漫画家の寺沢武一さんが逝去。名作SF漫画『コブラ』の生みの親

　漫画家の寺沢武一さんが2023年9月8日に逝去したことが、9月11日に寺沢武一さんの作品公式X（旧Twitter）で発表されました。68歳でした。

寺沢武一ファンのみなさまへ(訃報）

漫画家・寺沢武一は2023年9月8日に永眠しました。

3度の脳腫瘍の手術を経ても、コブラその人のような生命力で生き抜いてきた寺沢武一でしたが、今回は本人も不意打ちを食らってしまったのでしょう。心筋梗塞でした。…

— ブイチギルド 【寺沢武一作品公式】 (@BuichiGuild) September 11, 2023

『コブラ』の生みの親・寺沢武一さんが逝去

　寺沢さんは、1976年に上京して漫画家・手塚治虫さんに師事。手塚プロダクション漫画部スタッフとして所属中に『大地よ、蒼くなれ』で手塚賞佳作に入選し、1978年に『少年ジャンプ』にてデビュー作『コブラ』を発表。同年11月より連載を開始しました。

　デビュー作にして寺沢さんの代表作でもある『コブラ』は、サイコガンと呼ばれる武器を左腕に身に着けたタフガイ・コブラの冒険を描いた物語です。幾度にもわたってアニメや映画が制作され、高い人気を博しました。

　80年代初頭から制作にPCを使用するなど、デジタル作業で漫画を制作した第一人者でもあります。