『あいりすミスティリア!』公開録音を終えたばかりの藤咲ウサさんと猫村ゆきさんにインタビュー! ゲームとともに歩み続けたラジオの思い出を語ってもらった

カワチ
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 DMM GAMESのPC/iOS/Android用アプリ『あいりすミスティリア!~少女のつむぐ夢の秘跡~』(あいミス)がサービス5周年を迎えたことを記念して、9月17日に““藤咲ウサと猫村ゆきのあいミスRADIO!”の公開録音が秋葉原のUDXシアターで実施されました。

 ここでは、イベントを終えたばかりの藤咲ウサさんと猫村ゆきさんにインタビューを実施したので、ぜひチェックしてみてください。

ラジオのトーク内容がゲーム本編に逆輸入されることも!

――今回の公開録音を終えて、今の率直な感想をお聞かせください。

猫村:めちゃくちゃ楽しかったです! こういうイベントをあまりやったことがなかったので、本番前にウッサーさんにも「緊張しているので、ちゃんと台本を読めないかもしれません! もしそうなったら進行をお願いします!!」とお伝えしていました。

 実際に本番がはじまってからも、さっそく私のセリフをフォローしてくれていて、心のなかですごく感謝しました! もちろん、会場に来てくれた冥王さん(※プレイヤーの名称)たちもあったかくて、声を出して応援してくれたり、手をあげてくれたり、なかには持参した『あいミス』のタオルを振ってくれる方もいたりして、驚きました。私たちの無茶振りにも反応してくれて、本当に楽しかったので、2回、3回と続いてくれたらうれしいです。

藤咲:私もめちゃくちゃ楽しかったです。普段のラジオは収録なので生の感想が聞けないのですが、今回はみんながすぐに手を上げてくれたり、コール&レスポンスもできたので、とても新鮮でした。

――収録はアドリブも多かったのでしょうか?

藤咲:うーん、どうなんだろう?

猫村:アドリブだらけでしたよ! 「左手あげて、右手あげて」と両手をあげてもらう展開なんて台本に無かったですし、フリートークパートはほとんどアドリブでした。

藤咲:そうかー(笑)。じつはけっこう普段の収録のときからわりかし自由にやらせていただいてるんです。そう考えると今回の公開録音もいつもの感じだったのかなーと。

猫村:そう言われると、確かにいつもの感じかもしれない(笑)。

――会場の雰囲気もよかったので、より自由に楽しくやれたと。

藤咲:そうですね。やっぱり反応してくれるので、「これもやってみよう、あれもやってみよう」と考えたくなるんですよね。本当に冥王さんたちに助けられたからこそ、いろいろなことができました。

――『あいミス』5周年のこれまでを振り返ってひと言お願いします。

猫村:これだけ長く続いている作品にこうやって関われたのも、本当に応援してくださっている冥王さんのおかげだと思っています。ここまで振り返ると好きなイベントもいっぱいありましたし、キャラクターであるアイリスや衣装の聖装(ドレス)もめっちゃ増えたな~と思います。

藤咲:増えたよね~!

猫村:私が演じているプリシラも初期は実装されてなくて、途中で追加されたアイリスでした。これからもどんどん新しいアイリスが実装されると思うので、すごく楽しみですね。

――今年はユーがアイリスとして実装されたのも感慨深かったです。

藤咲:そうですね。本当にビックリしました。毎回、新鮮な驚きがあるので次はどんな展開があるのだろうと楽しみになります。私自身、台本をもらったときに驚くことが多いです。

――ユーザーとしても展開が楽しみであると。

藤咲:実際にゲームでプレイしたときは、ほかの声優さんたちの声も入ったりしていてだいぶ印象が変わりますね。毎回、楽しみながら遊んでいます。

猫村:自分たちのキャラクターが登場していない章はストーリーの展開もまったく知らないので、冥王さんと同じタイミングでプレイして驚いています。

――ラジオも長く続いていますが、思い出に残っている回はありますか?

