“にじさんじ”ライバー15名が声を届けた“VtL両国”をレポート

にじ
公開日時
最終更新

 12月8日に東京・両国で、“Virtual to LIVE in 両国国技館 2019”が開催されました。

【訂正とお詫び】記事公開時、「チャイカー!」の発言者が笹木咲さんと記載しておりましたが、正しくは椎名唯華さんでした。訂正してお詫びいたします。

 本イベントは、いちからが運営するVTuber/バーチャルライバープロジェクト“にじさんじ”より15名が出演する、1周年記念楽曲『Virtual to LIVE』をテーマとした大型音楽ライブイベントです。

 ステージには、月ノ美兎さん、樋口楓さん、静凛さん、剣持刀也さん、勇気ちひろさん、えるさん、鈴鹿詩子さん、森中花咲さん、椎名唯華さん、笹木咲さん、ジョー・力一さん、鈴原るるさん、夢月ロアさん、御伽原江良さん、戌亥とこさんが登壇し、ライブパフォーマンスを披露してくれました。

 会場となる両国国技館では、朝10:00より物販が開始され盛り上がりを見せていた他、出演者のパネル、名前がデザインされたのぼり旗、ファンや関係者からのフラワースタンドが設置されるなどライブ前から賑わっていました。




 また、ライブイベント直前には、青木佑磨さん、“にじさんじ”ライバーのニュイ・ソシエールさん、早瀬走さんが出演する直前番組がニコニコ生放送で実施。

 青木さん、ニュイさんは、物販情報をアナウンスしたり、ファンへインタビューしたりと生放送を盛り上げました。また、早瀬さんはライブ出演者の楽屋に突撃インタビューをし、各出演者の心境をうかがいました。

 会場内に入り、ライブ開始時刻が近づくと、ジョー・力一さんによる場内アナウンスが実施されました。

 注意事項の説明が終わると、力一さんは確認したいことがあると言い、「銘柄は?」と問いかけました。それに対して会場から「メビウス―!」とレスポンスが返ってくるも、力一さんは「なお、会場内は禁煙となっております」と答え、会場を笑いに包みました。

 その後、照明が暗転。軽快なビートとともにスクリーンに出演者のビジュアルが1人ずつ映し出されていき、カウントダウンがスタート。

 カウントダウンが終わり、会場のボルテージが上がったところでステージに剣持刀也さんが登場。大きな歓声が発せられ、紫色のペンライトが会場を照らす中で『Sharpness...』が披露されました。


 剣持さんによるパフォーマンスで会場が温まり、次の楽曲『ダンスロボットダンス』のイントロがスタート。ここで勇気ちひろさんが登場して歓声のボリュームがさらに増しました。

 剣持さんの力強い歌声、勇気さんのかわいらしいボイスで披露された本デュエットでは、剣持さんが「通報しないで!」と間奏中に発言するといったライブイベントならではのパフォーマンスも見られました。


 楽曲が終わり、剣持さんかここで退場。燃え盛るような背景が映し出される中、かわいらしくも力強い歌声で勇気さんが『Los! Los! Los!』を歌い上げました。


 次に登場したのは椎名唯華さん。やわらかい、突き抜けるような歌声で披露したのは『メランコリック』です。「今日のためにいっぱい寝てきました!」と間奏中に発言した通り、生き生きとしている様子がうかがえました。


 楽曲が終わると、椎名さんは「西ぃ~稀勢の笹ぁ~」と呼びかけ、「ごっつぁんです。どすこい!」という声とともに笹木咲さんが登場! 笹木さんの「ミュージック……はっけよい、のこった!」の掛け声から『ロキ』が披露されました。

 本楽曲は掛け合いが難しい印象ですが、笹木さんと椎名さんの息がぴったりと合っており、とても心地よく感じられました。


 次に披露されたのは笹木さんが歌う『命に嫌われている。』です。笹木さんは歌詞を変えた『笹木は嫌われている。』を自身のYouTubeチャンネルへ投稿しており、「今日は原曲通りに歌わせていただきます」とコメントするも、楽曲の最後には「ベルモンド・バンデラス?」、「誰やねん!」のコール&レスポンスを促し、会場を盛り上げました。


