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レビュー:『SYNDUALITY Echo of Ada』の感想&9分の実機プレイ映像を公開。ハクスラ好きをビンッビンに刺激するスルメゲーの予感がそこにある【TGS2023】

Ak
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 バンダイナムコエンターテインメント、バンダイナムコフィルムワークス、BANDAI SPIRITSによる新規大型SFプロジェクト『SYNDUALITY(シンデュアリティ)』。プロジェクトの一環として開発が進められているPS5/Xbox series X|S/PC(STEAM)用ゲーム『SYNDUALITY Echo of Ada(シンデュアリティ エコー オブ エイダ)』の先行レビューとプレイ映像をお届けします。

 なお、本レビューおよびプレイ映像に使用しているのは開発途中のものであり、東京ゲームショウ2023で試遊できるものと同等のものです。

『SYNDUALITY Echo of Ada』先行プレイ映像【シンデュアリティ】

 9分超にわたる本作のプレイ映像です。今回のタイミングでは、電撃オンライン以外にもさまざまなメディアが取材し、撮影を行っていました。見比べてみると、本作の雰囲気がよりつかめるのではないかと思いますよ。

クレイドルコフィンの重量ある動きはロボ感バツグン! アクションはそれほど速くないので初心者も安心

 本作でプレイヤーが操作するのはクレイドルコフィンと呼ばれるロボ。さらに相棒として“メイガス”と呼ばれるAIを備えた人型のマシンが付き従います。メイガスはバディとして探索の手助けをしてくれるので、ソロプレイでも共闘感を味わえるのが魅力的。

 クレイドルコフィンの操作感は結構ずっしりと重ためな感じ。あまり無茶な動きはできないものの、動作の節々にロボ感があっていい感じ!

 今回プレイした機体はブースター的なものはなく、空中を縦横無尽に飛び回るのは難しいですが、スラスター移動で地上を素早く移動することはできます。アニメ『SYNDUALITY Noir』だとギルボウという機体が空中での機動を見せていたりしたので、どうなるのか気になるところではありますね。

 ステップも可能ですが、こちらは移動距離が短いのもあって、移動よりは回避に使うのがよさそうな印象でした。

 スラスター移動やステップは多用するとオーバーヒートを起こし、一定時間一部アクションができなくなるので要注意。ちなみに落下ダメージもあって、これが結構痛いです(笑)。マップも高低差がありますので、移動する際は注意したいですね。

 回復アイテムを使ったリペアも可能ですが時間がかかりますし、ステップやスラスター移動でキャンセルになってしまうので、とにかく慎重に動くのが大事。

 メインの攻撃手段となるのは射撃武器で、2種類の射撃武器を切り替えできます。また探索中に武器を拾えばその場で装備の変更も可能。

 試遊の時点ではクレイドルコフィンの運動性能が低いので、スナイパーライフルなどで遠距離から先手をとる戦術が有効でした。

 そのほか、アサルトライフルやマシンガンも試せましたが、やはり距離を取れるスナイパーライフルの安心感がすごかったです!

 ちなみに射撃時はロックオンはないですが、ある程度はオートで標準を合わせにいってくれるのでエイムが苦手でも安心。より精密な射撃をしたいときはエイムモードもあります。

 近接攻撃やグレネードなど、射撃武器以外の攻撃手段も。とくに広範囲を攻撃できる投擲武器は重要度が高そうです。

 全体的には爽快ロボアクション! というより、探索とサバイバルに重きを置いている印象のアクション性だと感じました。リアル寄りの3Dグラフィックで描かれるキャラクターやフィールドは非常にクオリティが高く、アクションはかなり迫力があります。

 ハイスピードアクションを求める人にはやや物足りないかもしれませんが、そのぶんアクションゲームが苦手な人でも楽しめると思います。

エネミーを倒しつつ鉱石を採掘するのが主目的!

 本作のメインとなるオンラインモードでは、エンダーズ(モンスター)を倒したり、物資を集めたりすることになるのですが、主目的は敵を倒すことよりも“物資を回収し、それを持ち帰ること”となります。

 物資をお金に代えて、それを元にクレイドルコフィンなどを強化していくのが基本的なゲームの流れになりそう。今回の試遊では体験できませんでしたが、その他にもまだ強化できる項目はありそうです。マルチシューターとはいえ激しい戦闘を前提とはしておらず、探索や育成に重きを置いている点が新鮮です。

 実際に遊んでみると、対戦要素だけではなく、ハクスラ要素にかなりウエイトが置かれているように感じました。じっくり腰を据えて遊べそう!

