『魔王学院の不適合者II』8・9話の感想。ミサの出生の秘密が明らかに。シンとレノの最後の別れは涙無しでは見られない…

セスタス原川
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 現在放送中のアニメ『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』の第2期。

 電撃オンラインでは、その感想記事をお届けしています。今回は第8話、第9話の感想をお届けします。

 第8話、第9話ではついに過去編が完結。2000年前にどのような事件が起き、偽りの魔王アヴォス・ディルヘヴィアの誕生に至ったのか明かされます。

 8話、9話の内容を多く含む感想となっているので、ネタバレにはご注意ください!

無意味と知っても助けるアノス様に痺れる!

 7話の注目シーンは、アノスが生き延びたエールドメードを追ってデルゾゲードを訪れる場面。ここで、アノス(アノシュ)とミーシャは人間の少年イガレスを目にします。

 彼はかつてアノスが見逃した人間。そんな彼は、魔族たちの人間の鬱憤のはけ口にされ、暴力を振るわれていました。

 彼を身を案じるミーシャですが、アノスはその状況を見ても揺るぎません。ここは過去の世界。イガレスを助けたところで、アノスたちが現代に戻れば世界の流れは元に戻ってしまうので、この場限りの救いにしかならないのです。

 イガレスがトドメの一撃を受ける瞬間……その攻撃をアノスが防いだのです。

「せめてこの夢でぐらいは救われねば…ウソだろう」

 そう呟いて魔族たちの攻撃を軽々と全て跳ね除けてしまうのでした。無意味であるがそれは助けない理由にはならない。合理的でありながら、その奥に慈悲と優しさを持つアノスらしい行動です。

 少年のアノシュの姿でありながら、イガレスを助けに現れる姿はまさに頼れるアノスそのもの。アノスの魅力は彼が最強の魔王だからではなく、その在り方であることを再確認できた瞬間でした。

 他にも、冒頭のシーンにはなりますが、7話ではシンとレイが剣の手合わせをしており、シンが勇者カノンに敗北した後に習得した剣術をレイに対して披露する場面も味わい深い場面でした。

 手合わせとはいえ、レイに通用したということは勇者カノンにも届く剣技であったわけです。しかし、シンは本当に試したいであろう勇者カノンとはもう手合わせできないと本人は思っているので「転生前にあなたに見せられたことを感謝します」と言うのです。

 この場面、言葉通りに“レイ並みの剣士に披露できてよかった”の意味だとは思うのですが、シンほどの腕前なら剣筋から人を見極めることもできるのでは……とも思えてしまいます。

 もしそうなのであれば、シンはレイに勇者カノンの近しい何かを感じてお礼の言葉を述べたのでは……という考察もありなのかなと思いました。シンは口数が少ないので、その本心で何を考えているか考察やら想像の膨らむキャラクターですよね。

 7話ではその後、アノスは味方である創造神ミリティアの助けにより過去の世界で理滅剣を振るうことができるようになります。

 そして、理滅剣の力でイガレスに偽りの魔王の伝承に関して1つの噂を広めるように頼みます。アノスが放ったこの過去から未来への布石が、今後起きるアヴォス・ディルヘヴィアの戦いでどう影響するのか気になるところです。

シンとレノの別れは涙なしには見られない

 8話では、ついに過去編がクライマックスを迎え、大精霊レノが消滅した原因とシンの転生の詳細が明らかになります。

 その理由は、魔族の子供を身籠ってしまい伝承に背いてしまったから。レノは自分がシンのことを好きであることに気がつき、シンもそれを受け入れたことで2人は婚約して、子供を身籠るのです。その子供こそ、現代で正体を現したアヴォス・ディルヘヴィアとなったミサです。

 少し話は逸れますが、その間に描かれる結婚式の2人の掛け合いが堪らないです。2人が結婚したとはいえ、シンは完全に感情を得たわけではありません。それでも、少しずつレノを理解しようと努力している姿と、それをわかって不器用なシンを受け入れるレノ。この2人の姿は本当に見ているだけで頬が緩んでしまいそうです。

 ところが、その2人の愛を利用したのがノウスガリア。実はレノの子は彼の謀略によって生まれた存在で、アヴォス・ディルヘヴィアとして生まれ落ちる運命を背負っていたのです。

  • ▲ノウスガリアだけでなく身体で生き残ったエールドメードも何やら企てている様子。

 レノは最後の力で出産したミサを2000年後の世界に送りますが、その後に伝承に背いたと見なされ存在が消えてしまいます。レノの消滅の瞬間、シンはついに自分の意思で“主君に背いてでもミサを守る”と自身の行動を決めるのでした。

 シンに感情を与えようとしてきたレノの思いが成就するのが、彼女自身が消える瞬間とは……。バラードverのEDテーマ『エソア』をバックに見る2人の最後の別れは、流石に涙なしに見ることはできませんでした。

 こうして、ミサことアヴォス・ディルヘヴィアの誕生。精霊王の正体。ノウスガリアの謀略。全ての点と点が繋がり、全ての謎が明らかになったのです。

 10話からは舞台は現代に移り、ついにアヴォス・ディルヘヴィアの決戦へ。しかし、過去の物語を知っていると、恨むべきはノウスガリアでミサやシンは敵として捉えるにはあまりにも悲しい過去を背負っています。

 この複雑に絡んだ運命を、アノスがどうひっくり返してくれるのか。本物の魔王の本領発揮の瞬間が楽しみですね!

放送・配信情報

2023年7月より第1話から放送再開決定!

【放送】
TOKYO MX……7月8日より 毎週土曜 24:30~
とちぎテレビ……7月8日より 毎週土曜 24:30~
群馬テレビ……7月8日より 毎週土曜 24:30~
BS11……7月8日より 毎週土曜 24:30~
読売テレビ……7月11日より 毎週火曜 27:22~
テレビ愛知……7月11日より 毎週火曜 26:05~
AT-X……7月8日より 毎週土曜 24:30~/リピート放送:毎週(水)20:00~/毎週(金)8:00~
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございます。予めご了承下さい。

【配信】
dアニメストアにて地上波同時・単独最速配信!

【SATFF】
原作:秋
キャラクター原案:しずまよしのり
総監督:大沼 心
監督:田村正文
キャラクターデザイン:山吉一幸
シリーズ構成:田中 仁
美術監督:込山明日香
色彩設計:吉田隼人
撮影監督:木田健斗(株式会社チップチューン)
3D監督:江田恵一(株式会社チップチューン)
編集:瀧川三智(REAL-T)
音響監督:納谷僚介
音楽:井内啓二
制作スタジオ:SILVER LINK.

【CAST】
アノス・ヴォルディゴード:梅原裕一郎
ミーシャ・ネクロン:楠木ともり
サーシャ・ネクロン:夏吉ゆうこ
レイ・グランズドリィ:寺島拓篤
ミサ・イリオローグ:稗田寧々
エレオノール・ビアンカ:渡部紗弓
ゼシア・ビアンカ:久野美咲
シン・レグリア:羽多野渉
大精霊レノ:阿澄佳奈
熾死王エールドメード・ディティジョン:小山力也

【オープニングテーマ】
Lenny code fiction 「SEIEN」

【エンディングテーマ】
ももすももす 「エソア」


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