 楽曲が終わり、暗転をはさむと笹木さん、椎名さん、勇気さん、剣持さんがステージに集合し、自己紹介と歌った楽曲を振り返りました。また、剣持さんの発案で会場を温めるためにコール&レスポンスを実施。

 男性、女性への問いかけに合わせて会場からは歓声が発せられ、続けて椎名さんが「チャイカー!」と問いかけます。会場からは複数のチャイカさんからの歓声があがり、剣持さんは戸惑いを見せていました。

 4人が退場した後には夢月ロアさんが登場し『恋愛裁判』を披露。夢月さんは3Dの姿を本イベントで初お披露目ということで、観客からの歓声も大きいものに。初お披露目から、楽曲の間奏で夢月さんが発した「見ててね?」という言葉で感極まった方は多いのではないでしょうか。


 続けて名曲『secret base~君がくれたもの~』のイントロが流れ始め、鈴原るるさんが登場。夢月さんとともにやさしく、しっとりと歌い上げ会場の熱気をクールダウンさせました。


 その空気のまま、鈴原さんがソロで『ガーネット』を歌います。記者としての仕事を忘れてしまうようになるほど、その澄んだ歌声に聞きほれた人は自分だけじゃないはず……!


 しっとりとした空気に会場は包まれて暗転。ステージには、差し込まれた光に照らされるシルエットが映し出され、静まった空気を戌亥とこさんの美声が貫きました。

 冒頭部分をアカペラで歌われたのは『小さきもの』。戌亥さんの歌声に、気を抜けば浄化してしまうのではないかと思いました。


 お次は、御伽原江良さん、戌亥さんによるデュエットで『オトモダチフィルム』! 楽曲中、戌亥さんに会いた過ぎて暴走気味になる御伽原さんに塩対応の戌亥さん。

 しかし、「会えるの楽しみにしてたのに! 舞い上がっていたのは私だけ?」と少ししょげながら問う御伽原さんに、戌亥さんが「はいはい、会いたかったよ」と返したところは、何物でもなく“てぇてぇ(尊い)”の一言に尽きました。


 戌亥さんが退場して、次に披露されたのは御伽原さんによる『おねがいダーリン』です。軽快なステップを踏みつつ楽曲を歌い上げる御伽原さんでしたが、機材トラブルで楽曲が途中でストップ。思わぬアクシデントで一瞬会場はざわめきましたが、すぐに「ギーバーラ!」というコールが会場を包み込みました。


 このコールは次の展開まで続き、“にじさんじ”ファンの温かさを改めて感じました。会場が照らされ、夢月さん、鈴原さん、御伽原さん、戌亥さんが再びステージに登場し、MCパートへ。

 本パートでは、興奮している様子の御伽原さんを、戌亥さんが「機材トラブルと自分に(御伽原さんが)初めて会ったことでおかしくなってしまっている」と説明し、「よしよし」となだめる場面が見られました。また、残念ながら最後まで見られなかった『おねがいダーリン』の1フレーズを御伽原さんが披露し、会場を盛り上げました。

 4人のMCパートが終わると次に披露されたのは静凛さんによる『千本桜』です。冒頭からペンライトが強く降られ、間奏では「しずりん!」コールが響き渡るなど、会場の熱気も上がっていきました。


 会場の熱気は冷めぬまま、さらにヒートアップ。鈴鹿詩子さんが『God knows...』を歌い上げます。鈴鹿さんのペンライトカラーはピンクですが、あまりの熱気からか会場内は赤いライトが多かったように感じました。


 楽曲が終わり、歓声が続く中、その歓声を「バレリーコ」と言う声が遮ります。赤いスポットライトに森中花咲さんが映し出され、盛り上がる会場の中で『バレリーコ』を披露しました。テンションの上がる演出の連続に、歌詞にもあるように「もう限界だ」という状態でした。


