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『幻日のヨハネ』13話（最終話）感想。9人の新しい物語と絆を見ることができて本当に良かった。まさかのサプライズもうれしい

文
カワチ
公開日時
最終更新

　アニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』の第13話“そして今日も”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』第13話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

最後まで追い続けてよかったと思えるストーリー

　『ラブライブ！サンシャイン!!』のスピンオフ作品でおなじみのキャラクターたちをモチーフにしているものの、設定が異なる別人として描かれるファンタジー作品『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』。インティ・クリエイツによる本格2Dアクションゲーム化も発表され、ますます盛り上がっています。

　ここまで感想を書いてきた『幻日のヨハネ』も、ついに最終回。さみしい気持ちもありますが、素晴らしいラストだったので、しっかり記事をお届けしたいと思います！

　さて、前回の第12話は、ヨハネが自分と向き合い、ライラプスとお別れすることになりました。“さよならライラプス”というサブタイトルからどんな別離になるのかと思っていましたが、ヨハネが真実を受け止め、ライラプスとの会話ができなくなるという展開でした。しゃべれなくなるのはさみしいですが、ヨハネとライラプスが一緒にいることは変わらないので、そこはホッとしましたね。

　しかし、ヨハネ自体の問題は解決したものの、ヌマヅの異変は収まらず、被害は大きくなっていきます。ヨハネ以外のキャラクターたちが街の人々を率先して避難させている姿は心強かったものの、全体に流れる不穏な雰囲気が視聴者の不安を煽りましたね。カナンの相棒である自立型ロボットのトノサマが活動を停止してしまうシーンはショッキングでしたね。

　注目だったのはヌマヅの人々で、自信を無くして弱音を吐くダイヤをコハクが叱咤激励したり、リュウやセツ、ランといった子どもたちが物資を運んできたヨウを手伝ったりと、街の人々全体の絆も感じられました。改めて、この『幻日のヨハネ』はヌマヅとそこで暮らす人々のすべてが主役なんだろうなと思わせてくれました。

　その後は行政局がヨハネを見つけ出し、ハナマルたちの8人が彼女のもとへ駆けつける展開。ひとりひとりがヨハネに話しかけるシーンは、これまで仲間たちとの絆をじっくり描いていただけにグッと来ましたね。

　もともと泣かせにくる回でしたが、ハナマルの「だって私たちは友だちなんだから！」のセリフで年甲斐もなくポロリと涙をこぼしてしまいました。

　最高に盛り上がるシーンのあとは、全員で歌う“La la 勇気のうた”のMVが。曲の間にストーリーが挟まる展開になっており、ここでライラプスが……。ここまで来ると、自分はもうボロボロ泣いていました。ヨハネがソロで歌を再開するシーンは鳥肌モノなので、ぜひアニメでチェックしてみて欲しいです。

　そこから先の展開は伏せておきますが、ラストのほうには「あのキャラたちが!?」というサプライズも。こまかい部分まで見逃さないように注意しましょう。

　しっかりときれいにまとめた終わり方でしたが、ラストのサプライズをふくめ、続編も作れそうな雰囲気。第2期も決まってくれたらうれしいですね。ひとまず11月16日に発売されるゲーム『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-』を楽しみに待とうと思います！

カワチ：RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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