【感想】『シンデュアリティ ノワール』11話はロボットアニメ好きならテンション上がる主人公機のパワーアップ回でした!! そして不穏すぎる新キャラが…?

てけおん
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 9月18日(月)深夜より放送されたアニメ『SYNDUALITY Noir(シンデュアリティ ノワール)』の第11話“Storm of A.I.”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『SYNDUALITY Noir』11話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

そして出てきた“楽園”を目指す謎の男と謎の組織

 さあさあさあ、超災害級エンダーズ“シルヴァーストーム”との戦いを前に、ついにクライマックスに向けて盛り上がってきたところですが、新たなキャラ・ヴァイスハイト(声:梶裕貴さん)が登場しました!

 ゼロ型メイガスを追っていた組織の名は“イデアール”。おそらくはヴァイスハイトがトップに君臨すると思われます。黒仮面――その名前はマハト・エーヴィヒカイトだと明かされました――とヴァイスハイトの会話から、黒仮面は彼の配下のような力関係なんだとうかがい知ることができました。

 ただし、“楽園”を目指していてその鍵――ノワールのマスターであるカナタについては、かなり考え方の差が見られました。邪魔者と判断して配乗しようというヴァイスハイトに対して、11話の黒仮面は、彼になにかしらの可能性を見出し、かばうような言動をしています。

 この考え方の差は、物語においてとても気になる部分でもありますが……はてさて。

マイケル無双!? 統率者に据えると途端に光り輝くロックタウンのアホ男

 中盤の戦いでは、今回も大勢のドリフターを率いるマイケルのカッコよさが際立っていました! ランゲのことは相変わらず覚えられないようですが、まったく予想だにしていなかったであろうランゲの行動を、とっさに士気高揚に利用する……。こういうアドリブって、無能だったらできないと思うんですよね。アホではあると思うんですけど!

 そして敵の集団を突っ切るところもカッコいいし、火炎放射器のような武器を使って周囲の敵を一掃……。筆者も思わず某ロボットゲームを思い出して「おお、これマップ兵器になるやつ!」とその活躍を楽しく拝ませてもらいました。

乗機の強化! はロボットアニメファンの浪漫ですよね

 Bパートでは、バージョンアップしたカナタの新機体“デイジーオーガ アルター”がお披露目されました。2024年冬にはHGのプラモデルも発売されるとのこと。

 左腕の武装がソーチェーンから大ぶりのナイフに変わっていたり、コフィンの右側に装備していたスモークディスチャージャーがソーランチャーになっていたりと、汎用性よりも攻撃に振り直したかのような印象ですね。

 メカニックとして高い能力を持ち合わせているカナタです。自らの経験を経て、「この装備のほうがよりうまく立ち回れる」と判断した姿こそ、この“アルター”なのかもしれませんね。

 それにしても……やはり主人公機のパワーアップというのはロボットアニメファンの心をワクワクさせてくれますね。とは言え、黒仮面の口ぶりや、これまでの物語を見ていると、カナタとノワール、そしてデイジーオーガには“この先”もありそう。

 そして今回もうひとつ筆者をワクワクさせてくれたのは、トキオの復活ですね!! これまでは兄貴分と弟分だったトキオとカナタですが、その関係は少し変わって“相棒”と呼べるものになりました。そんな2人の在り方に嬉しそうなムートンの表情……見ているこちらも嬉しくなるものでしたが、その一方でノワールの表情は今回も曇ったまま。

 次回12話ではそんなノワールに何か変化が起こるようですね。はてさてどんな変化なのでしょうか? 変化というと思い出されるのが、第6話で見せた黒髪状態のノワールですが……?

その他気になったこと

●今回、名前が明かされた黒仮面。マハト・エーヴィヒカイト……これはドイツ語でしょうかね? Disney+の英語字幕で確認すると、つづりは“Macht Ewigkeit”となっていました。筆者はドイツ語なんてまったくわかりませんのでネットの力に頼ってみましたが……なんかいろいろな解釈ができそうですね。ひょっとしたら本名ではないのかもなと思いました。黒仮面もまだまだ謎の多い存在です。

●黒仮面とシュネーは、カナタとノワールが困難を乗り越えることで“足りない何か”に手が届くのでは? と予想しています。次回はその“足りない何か”を満たしたドリフターとメイガスの姿が見られるのでしょうか?

●組織の命令と、カナタへの想いの間で揺れるシエル。彼女の感情の行きつく先も、本作の気になる部分のひとつです。第12話では、そんな彼女についても何か描かれるのか気になるところです。

●トキオの復活を支え、演出してくれたのは彼のことをしっかりとわかっているマリアとムートン。マリアがトキオのことを語るシーンは、今回の見どころのひとつだったと思います。そんなトキオとマリアの付き合いはいつから始まったんでしょうか? そのあたりも気になるところです。

●第11話で“イデアール”なる謎の組織が出て来ましたが……カナタの夢でもあり、謎の多い“イストワール”についてどんどん気になってきました。“楽園”と呼ばれているこの土地ですが……。謎が多すぎるッ!!

●クラウディアの「20年前は役に立たなかったから……」というセリフ。彼女もまた20年前に襲来したシルヴァーストームによって、暮らしていたネストが滅びてしまったのかもしれませんね。しかし、第9話に登場したアルバといいクラウディアといい、いったいいくつなんでしょう? 年齢がとっても気になります!

●シルヴァーストームのコア付近に待ち構えていたのは通称“宇宙人”と呼ばれるエンダーズの群でした。あそこに宇宙人がいたことって、何か意味があるんでしょうか? 第7話でカナタとシエルのタッグが戦った際に、宇宙人の表情(というか眼?)がアップになるカットがあって……エンダーズの中でも宇宙人の存在に何か不気味なものを感じてしまうんですよね。そもそも、シルヴァーストームが近づいてきた際に、地上付近に宇宙人っていたんでしょうか? その辺含めて、エンダーズという存在がかなり気になっています。

アニメ以外で気になったこと

 今週は、『SYNDUALITY』プロジェクトの一環として開発が進められているPS5/Xbox series X|S/PC(STEAM)用ゲーム『SYNDUALITY Echo of Ada(シンデュアリティ エコー オブ エイダ)』についてもさまざまな発表がありました! 筆者もこちらの取材に参加し、二見鷹介プロデューサーや、片岡陽平ゲームディレクターにさまざまな質問をぶつけてみました。

 その質疑応答の模様だけでなく、レビューやプレイ映像などもお届けしています。ぜひこちらもご覧いただければ!

『SYNDUALITY Echo of Ada』TGS試遊版先行プレイ映像【シンデュアリティ】

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TVアニメ『SYNDUALITY Noir』(シンデュアリティ ノワール)作品情報

放送・配信情報
テレビ東京系6局ネット、BS日テレほかにて
2023年7月10日(月)より放送開始!

ディズニープラスで7月10日(月)より
毎週月曜24時30分から独占配信!

【放送局】
テレビ東京系列:7月10日(月)より毎週月曜24:00~
BS日テレ:7月10日(月)より毎週月曜24:30~
SBS静岡:7月11日(火)より毎週火曜25:25~25:55
広島テレビ:7月11日(火)より毎週火曜25:59~
NST新潟総合テレビ:7月13日(木)より毎週木曜26:20~
東日本放送:7月18日(火)より毎週火曜25:31~
テレビ長崎:8月6日(日)より毎週日曜25:00~

※放送日時は変更になる場合があります。

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■フィギュアライズスタンダード SYNDUALITY(シンデュアリティ)ノワールを購入する

©SYNDUALITY Noir Committee

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