 限界状態でもこのラッシュは止まりません。次は森中さん、鈴鹿さん、えるさんによる『気まぐれメルシィ』! どこまで会場を盛り上げる気なのか、と思うほどに会場は熱気を帯びていきました。


 そして、ここでえるさんのオリジナル曲『MESMERIZER』がお披露目。4つ打ちの思わずリズムをとりたくなるような曲調に、えるさんの通る声が見事に合わさり、とてもカッコいいものとなっていました。


 怒涛のラッシュが終わり、森中さん、鈴鹿さん、えるさん、静さんによるMCパートが展開。静さんは会場のみんなでやりたいことがあるようで、“ウェーブ”を提案しました。

 合図とともに、サイリウムが上がっては下がっていき見事に“ウェーブ”が成功! 拍手と歓声が上がりました。

 4人が退場したところで、ジョー・力一さんが登場。披露したのは『君は薔薇より美しい』です。自身のTwitterに投稿されたネタでも歌われた本楽曲をライブで聞けたことに、感動しつつも、感慨深く感じました。


 次に委員長こと月ノ美兎さんが登場。普段はエンターテイナーとして話題になることが多いですが、ステージ上でかわいらしいダンスを披露しつつ『あいがたりない(feat. 中田ヤスタカ)』をソロで歌い上げる姿は、“バーチャルアイドル”それ以外の何物でもありませんでした。


 歌の余韻に浸っているのも束の間。ステージに樋口楓さん、月ノさん、力一さん、鈴原さん、えるさんがスポットライトに当てられながら登場し、思わぬ組み合わせに会場からはどよめきと大きな歓声が!

 何が歌われるのか予想がつかないメンバーから披露されたのは『林檎もぎれビーム!』です。イントロから「はい! はい!」という観客席からのコール、激しく降られるペンライト。ステージの5人もそれに応えるようにシャウトし、激しく動き回りました。

 サビでは会場全体が一体となり、「林檎! もぎれ! ビーム!」の大合唱。空気は再骨頂の熱気に包まれていました。

 そのままMCパートに突入し、息を切らしながらも月ノさん、樋口さん、力一さんが登場しました。本パートでは、力一さんが『林檎もぎれビーム!』を一緒に歌ってくれる人を募集したところ、秒でメンバーが集まったというエピソードが語られました。

 そして、“にじさんじ”についての重大な情報が映像で発表。“にじさんじ”所属ライバーがメジャーレーベルよりデビューすることが明かされました。デビューが発表されたのは月ノさん、樋口さん、そして森中さんと御伽原さんのユニット“petit fleurs”です。



 紹介映像が終わるとステージに森中さんと御伽原さんが加わり、メジャーデビューする3組より今後の意気込みが語られました。

 月ノさんは音楽というよりもエンターテインメントとして魅せていきたいと話し、御伽原さんは機材トラブルで最後まで歌えなかったことを挽回すると宣言! 森中さんは御伽原さんと一緒に歌えることがうれしいとコメントしました。

 そして樋口さんは、大好きなLantisよりデビューできることが皆さんのおかげであると感謝を述べ、デビュー楽曲を披露してくれることを発表! 思わぬサプライズに大きな歓声が会場を埋め尽くしました。

 樋口さんは「聴いてください! 『MARBLE』」と叫び、楽曲を披露しました。アップテンポな曲調に、樋口さんに関連したワードがちりばめられた歌詞、突き抜ける力強い歌声。拳を振り上げるのに、これ以上の理由はないくらアツい楽曲となっていました。


 楽しい時間は早いもので、最後の楽曲『dream triangle』を披露するために月ノさん、樋口さん、静さんがステージに登場。言葉の1つ1つに思いを込めるように楽曲を歌い上げ、それに観客も応えるように歓声を上げました。楽曲の最後には3人が感謝の言葉を述べ、静かに照明の明かりが消えていきました。


 しかし、会場には観客のペンライトによって未だ光が灯されています。誰かが発した「アンコール」という1つ声が、いつしか会場を埋め尽くし、大きな声になるまでに時間はかかりません。その声に応えるように樋口さん、月ノさん、静さんが再び会場に登壇!