 物資には重量の概念があり、一定重量を超えると動きが鈍くなるなどのデメリットもあるので、十分に物資を入手したと判断したら帰還することを推奨します。本作の基本的な目的は、“AO結晶などの物資を持ち帰ること”。戦闘に戦って勝つことではありません(戦闘がメインのミッションもあるかもしれませんけどね)。

 メインの物資となる“AO結晶”の採掘時にはスキができるので、周囲の状況を確認しておくのが重要になります。1回目のプレイでは、採掘中にあえなく他プレイヤーにやられてしまいました(笑)。

 メインの敵となるのはエンダーズ(いわゆるモンスター)で、接近すると襲ってきます。

 敵を倒して素材を収集するのは必ずしもメインではなく、状況や目的によっては敵を避けて行動するのもアリ。とくに回復アイテムが乏しい状況では敵との遭遇をなるべく避けて行動するのが無難です。

 あくまで一例ですが、フィールドの探索がうまくいった例と、うまくいかなかった例を紹介します。

うまくいった例

 フィールドで十分に物資を集められたら、脱出ポイントへ。脱出ポイントで帰還申請を出したら、その場で帰還用のエレベータの起動を待ちます。

 ちなみに試遊時は、他プレイヤーを撃破しその機体から物資を漁ることに成功。機体パーツを含む大量の物資を獲得できました。いやこれがなかなかに大量でして……。思わず「美味(うま)っ!」と声が出てしまいました。いわゆるハクスラで美味しいあたりを引いた時の快感というか……。プレイ動画で言うと6分30秒あたりからご覧いただけるとわかりやすいかと。メイガスもとらえることができました。

 帰還申請を出しても油断は禁物。エンダーズに襲われることもあるので周囲を警戒しながら起動を待ちましょう。自分がプレイした時には、かなり手強いエンダーズと遭遇しました。エレベータに乗っても稼働まで30秒ほどかかります。その間生き延びることが大事。これ、かなりヒリつきますよ。

 無事にエレベータが起動すると脱出成功! 物資を拠点に持ち帰ることができます。

うまくいかなかった例

 思わぬダメージを受けてしまったときなど、帰還が難しいときは緊急脱出コマンドを入力し、メイガスを脱出させることが可能。機体や物資は失いますが、メイガスだけは無事に手元に残ります。

 緊急脱出が間に合わずに失敗した場合は、機体や物資はもちろんメイガスまで消失。しばらく行方不明になってしまううえに、他プレイヤーが自分のメイガスを捕獲していた場合、引き取りに代金を支払う必要があります。

 試遊版では緊急脱出できずに任務失敗になった場合、上のようにメイガスがチリチリ頭に!(笑) だいぶおもしろかったです。この辺についてはプレイ動画の8分42秒あたりからご覧いただけるとどんな感じなのかわかるかなと思います。こんな姿になってもプレイヤーにお礼を言ってくれるメイガスさんが健気っ……!

 ちなみに、メイガスがいなくなっても出撃自体は可能ですが、ガイドやHUD表示がなくなるなどのデメリットが発生してしまいます。かなり不便になるので、可能な限りメイガスだけは帰還させたほうがよさそうです。お金については借金もできるようなので、撃墜されてしまったからプレイに行き詰まるということは基本なさそうです。

攻撃にサポートにメイガスは超頼れるバディ! 圧巻のボイス量にも注目

 本作の最大の特徴ともいえるのが、メイガスの存在。クエスト中は状況に合わせてアドバイスをしてくれます。

 役立つものも多いですが、ユーモラスで場がなごむようなセリフも。とにかくセリフが膨大で、ともすれば単調になってしまいがちな探索に変化を与えてくれるのが楽しいです。

 またメイガスはメイガススキルやメイガスオーダーによるサポートも行ってくれます。

 メイガススキルは戦闘で敵を攻撃、メイガスオーダーは周囲の探索などに活用できます。さまざまな活用方法がありそうで、短い試遊時間ではまだまだ見れなかった部分も多そうです。

他プレイヤーとの交流や敵対も可能! 行動によってはストーリーに変化も?

 本作の主目的は物資を探し、持って帰ること。

 ただし探索の最中に他プレイヤーと出会った場合、共闘も可能です。試遊時は残念ながら他プレイヤーと共闘する機会はなかったですが、偶然出会ったプレイヤーと銃撃戦になることがありました。

 他プレイヤーを撃破すると、協会からの評価が下がったというメイガスからの忠告が!

 ちなみに協会からの評価の増減によってプレイヤーの立場が変わり、受けられる依頼が変化するなどの要素もあります。ロールプレイによって異なるストーリーが楽しめるようです。

 試遊時は他プレイヤーを倒すと大量の物資を獲得できました。ただしそうしたプレイにもメリットとデメリットがあるそうで、必ずしも敵プレイヤーを倒して物資を奪いとることがメインとなるようなイメージではなさそうです。

 マルチプレイが前提というよりはソロでの探索がメインとなるようで、PvPが苦手な人でも楽しめる要素が充実しているようですね。

ハクスラ要素アリでスルメゲーの匂いが!

 事前の印象では、ド派手に戦うロボットアクションゲームを予想していましたが、実際に試遊してみるとその印象は大きく変わりました!

 ハイスピードアクションよりは、どちらかというとアドベンチャー+RPGのような探索重視のゲーム性で、やればやるほど味が出そうな奥深さを感じます。

 個人的な印象としては、長時間プレイして装備を充実させていくことで真の楽しさが味わえるようなゲームデザインに感じました。それだけに、正式サービスの開始がより楽しみになりましたね!

 今回の試遊と同タイミングで行われた制作陣によるプレゼン&質疑応答では、本作の新情報が明らかになっています。そちらも是非合わせてご覧ください。

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