感想:『金色のガッシュ2』16話で敵の重要な情報が明かされたのに、ティオに全部持っていかれた

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 雷句誠先生の漫画『金色のガッシュ!!2』より、9月14日に配信された16話の感想をお届けします。

大事な情報が飛び出したのに、ティオさんにすべて持っていかれた

 15話で“ネクストステージ”と冗談めかして語られていたとおり、16話は魔界を救う次のステップに向けての情報共有回。冒頭では意外な魔物の活躍とともに、思っていたよりも魔物サイドが組織立って動いているさまを目にすることができました。
 
 そんな彼らの避難所が、まさかのカラーページでお目見え。石造りの街に赤の映えるビジュアルが圧巻でした! 赤い理由に未来の悲劇を想像したものの、ここまでに回想を含めて魔界の魔物が追い詰められたり殺されたりするさまを何度も見てきたので、魔物たちが戦えそうという安心感の方が強かったですね。

 そんな砦で明らかになったのが、魔界が窮地になってからのあらまし。15話で語られた“賭け”の内容や、敵はどういった存在が語られました。

 “冊数”から全員を予想したくなったり、“卵”に付いていた枕詞から“バオウ”に通じるものを感じたりと今後の展開を期待させる話も盛りだくさん! 

 と、真面目な情報共有ではあったのですが、合間合間に挟まるティオの顔が次第に恐ろしくなっていくのがずるい。「ふざけんじゃないわよ!!」のコマの表情のまま、わずか一コマで瞬時に三歩近寄られたと思うと……怖すぎます。

 個人的には回想シーンでバリーが出てきたために、その後の展開とあわせてティオに対して“王をも殴れる女”という新しい概念が頭をよぎりました(笑)。

 とはいえ、ティオの言い分はもっとも。「あ~らたな芽生え~~!!!」などと言い出さなかっただけ、ガッシュは感謝するべきです、多分。

 そして16話最後のコマにはあの人物が登場。ということは次に登場する魔物は……。あぁ、『金色のガッシュ2』は、なんと引きがうまいのでしょう。

■金色のガッシュ!! 完全版(全16巻)

■金色のガッシュ!!2

 

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