『幻日のヨハネ』11話感想。心を閉ざすヨハネの姿に胸が痛むなか、チカのポジティブさに救われる。“スカーレット・デルタ”の再登場もアガる!

カワチ
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 アニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』の第11話“ヨハネのまほう”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第11話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

心を閉ざすヨハネに胸が痛む

 『ラブライブ!サンシャイン!!』のスピンオフ作品でおなじみのキャラクターたちをモチーフにしているものの、設定が異なる別人として描かれるファンタジー作品『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』。インティ・クリエイツによる本格2Dアクションゲーム化も発表され、ますます盛り上がっています。

 前回の第10話は夏祭りの成功に続いて夢を叶えるためにヨハネがトカイに戻ることを決意する展開で明るい雰囲気でしたが、今回はかなりシリアスで片時も画面から目を離せないストーリーになっていました。

 第10話のラストは晴れやかな門出が一変して“異変”が収まっていないことが判明。凶暴化した鹿がヨハネに対して襲いかかるというところで終了しました。気になる物語の引きでしたが、ピンチのヨハネを救ったのは謎のヒーロー集団・ミリオンダラー! ちょくちょく登場するシーンはあったものの、本格的なバトルは3話以降ぶりなのでワクワクしましたね。

 ピンチを脱したものの、ヌマヅの異変を解決したと思っていたヨハネは自分を責めて心を閉ざしてしまいます。ヨハネの成長を描く本作では、彼女が壁にぶち当たる展開は幾度となくありましたが、今回は大事な魔法の杖を川に投げ捨ててしまうという展開。クライマックスに向けて物語が大きく動いていることを感じさせられました。

 町がかつてない規模で“異変”に侵食されていくなか、ダイヤもライダースーツを着込んだ“スカーレット・デルタ”となって対策に乗り出します。久しぶりの登場となる“スカーレット・デルタ”ですが、今回もアクションシーンの映像が気合いが入りまくってるので、ぜひアニメで実際の動きをチェックしてみてもらいたいです。

 異変に苦戦するスカーレット・デルタですが、そんな彼女を助けてくれたのはヨハネの相棒であるライラプス。なぜライラプスがヨハネを置いて単独で行動していたのかはアニメを観てからのお楽しみ。

 一方のヨハネは家のなかで引きこもってしまいます。ハナマルやヨウも彼女を気にかけて彼女の家を訪れますが、ヨハネを気遣って会うことはしません。

 そんななか、ヨハネに会いに来たのはチカ。彼女を元気づけようと実家の十千万旅館へと連れ出します。チカのモチーフは『ラブライブ!サンシャイン!!』の高海千歌で、彼女はAqoursのリーダーとして持ち前の明るさと強引さで周囲を次々に巻き込んでいたので、やはり頼りになるなと思いました。これまで『幻日のヨハネ』ではチカのシーンが特別多いわけではなかったので、11話まで進んでからの活躍はとても心躍りましたね。

 ヨハネを元気付ける方法は仲間たちがそれぞれかくし芸を披露するというものでしたが、ヨウとハナマルが皿回しを披露したり、カナンとリコがテーブルクロス引きに挑戦したりと仲の良さが伝わってきてよかったですね。

 チカたちのおかげで復活できたヨハネはライラプスを迎えに行くことに。しかし、そこにルビィがやってきて彼女に衝撃の事実を伝え……。

 その後の展開といい、次回のタイトルといい、とにかく先が気になる終わり方でした。自分の願いはただひとつ! みんな笑顔のハッピーエンド!! 本当にそれだけです。残り話数も少なくなってきたので、次回は、より注目しながら観てみようと思います!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



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