猫村:私は第126回でクマーのグッズを紹介した回です。クマーは、めざしさんの4コマから生まれたキャラクターですが、私がラジオでグッズが欲しいと言い続けていたら、ついにクッションが出ることになったんです。

 この126回は、そのクッションを私とウッサーさんがツンツンしている様子を動画で観ることができるので、ぜひチェックしてみて欲しいです。あとは最初の第1回ですかね。ふたりの声が今よりも1オクターブぐらい高いので聴き直したらおもしろいと思います。

藤咲:完全によそ行きの声でやってるよね(笑)。過去のラジオを聴いてみる回をやったこともあるけど、そのときも恥ずかしかったですね。

猫村:恥ずかしかったです(笑)。

――まさかここまで続くとは思っていなかったですよね。

猫村:そうですね。最初のほうは完全に猫を被ってましたもん。

藤咲:被ってた(笑)。

猫村:大人しかったし、声もぶりっ子でかわいこぶってました(笑)。

藤咲:今もかわいいよ。

猫村:ありがとうございます!

――最近は猫村さんがめんどくさい女が好きだと発言していたりして、より自由になってきていますね。

猫村:この半年ぐらいで急に私がすごい勢いで性癖を晒しはじめたんですよね。カップリングの話をしだしたり、“突然、泣きだす女が好き”と言い始めたり……。

藤咲:メンヘラ製造機だもんね。

猫村:いや、製造はしていないんですよ。私は最初からちょっとメンタルが弱い子が好きなだけです。そう、私がメンタルを弱くさせてるわけじゃないんですよ。本当に言いたい! 私のせいじゃないの! そう、最初からポテンシャルを秘めた子。ポテンシャルを秘めた子が好きなんですよ。

藤咲:へ~。

猫村:ちょっとメンタル弱そうな子、私が守ってあげないとって思える女の子が好きなんです(オタク特有の早口で)

――文章のインタビューだと、猫村さんの今の熱弁の勢いが伝わりづらいのが残念です。

猫村:すいません、しゃべりすぎちゃいましたね。

藤咲:いいよ。もっとしゃべって。

猫村:途中から覚醒しちゃいましたね。

藤咲:ゲストの奏雨ちゃん(エルミナ役)が「汚れないでくれ」って言ってたのに汚れちゃったなー。

猫村:(笑)。でも奏雨さんの想像している汚れるとは方向性の違う汚れ方だと思いますよ。ゲストに何回か来てくださっているゲストは、きっと「あれ? 猫村さんってこんな感じの人だっけ?」と思っているかも。

藤咲:思ってそう(笑)

猫村:藤咲さんはもともと知り合いの方や仲良しの方が多かったと思うのですが、私は初めましての方がすごく多かったので、そういう方は初回の猫村と2回目の猫村のギャップがすごかったと思います。

藤咲:私は最初のほうにやった名言を集めてTシャツを作る回が思い出に残っています。そのときに思ったことを後でみんなに掘り起こされ、しかもそれをTシャツにするという体験なんてしたことなかったので新鮮でした。改めて自分が発言したことを聴いたりすると、「ひでえこと言ってんなー」と思って、発言に気をつけようと考えるんですが、人ってやっぱり忘れる生き物だからからだんだん戻ってきちゃうんですよ。それで、また変なことを言ってTシャツにされちゃうんですよね(苦笑)。

猫村:次はどんなTシャツになるんでしょうね。

藤咲:でも次はマグカップにしようよ。

猫村:毎回、自戒できますよね。「私はこんなこと言ったんだな」って。

――それはファンアイテムというより、おふたり用のアイテムですね。

猫村:確かに身に着けたりするもののほうがいいかもしれませんね。名言キーホルダーとかいいかも。

ゲームをしっかりプレイしているふたりのオススメ聖装は?

――おふたりはゲームをプレイされているとのことなので、思い出に残っているイベントなどがあれば教えてください。

藤咲:14章から登場したハルカゼのイベントが大好きです。

猫村:わかります! めっちゃいいですよね~!!

藤咲:台本を全部読んでいるので内容は知っているのですが、ゲームではちゃんとプレイできていないんです。ハルカゼとコトが並んだイラストが好きなので、ゲームのメイン画面をそこから変更したくないので、そのまま止めてしまっています(苦笑)。

猫村:いやぁ、本当にいい話でしたよ!

