電撃文庫30周年を記念した“超電撃文庫展”をリポート。人気作品の名シーンが蘇る展示やサイン、描きおろしイラストなど見どころ盛りだくさん!
- 文
- セスタス原川
- 公開日時
創刊30周年を迎える電撃文庫は“電撃文庫30周年記念イベント”をところざわサクラタウンで開催中です。その中の1つである、電撃文庫10年ぶりの大型展示イベント“超電撃文庫展”の模様をレポートします。
展示が行われているのは角川武蔵野ミュージアムの3階フロア。3階に到着すると、入口には今回の30周年記念イベントのために書き下ろされた“電撃文庫30周年人気キャラクター集合イラスト”が大きく飾られています。
この盛大なイラストを担当するのは『キノの旅』などでイラストを担当した黒星紅白先生。
近づいて見ると圧巻の大きさ。絵が大きいのでわかりやすいですが、隅から隅までキャラクターが描き込まれた本当に細かい描き込みが見て取れます。
入場者はチケット1枚につき特典がもらえます。前期の特典は電撃文庫の人気作品のステッカーで、こちらを1枚ランダムにもらえます。
全10種類で『キノの旅』『灼眼のシャナ』『狼と香辛料』『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『ソードアート・オンライン』『魔法科高校の劣等生』『86―エイティシックス―』『七つの魔剣が支配する』『豚のレバーは加熱しろ』『春夏秋冬代行者』が用意されています。
イラストはどれも今回のイベントの開催を記念した新規描きおろし。作品の世界観がしっかり表現されているものから、お祝い感満載の華やかなイラストまで。全部欲しくなってしまいますね……!
黒星紅白先生のコメントは必見
入場して最初に目に入るのは、入口にもあった黒星紅白先生の“電撃文庫30周年人気キャラクター集合イラスト”の完成までの流れが段階ごとに展示されています。
徐々に増えていくキャラクターたちも見物ですが、個人的には横にある黒星紅白先生のコメントにぜひ注目して欲しいところ。
絵に隠された意図や狙い、作業途中の率直な感想が書かれており、このイラストを見る面白さが何倍も高まりますよ。
次のは電撃文庫の人気作品をずらりと並べた表紙コーナー。こうして並べて見ると、作品ごとにちゃんと個性はありつつも、しっかりと“ライトノベル感!”を抑えた表紙が多いですね。この大量の表紙の中からお気に入りの作品がどこにあるのか探すのも面白そうです。
中心には人気キャラクターたちのフィギュアも。中心の桜島先輩のバニー姿の存在感がすごいです。
続いては年表コーナー。これまでの電撃文庫の奇跡を年表形式で振り返れます。
年表を見ていると「えっ!〇〇が刊行されたってそんなに前なの!?」と時代の経過に驚かされる方も多いことでしょう。自分がどれだけ電撃文庫の作品と共に生きてきたのかを再認識できます。
30年を築いた人気作品を展示で楽しめる
そこから先は、人気作品の個別ブースコーナーを刊行順に歩いて回ります。
コーナーには主人公やヒロインたちの名セリフと共に、名場面や印象的な表紙イラストが展示されており、最高にに“エモい”電撃文庫ロードが作られています。
『キノの旅』『ソードアート・オンライン』『狼と香辛料』など、作品によっては特別なフォトスポットがある作品もあるので、記念撮影も楽しめますよ。
筆者は学生時代に『とある魔術の禁書目録』を読みながら成長した世代なので、展示されている名シーンの挿絵やセリフを見て思い出が爆発。
みなさんも同じように思い出のコーナーに足を運べば「家にあるあの作品、読み直してみようかなぁ」と思うことでしょう。
その先は少し暗いコーナーがあり、中にはステッカーにもなっている10作品の新規描きおろしイラストの展示があります。
実は、ここで展示されているイラストは複製原画として物販で販売されています。どれもアートとして飾れるレベルの美麗なイラスト。
先ほどの各作品のブース展示を見た後だと、なおさら部屋にイラストを飾りたい……という気持ちが強くなりますね。思い立った方は、ぜひ出口にある物販コーナーへ。他にもこれらのイラストを用いたさまざまなグッズが販売されていますよ。
最後に待つのは圧巻のサイン色紙集
最後に待っているのは、これまで電撃文庫でイラストを担当してきたイラストレーターさんたちのサイン色紙の数々。
並べられた色紙の並べられた高さと横幅は圧巻。しかも、サイン色紙に書いているキャラクターたちがまた美しいんですよ……。サイン色紙でもこのクオリティ。イラストレーターさんたちの素晴らしい画力に感動してしまいます。
以上が“超電撃文庫展”の展示レポートになります。電撃文庫の30年がぎっしりと詰まった展示で、人気作品はフィーチャーされているので、みなさんもどこかに胸に刺さるブースがあること間違いなし。
そして、イチオシはやはり今回のために書き下ろされた“電撃文庫30周年人気キャラクター集合イラスト”。多くの人気作を排出してきた電撃文庫らしいボリューム満載のイラストなので、ぜひこれは実際に大きい絵を見て欲しいところです。
開催期間は、前期が9月16日(土)~10月13日(金)。後期が10月14日(土)~11月5日(日)まで。電撃文庫に包まれた空間は、過去に電撃ライトノベルを読んだ経験がある人であれば楽しめること間違いなしですよ!
©KADOKAWA CORPORATION 2023
©KADOKAWA CORPORATION 2023 イラスト/黒星紅白
©時雨沢恵一 2023 イラスト/黒星紅
©高橋弥七郎 2023 イラスト/いとうのいぢ
©成田良悟 2023 イラスト/エナミカツミ
©成田良悟 2023 イラスト/ヤスダスズヒト
©鎌池和馬 2023 イラスト/はいむらきよたか
©支倉凍砂 2023 イラスト/文倉 十
©伏見つかさ 2023 イラスト/かんざきひろ
©竹宮ゆゆこ 2023 イラスト/ヤス
©三雲岳斗 2023 イラスト/マニャ子
©川原 礫 2023 イラスト/abec
©和ヶ原聡司 2023 イラスト/029
©佐島 勤 2023 イラスト/石田可奈
©伏見つかさ 2023 イラスト/かんざきひろ
©鴨志田 一 2023 イラスト/溝口ケージ
©安里アサト 2023 イラスト/しらび
©宇野朴人 2023 イラスト/ミユキルリア
©二月 公 2023 イラスト/さばみぞれ
©七菜なな 2023 イラスト/Parum
©逆井卓馬 2023 イラスト/遠坂あさぎ
©暁 佳奈 2023 イラスト/スオウ
©香坂マト 2023 イラスト/がおう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります