装まであと少しですが、先行で操作することができるのは嬉しいですね。待機モーションなどをじっくり眺めてきました。
ぬいぐるみ投げ、パズルといったアトラクションもあります。ミッションの中に含まれているので、スタンプを集めたい方は挑戦してみてください。
出口付近にはメッセージを残せる場所もあり、既に何名かの声優さんのメッセージが貼られていましたので、行かれる方はお見逃しなく。
素敵な展示の数々をじっくり眺められ、周りには同志、否、旅人しかいない空間。何時間でもいられそうなほどです。プレイ時の思い出がじんわりと蘇ってくるのもあり、1つの展示の前でついつい数分足を止めたくなることも。
そんな展覧会を巡る中でミッションをこなすと集まるスタンプラリーの景品として、または物販で貰えるキャラカードは15種類ありますが、選択可能です。ただし、日ごとに先着順となっています。
ミッションカードは真ん中の白いものです。ここにスタンプを集めていきます(1つだけうっかり横向きに……)。アトラクションが混みあっていた場合、ゲームログインやSNSへの投稿のほうがスムーズかも。
フリーナなど、デザイン画を見てみたいフォンテーヌのキャラクターもまだまだこれから出てくるので、今後もこういった展覧会が開かれることに期待してしまいますね。何ならモンド~スメールにもそういったものを見てみたいキャラクター・場所がたくさん……。
ということで、少々長めのレポートとなりましたが、旅人ならば行って損はない場所になっているので、参加予定の方はぜひ隅々まで見てください! 『原神』をプレイしていて良かった、と感じられる空間がそこにあります。
『原神』ゲームアート展覧会について
「影を尋ねて波を踏む また、フォンテーヌで」
“テイワットでの果てなき冒険の旅・フォンテーヌ編 ゲームアート展覧会”が、8月19日~27日にかけて東京・ラフォーレ原宿6階で開催されています。会期終了後にはオンライン展覧会の開催も告知されているので、続報を待ちましょう!
■開催概要
◆展覧会名:『原神』ゲームアート展覧会「テイワットでの果てなき冒険の旅・フォンテーヌ編」
◆会期:2023年8月19日〜8月27日
◆会場:ラフォーレミュージアム原宿(東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F)
◆入場料:無料 ※会場観覧の抽選受付は終了しています
※会場への直接のお問い合わせはご遠慮ください
◆物販情報
・ふせん パイモン 550円
・ちびキャラアクリルキーホルダー 旅人(空)770円
・ちびキャラアクリルキーホルダー 遺跡守衛 770円
・つながるキーホルダー スライム 770円
・クリアファイル リネ/リネット/フレミネ 500円
・缶バッジ リネ/リネット/フレミネ 500円
・アクリルスタンド リネ/リネット/フレミネ 1,650円
・色紙 フォンテーヌで会おう 660円
・マウスパッド フォンテーヌで会おう 2,530円
※価格はすべて税込みです。
※3,000円以上購入でオリジナル紙袋+キャラカード1枚、5,000円以上でオリジナル紙袋+キャラカード2枚がプレゼントされます(数に限りあり)。
※同一商品の購入は1人3点までとなります。
江波戸るく:永遠に新米のライター兼編集者。業が深いと判断したキャラクターを“海溝”と定めて沈むことに生きがいを見いだす。一番好きな伝説任務は古聞の章・第二幕“匪石”。
メモリアルプレート付きのファミ通限定版が予約受付中!
『原神』の特集を掲載する、週刊ファミ通2023年10月12日号にオリジナルグッズが同梱される“限定版”が登場! 現在、エビテンで予約を受け付けています。
9月28日で3周年となる『原神』。七神たちの美麗イラストがあしらわれた、メモリアルなアイテムをぜひお手元に。
© COGNOSPHERE
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります