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レビュー:『ALTF42』は前作『ALTF4』同様に難易度が超やばい。鶏を背負って駆け回る騎士が絶望に挑む!【電撃インディー/TGS2023】

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 グラビティからPC(Steam)で早期アクセス版がリリースされている3Dアクションゲーム、『ALTF42』のレビューをお届けします。

 本作は、海外で人気のチャレンジ型アクションゲーム『ALTF4』の続編。鶏となった王様を抱えた騎士となり、おバカな世界観の障害物を乗り越え、ステージをクリアしていく作品です。

 前作を知っている人なら「あのゲームの続編か!」と、ある意味怖いもの見たさで遊びたくなることでしょう。前作を知らない人は、ぜひこの記事を読んで、なぜ話題なのかをチェックしてみてください。

  本作は東京ゲームショウ2023(TGS2023)に出展。インディーゲームコーナー【ブースNo.09-E65】のグラビティゲームアライズブースで、本作をプレイすることが可能です。

ミスしたらやり直し!? ストレスと達成感のバランスが絶妙

 『ALTF4』とは、ALT+F4キーによる強制終了が名前のもとになった作品。その由来通り、ミスによるショックで、思わず強制終了してしまいたくなるようなゲームです。

 まず、本作の概要を説明します。

 本作は、移動とジャンプ、脱力、前転などのアクションを使って、さまざまな障害物を避けていく3Dアクションゲームです。ただの移動するゲームではなく、いわゆる“死にゲー”で初見でクリアすることはまず不可能。(精神的な)難易度はかなり高めです。

 ジャンプして障害物に乗り、次の障害物に乗る。そこから次のルートを探して、ジャンプして障害物を探す。この繰り返しでゲームを進めていくことになります。

 しかし、一筋縄ではいかないのがこのゲーム。鉄球がぶら下がっていたり、床が回転したり、鹿が障害物を走り回っていたりと、とにかく邪魔が多い! 「もう邪魔しないで!」と絶望することは、本作にはつきものです。

 それでも前作『ALTF4』で人気を集めた“達成感”は本作でも健在。難しいステージだからこそ、クリアした時の快感は計り知れません。そうして、多くのプレイヤーを虜にしているのです。

 ジャンプには若干の慣性があり、走ってからジャンプすると奥に着地でき、脱力してジャンプするとより慣性が乗りやすくなるなど、アクション性も高め。プレイヤーの操作テクニックも重要になってきます。

 大きな特徴として、本作にはセーブ機能が存在しません。一度障害物から足を踏み外して死んでしまうと、ステージの最初からやり直しです。考えなしに進んでいると、次の障害物へと進むたびに即ミスしてやり直しになってしまいます。

 ミスした原因を考え、次に進む場所を探すといった頭脳プレイも必要になってくるでしょう。時には、思いがけない攻略ルートも存在するかもしれません。

 セーブ機能が存在しないとは言いましたが、一度だけその場所からやり直せるようになるセーブポイントアイテムのようなものは存在します。

 後述する“ショップ”で購入して自分で使うか、ステージの決まった場所に突然現れる風船を割り、“SAVE”と書かれた板に触れることで、1度のミスならやり直しがきくようになります。

 ただし、2度目のミスからはこれまでと同じように最初からになるので、決して安心できる機能ではないので注意です。

アイテムの使いこなせば少し難易度がやさしくなる

 プレイヤーはステージの最初に売られているショップでアイテムを購入すれば、メニュー画面からいつでも使用できます。

 購入にはステージのいたるところに落ちているコインが必要。基本的には進行方向にコインが落ちているので、ステージの奥に行くにつれて入手できるコインも増えていきます。

 ショップで購入するアイテムは使いきり。例えばライフを回復するポーションだったり、セーブポイントとなる板だったりと、どれも便利なものばかり。そのため、ステージを攻略していくにつれてコインが増えてアイテムも充実し、プレイヤーが有利になっていく仕様になっています。

 それでも難易度は厳しいです。トライ&エラーを繰り返し、ALT+F4を押さずに腕を磨き、他では味わえない達成感を味わうため、障害物を駆け抜けていきましょう!

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