『るろうに剣心』7話感想。斉藤壮馬さん演じる人斬り抜刀斎の凄みに鳥肌が止まらない。本気を出した刃衛も大迫力

カワチ
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 アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の第7話“人斬りふたり”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第7話の物語に関する記述や、この先の原作にまつわる記載が多々あります。そのため本編や原作をご覧になってから読むことをオススメします。

ついに人斬り抜刀斎が目を覚ます!

 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の再アニメ化で、原作のエピソードを最初からじっくり描いてくれている本アニメ。第6話で最“狂”の敵である鵜堂刃衛が登場。左之助は戦いのなかで負傷してしまい、さらに薫が人質としてさらわれてしまうことになりました。

 第7話は薫を救いに剣心が果たし状の場にやってくるところからスタートします。注目なのは剣心の言葉遣い。今までにない怒りに満ちた剣心は“拙者”から“俺”へと幕末のころの人斬り抜刀斎の一人称に戻っています。原作で物語の展開を知っている筆者ですが、斉藤壮馬さんの低い声で演じている人斬り抜刀斎が迫力満点で思わず息を呑んでしまいました。

 「伝説の人斬り様の復活だ。」と驚喜する刃衛と、戦いながら人斬り抜刀斎に戻りつつあるふたりの激闘は必見。刃衛の体制を崩そうとする剣心に対し、刃衛が背車刀に構えを変えて、彼の肩を斬る一連のシーンはアニメならではのスピード感でとても見応えがありました。

 その後、剣心を人斬り抜刀斎に戻すため、薫に“心の一方”を強く掛け、肺機能を麻痺させる刃衛。「殺してやるからさっさとかかってこい」と語る剣心……いや、人斬り抜刀斎は凄まじい迫力でしたね。

 また、迫力という意味では刃衛も引けを取りません。“影技・憑鬼の術”を使うときの「我! 不敗! 也!」「我! 無敵! 也!」「我…最強なり!」の一連のセリフが鬼気迫るものがありました。

 ふたりの決着がどのように着くのかはぜひアニメで観て欲しいのですが、泣けるのは薫。みずから心の一方を解き、剣心に向かって叫ぶ彼女の姿は高橋李依さんの名演も合わさり、素晴らしいシーンになりました。

 ラストの刃衛のセリフもすごくよかったです。原作でも出番は少ないものの強烈なインパクトを残した刃衛ですが、今回のアニメも杉田智和さんの芝居が合わさり、より忘れられないキャラクターになりましたね。

 次回からは恵編ということで、オープニングにも登場している御庭番衆たちとの戦いがはじまりますね。めちゃくちゃ楽しみなので早く観たいです!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会

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