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プロ漫画家の制作過程。ネームと本番原稿は、こんなに違う!(協力:緋鍵龍彦先生)

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 フェチズムを刺激するストーリーで多くのファンを魅了し、2013年にはアニメ化もされた人気漫画『断裁分離のクライムエッジ』。

 その作者である緋鍵龍彦さんの最新作『私の傷は死んでも消さない』が、8月より月刊コミックアライブにて好評連載中です。

 この記事では、緋鍵龍彦さんのご協力のもと、最新作『私の傷は死んでも消さない』の第1話と、最新4話のネームを大公開します。漫画制作の裏側が明らかになりますよ!

『私の傷は死んでも消さない』のネームと原稿を大公開

第1話のカラーページ

 ネームから野鼠がメガネをかけるタイミングが変更になりました。少しずつ変わっていく顔にリアルさがありますね。

 そして何よりも作品タイトルが今の『私の傷は死んでも消さない』ではなく、『あんたに傷をつけたのは俺』だったようです。

ネーム

原稿

第1話より野鼠の傷跡が初めて出るシーン

 ネームから構図は変わりませんが、髪の線の数、唇の描き込みなど、印象的になるように作られています。

ネーム

原稿

第1話より豆柴の髪の犬耳について

 ネームではそこまで書かれていなかった豆柴の髪の犬耳が、よりはっきり可愛く!

ネーム

原稿

第1話より豆柴の傷跡が露わになるシーン

 ネームから豆柴の表情を暗くしつつ、傷周りを明るくすることで、傷跡が強調されています。

ネーム

原稿

第4話冒頭の豆柴の女バスシーン

 豆柴の体も心も動きを増やすため、セリフもコマ割りも変更されました。

ネーム

原稿

第4話より豆柴が怪我をし、山猫が背負って保健室につれていくシーン

 原稿で書き込まれたことで、より二人の表情が印象的になりました。

ネーム

原稿

第4話後半の豆柴と山猫が接近するシーン

 コマやセリフの変更はないのですが、絵になると印象がまた変わります。

ネーム

原稿

『私の傷は死んでも消さない』連載情報

 月刊コミックアライブ(毎月27日発売)での連載を基軸にしつつ、ComicWalkerニコニコ静画でも月2回配信中です。

(C)Tatsuhiko Hikagi

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