藤咲:ゲームでハルカゼの声を聴いたら泣いてしまうかもしれない。

猫村:私は初期にあった“日月出ずる初春の地 姫姉妹の年越し双六対決!”というイベントです。プリシラはお姉様が大好きだし、お姉様もプリシラのことが大好きですが、そこまで本編でその描写がされていない時期だったので、このイベントで初めて、この姉妹が本当にお互いのことを思いやっているんだなというのが明確に冥王さんたちにも伝わったイベントだったと思います。

 私自身も、お姉様がプリシラのことをこういう風に思ってくれているんだということが分かってうれしかったです。最初のほうに開催されたイベントですが、今は昔のシナリオがいつでも見れるので、ぜひ見てみて欲しいです!

――最初に役が決まったときの思い出など、『あいミス』全般に関わる裏話があればお聞かせください。

藤咲:ずっとダウナー系のキャラクターが多かったので、サムライ役だと知ったときは驚きました。ただ、蓋を開けてみるとゆったりした女の子だったので、「やった~!」と思いました。

――演じやすいキャラクターだったと。

藤咲:そうですね。ただ、芯がある女の子なので抜くとこは抜いて、締めるとこはちゃんと締められるように気をつけています。格好よくなったらいいなと思っています。

――技を使うときは意識して芝居を変えたりしているのでしょうか?

藤咲:コトちゃんに関しては、技を使うときは普段とあまり変わらないですね。ここは格好よく言う、ここは抜くみたいな緩急はその場面ごとに変わってきます。収録のときにもディレクションしてくださるので、そのアドバイスを聴きながら収録に臨んでいます。

猫村:私もプリシラのようなボクッ娘を演じることははじめてでした。一人称がボクの少年っぽさもありながら、お姫様だから高貴な感じも出しつつ、軍師だからキリッとした頭の良さも表現しなければいけないなと思っていました。ただ、気付いたら最近はコミカルな部分も増えてきていて……。もしかしてラジオでの私の発言のせいかもしれないと思っています(笑)。

藤咲:それはありそう。

猫村:もともとおしりが好きというキャラクターではあったのですが、おしりの話ばかりするおしりキャラクターになっていますし、オシャレ番長なのに、ちょっとダサいのもかわいいというようになっていたり、ラジオで発言したものが、キャラクターにも反映されていることを感じています。クマーのTシャツを着たプリシラの聖装が実装されたときはとても驚きました。

藤咲:うん。私だったら絶対着ない。

猫村:(笑)。本当にビックリしました。あのクマーが聖装で出てきたときは、「ついにやっちまったかー」と思いました。あのクマーがここまでフィーチャーされるなんて誰も想像していなかったと思います。

――開発の方やユーザーさんがラジオを聴いて、一緒に『あいミス』を盛り上げているからこそ、ラジオ発信のものがゲームに反映されるという展開も起きたのでしょうね。

猫村:エルミナも最初はあんなキャラクターではなかったのに、奏雨さんがラジオに来てから変な風になった気がします(笑)。作品もどんどん成長しているんだなと思って、いつも感動しています。ただ、プリシラが情緒不安定な女が好きとか言い始めたら私のせいですね。変なこと言わないように気をつけたいと思います(笑)。

――いや、ファンはどんどん言ってもらいたいんじゃないでしょうか(笑)。続いてゲームを新しく始めるかたに、オススメの聖装があれば教えてください。

猫村:ゲームをはじめたばかりの新米冥王さんにオススメしたいのは回復役のクリスですね。私が最初にゲームを遊んだとき、選んだSSRがクリスだったのですが、本当に英断だったなと思います。とくに最初のほうは回復役がいるかどうかで難易度が大きく変わってくるので、クリスがオススメです。私はいまでもクリスを編成のなかに入れています。

藤咲:クリアできなくてどうしようかなと思ったとき、クリスを入れてみたり、ちょっと編成を変えてみたら、簡単にクリアできたということもありますね。でも私はすべて前衛で固めたいんですよね。

猫村:出た! 前衛の女! 殴り込みじゃ!(笑)

藤咲:推しがラウラというキャラクターなのですが、彼女が敵に殴られたときに「にゃ」っていう声を上げるのがめちゃめちゃ可愛くて、それが聞きたくて編成に入れています。みなさん、ぜひ前衛にラウラ入れてください。オススメです。

猫村:ラウラとクリスを入れてもらいましょう。ラウラがやられて「にゃ」って言ったらクリスが回復する(笑)。

――自分もユーザーとして『あいミス』を楽しんでいますが、召喚に必要なフレアライトやチケットを大量に配ってくれるので驚きます。

藤咲:めちゃくちゃアイテムくれるし、SSRもめっちゃくれますね。

猫村:大盤振る舞いですよね。他作品とコラボをしたときも、SSRのどちらかは1枚もらえるキャンペーンをやってくれますし、「こんな太っ腹なことある?」と思います。今回の5周年イベントもたくさん配布してくださったので、いっぱいSSRが出ました。

藤咲:うん。ビックリした~!