 歓声に包まれながら登場した3人はイベントを振り返り、各々感想を述べました。振り返りが一段落したところで、樋口さんが「まだ、1曲やっていない曲があるんですよ。みんなわかる!?」と会場に向けて問いかけ、大きな歓声に「まだまだ盛り上がっていけますかー!?」と盛り上げます。

 続けて静さんが「もっともっと大きな声、出せますかー!?」、月ノさんが「今日一番大きな声、出せますかー!?」と会場のボルテージを上げていきます。最大級の歓声に安心した3人は声をそろえて楽曲名『Virtual to LIVE』を叫びました。

 イントロが流れ始めたところで出演者全員が登壇し、『Virtual to LIVE』を披露。会場に灯されたカラフルな光に包まれながら、出演者15人は両国国技館から、力強く歌い上げ、その声を会場にいた全員、そして配信を聞いている人々に確かに届けました。


 「LaLaLa……」という大合唱のフィナーレには、銀テープが空を舞い、幻想的な空間を演出してステージは幕を閉じました。


 会場が静寂に包まれようとした時、スクリーンに“重大発表!”の文字が写し出され、再び会場に歓声が上がりました。

 ここで、ユニバーサルミュージック“Virgin Music”よりユニット“Rain Drops”のデビューが発表された他、“にじさんじ”フルアルバムが2020年春に発売されることが明かされました。

 また、“にじさんじ”の単独音楽ライブツアー“にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!”が2020年2月~3月に開催されることが発表されました。

 最後のうれしいサプライズに拍手が鳴りやまぬまま、イベント終了のアナウンスが会場に響きます。真面目なアナウンスだったため、最初は気が付きませんでしたが、最後に「みんな、また会おうねー!」と笹木さんがネタばらし。そこで再び大きな歓声が沸き上がり、本当にイベントは幕を閉じました。

 なお、この夢のような、幸福なひと時を演出したライブの様子はニコニコ生放送で配信され、12月24日までタイムシフトで見ることができます。予定が合わず参加できなかった方はもちろん、会場に参加した方もぜひチェックしてみてください!

 その他、今回のライブイベントに合わせて両国・秋葉原で展開されている『にじめぐり』は、12月31日までの期間限定のサービスなので、ぜひ忘れずに楽しんでみてください!

セットリスト(敬称略)

1:Sharpness.../歌:剣持刀也

2:ダンスロボットダンス/歌:勇気ちひろ、剣持刀也

3:Los! Los! Los!/歌:勇気ちひろ

4:メランコリック/歌:椎名唯華

5:ロキ/歌:椎名唯華、笹木咲

6:命に嫌われている。/歌:笹木咲

7:恋愛裁判/歌:夢月ロア

8:secret base~君がくれたもの~/歌:鈴原るる、夢月ロア

9:ガーネット/歌:鈴原るる

10:小さきもの/歌:戌亥とこ

11:オトモダチフィルム/歌:御伽原江良、戌亥とこ

12:おねがいダーリン/歌:御伽原江良

13:千本桜/歌:静凛

14:God knows.../歌:鈴鹿詩子

15:バレリーコ/歌:森中花咲

16:気まぐれメルシィ/歌:森中花咲、鈴鹿詩子、える

17:MESMERIZER/歌:える

18:君は薔薇より美しい/歌:ジョー・力一

19:あいがたりない(feat. 中田ヤスタカ)/歌:月ノ美兎

20:林檎もぎれビーム!/歌:ジョー・力一、月ノ美兎、樋口楓、鈴原るる、える

21:MARBLE/歌:樋口楓

22:dream triangle/歌:樋口楓、月ノ美兎、静凛

アンコール:Virtual to LIVE/歌:月ノ美兎、樋口楓、静凛、剣持刀也、勇気ちひろ、える、鈴鹿詩子、森中花咲、椎名唯華、笹木咲、ジョー・力一、鈴原るる、夢月ロア、御伽原江良、戌亥とこ

(C) 2017 Ichikara Inc.