【ポケモンSV】最強のミュウツー対策。マルチプレイ用サポートタイプのミュウとハイブリッドタイプの育成論【スカーレット・バイオレット日記#61】
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ポケモン歴は初代『ポケットモンスター赤・緑』発売日からの週刊ファミ通でポケモン記事も担当していたミュージシャンゲーマーで編集記者がお届けしている『ポケットモンスター』シリーズのプレイレポート。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』での最強ミュウツーレイドバトルイベント。マルチプレイでの攻略方法もほぼ確立されて、インターネットに繋いで知らない人とのマルチプレイでのクリアーも高い確率でできるようになっています。
前回のレポートでは、アタッカータイプの“ミュウ”の育成方法をピックアップしましたので、今回はサポートタイプの育成を私なりにまとめてみました。
マルチプレイ用のサポートタイプの“ミュウ”を育てる!
まずは、前回と同じく最強のミュウツーのデータを簡単にまとめておきます。マルチプレイにおける私見的な注意点や、アタッカー視点の対策や育成方法など、合わせて前回のレポートもお読みください。
最強のミュウツー(エスパー)Lv.100
テラスタルタイプ:エスパー
<使うわざ>
サイコブレイク(特殊:エスパー)※ダメージは特防ではなく防御に依存する
れいとうビーム(特殊:こおり)
はどうだん(特殊:かくとう)
めいそう(変化:エスパー)
ミュウツーは開幕直後に必ず“めいそう”をしてシールドを張ってきます。また、シールドが破られたときには、4つのわざのほかに“ねむる”を使ってHPを全回復し、かごのみを食べてすぐに目覚めます。
それでは、対最強のミュウツー用に確立されたミュウの育成方法のなかから、私なりのサポートタイプの育成方法を解説してみたいと思います。ミュウのレベルは100まで育てておくのは基本です。
マルチプレイ用に私が育てたサポートタイプは下記の能力にしています。
テラスタイプ:むし ※ゴーストでもよい
せいかく:おだやかミントで特防↑攻撃↓
<育てる能力>
HP:252(マックスアップ×25個、たいりょくのハネ×2個 ※ハネがなければマックスアップ26個)
ぼうぎょ:210(ブロムヘキシン×21個)
すばやさ:48(インドメタシン×4個、しゅんぱつのハネ×8個)
持たせたどうぐ:おんみつマント
解説
テラスタイプですが、サポートに徹する場合は“ゴースト”でミュウツーの“はどうだん”を無効化してもいいと思います。私は、最後の攻撃ラッシュで火力が足りなかったときに、少しでも“むしのていこう”で削れるようにと“むし”にしました。
最強ミュウツーレイドはサポーターもアタッカーも、できるだけひん死にならないように立ち回りたいところです。なので、サポートタイプはHPを最大値まで上げています。すばやさも48(ステータス画面で数字としては見えません)に振って、ミュウツーよりさきに行動できるようにします。
残りは、アタッカータイプと同じく防御を210に振りました。ミュウツーは“サイコブレイク”をほとんど打って来なくなり、“れいとうビーム”を使うようになるので、わざの追加効果を受けない“おんみつマント”を持たせています。
<サポートタイプに覚えさせるわざ>
・むしのていこう(特殊:むし)固定枠
・いのちのしずく(変化:みず)固定枠
・ひかりのかべ(変化:エスパー)自由枠
・ミストフィールド(変化:フェアリー)自由枠 ※エレキフィールドでもよい
自由枠次点:どろかけ(特殊:じめん)
自由枠次点:てだすけ(変化:ノーマル)
自由枠次点:かふんだんご(特殊:むし)
わざ解説
サポートタイプは、ミュウの特攻下げと、味方への支援に重きを置きます。アタッカーのときと同じく“むしのていこう”でミュウツーの特攻下げと、“きゅうけつ”を覚えてないので自分のHPコントロールと味方への回復のためにも“いのちのしずく”は固定にしました。
それ以外のわざの選択肢はいくつかあるのですが、私の場合はオーソドックスなサポーターとして“ひかりのかべ”と“ミストフィールド”を覚えさせています。
“ミストフィールド”(あるいは“エレキフィールド”)は、ミュウツーの“ねむる”を無効化できます。ミュウツーのシールドを削り切る直前に使うのですが、パーティーメンバーにこのわざを使える人がいると、クリアータイムが早くなります。アタッカータイプで参戦していると、このわざを覚えていないパーティーに当たる率も高いので、私のサポートタイプではチョイスしています。
“ひかりのかべ”をチョイスしない場合は、“どろかけ”や“てだすけ”を選ぶのもいいです。“どろかけ”を積み上げるとミュウツーは攻撃を結構な頻度で外すようになります。“てだすけ”は、味方のアタッカーに対して文字通り手助けになります。