猫村:大人なので課金もしながら楽しんでいますが、5周年イベントで、“秘跡聖装”が確定でもらえるチケットも販売されていたので、「これは絶対に買うヤツでしょ!」と、すぐに飛びついてしまいました。秘跡聖装は強いし、しかも前から欲しかったものだったので、我慢できませんでした(苦笑)。

――5周年は多彩なキャンペーンも行なわれていますが、おふたりのキャラクターが活躍するイベント“異界に輝く永遠の都 2つのサプライズプレゼント”も見どころでした。まったく違うキャラクターになっていて驚いたのですが、ぜひ感想をお聞かせください。

猫村:コトちゃんが全然違いましたね!

藤咲:いつものゆったりした感じをまったく無くして、シャキシャキした感じで演じさせていただきました。強い女という部分だけを意識したら、ぜんぜん違うキャラクターになりましたが、スタッフさんにも「これぐらいの振り幅があったほうがいいでしょう」と言ってもらえました。

――同じキャラクターでありながら、ぜんぜん違う設定なので演じるのも難しかったのではないでしょうか?

藤咲:そうですね。コトちゃんはいつも語尾が抜けたしゃべり方をしているのですが、今回は言い放つようなセリフだったので、ぜんぜん違いました。

猫村:私もゲームをプレイしていて「誰?」「ウーサーさんじゃないのかな?」と思いました。

藤咲:違う人なのかもしれない(笑)。

猫村:でも、本当に最初はわからなかったです。よく聴いたらウーサーさんだったので、「声優さんってすごいな」と思いました。ファンみたいな目線ですが(笑)。

藤咲:ストーリーも面白かったよね。女王になったプリシラも色気たっぷりだったよ。

猫村:今回は、「もうちょっとセクシーに」「もうちょっと誘う感じで」というディレクションが多かったです。

藤咲:いや~! エッチッチ~!!

猫村:プリシラは普段そういうことをしないので難しかったですね。冥王さんに近づいて囁くシーンも何度も撮り直しました。「もうちょっとセクシーに!」「もっともっと!」とディレクションを受けるなか、どこまで普段のプリシラから離れればいいのか迷いましたね。

藤咲:確かにプリシラはよく照れたりしているけど、自分からガンガンいくシーンは無いよね。

猫村:そうですね。プリシラは妖艶さが、あまりないキャラクターだから新鮮だったんじゃないかなと思います。イベントをプレイした冥王さんたちの反応がどんなものだったのか、ちょっと気になります。

――最後に『あいミス』のファンにひとことお願いします。

猫村:この『あいミス』が5周年を迎えられたのは、この作品に関わってくださっている、制作の皆さんだったり、キャストの皆さんだったり、そして、応援してくださってる、冥王さんのおかげです。

 みんなのおかげで、本当に素敵な5周年を迎えられたなと思っているので、これからも、みんなで、6周年、7周年、そして10周年とお祝いできたらなと思っています。また、一緒にイベントができたらうれしいです。

 『あいミス』はこれからもどんどん広がっていくと思いますが、私も楽しみだし、冥王さんにも楽しみにしてもらえたらと思います。最近離れている冥王さんも戻ってきて、また新しい思い出を一緒に作っていけたらうれしいです。

藤咲:ひとつのコンテンツを5年も続けることはすごいことだと思います。5年も同じキャラクターを担当させていただいて、このキャラクターはこういう風に成長したんだとか、この娘にはこういう一面があったんだということを発見できて楽しいです。

 メインストーリーはもちろん、期間限定のイベントだったり、4コマをはじめとしたゲーム外の展開だったりとか、キャラクターの魅力を掘り下げる要素が満載なので、どんどん推しを増やして楽しんもらえたらと思います。

©︎EXNOA LLC / AUGUST / ARIA

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