“かふんだんご”は、自分には使えないのですが、メンバーのHPが危険値に近づいているときの緊急回復に有効で、ミュウツーへの攻撃にも使えます。
サポーターとしての立ち回り方
初手は“ひかりのかべ”を使います。同じく“ひかりのかべ”を使う人がいたら、その人もサポーターの確率が高いので、以降はわざの重複がないように気をつけます。
つぎの手はおうえんの“がっちりぼうぎょ”を使います。(初手で誰かが使っていたらつぎの手に移ります)ミュウツーが味方にかかっている有利な効果を打ち消してこないかぎり、パーティーで1回かけてあれば大丈夫です。
そのあとは“むしのていこう”を使いミュウツーの特攻を下げつつ、パーティーのHPコントロールに気を配ります。“ひかりのかべ”はターン数を把握して、5ターン経過したらかけなおします。テラスタルはできるようになったらすぐに使いたいところです。
ミュウツーのシールドがあと少しで破壊できるところまできたら、“ミストフィールド”を使います。
ミュウツーのシールドが壊れたあとは、全員の状況をみつつ、全員が“きゅうけつ”を使っているようであれば、“いけいけドンドン”のを使っておうえんの効果を張り直してもいいです。自分はHPを気にしながら、“むしのていこう”を使います。
サポーターの基本は“ひかりのかべ”や“がっちりぼうぎょ”で味方の防御を上げてから、“むしのていこう”でミュウツーの特攻を下げつつ、パーティー全体のHPに気を配るような立ち回りをします。
自分がオススメするハイブリットタイプの育成方法
ここで、私がオススメするアタッカーとサポーターの両方要素を併せ持つハイブリッドタイプの育成も紹介しておきます。基本の能力値などはアタッカータイプに準じていて、覚えているわざがサポートも合わせたタイプです。
テラスタイプ:むし
せいかく:いじっぱりミントで攻撃↑特攻↓
能力:こうげき252、ぼうぎょ210、すばやさ48
どうぐ:おんみつマント
<覚えさせたわざ>
・きゅうけつ(物理:むし)固定枠
・つるぎのまい(変化:ノーマル)固定枠
・どろかけ(特殊:じめん)自由枠
・ミストフィールド(変化:フェアリー)自由枠
立ち回り
攻略方法が確立されてきてからは“むしのていこう”を覚えているメンバーが多いので、自分はその代わりに“どろかけ”を使ってミュウツーの攻撃ミスを誘うような立ち回りです。
基本の立ち回りはアタッカーに準じつつ“むしのていこう”の代わりに“どろかけ”を使います。
経験上では“ミストフィールド”(あるいは“エレキフィールド”)を覚えているメンバーに当たる確率が低かったので、自前で使えるようにしています。
テラスタルして“きゅうけつ”メインで攻撃するようになってからも、適時に“どろかけ”を使うので、わざのPP切れを起こすような場面は、いまのところ一度もありません。
総評
アタッカータイプにしても、サポートタイプにしても、はたまたハイブリッドタイプにしても、インターネットを使った野良マルチプレイは、どんなパーティーメンバーに当たるかで状況が一変します。
この記事や、あるいはほかの方の書かれている攻略法などを読んでチャレンジしても、うまくいかない場合も多くあります。それでも、レイドイベント開始直後よりはずいぶん楽になっていますので、敗退してもあきらめずにチャレンジしてみてください。
やればやるほど、パーティーメンバーの立ち回りがよく見えるようになりますし、自分の立ち回りも上手くなります。
初日で諦めてしまった人や、ネットのマルチプレイが苦手な人も、ぜひチャレンジしてみてください。はじめて、最強のミュウツーを倒せたときの嬉しさは、いままでの最強チャレンジと違って格別のものですから……。
それでは今日はこの辺で、また次回よろしくお願いいたします。
“市野ルギア”プロフィール
フリーのミュージシャンで編集ライター。ポケモン歴は“初代”『ポケットモンスター 赤・緑』の発売日から。元『週刊ファミ通』の『ポケモン』シリーズの記事などを担当。自身のペンネーム&ハンドルネームである“ルギア”は伝説のポケモンのそれから拝借。
ゲーム系の編集記者として多くの雑誌やムック本などを手掛けたほか、ミュージシャン&ギタリストとして、多くのオンラインゲームタイトルとのコラボ楽曲を手掛けた。
自身の音楽ユニット“終末のバンギア。”では、電撃オンラインの配信番組のOP曲や、特撮系記事のレポーターを担当。最近ではカドアナから出しているNintendo Switchダウンロード専用ソフト『少年探偵団と丘の上の奇妙なカラクリ屋敷』のタイトル曲を担当。
第2・第4月曜日21時より市川うららFM(PCやスマホで全国からも聴取できます)の冠ラジオ番組『終末のバンギア。のモノクローム・ミュージカ』(30分番組)を放送中!
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