【なつもん攻略】ノスタルジックな夏休みの象徴……ラジオ体操を突き詰める!【日記#16】
- 文
- 原常樹
- 公開日時
スパイク・チュンソフトより発売中のNintendo Switch用ほのぼの夏休みアドベンチャー『なつもん! 20世紀の夏休み』のプレイ日記をお届けします。
ラジオ体操を突き詰める!
みなさん、こんにちは。ライターの原常樹です。
ノスタルジックな夏休みを体験できる『なつもん!』ですが、その象徴ともいえるのが毎朝神社でおこなわれているラジオ体操でしょう。
おそらく誰もが知っているであろう“ラジオ体操 第1”がフルで収録されているため、プレイヤーがそれに合わせて運動できるのも『なつもん!』のひとつのこだわりかなと。
ラジオ体操が導入されるようになったのは昭和初期。
当時、国民の健康状態は栄養不良などによって欧米に比べて低い状態になっており、逓信省の主導のもと、ラジオ放送による健康体操の実施が決定しました。
昭和7年にはより高度な運動を取り入れた“第2ラヂオ体操”も作られ、ものすごい勢いで家庭や職場に普及していったといいます。
戦争の影響でラジオ体操の放送が中止された時期もありましたが、終戦後にラジオ体操は復活。昭和27年に新たな技術を取り入れて作られたのが現在の“ラジオ体操 第1・第2”だといいます。
立位のみならず座位で身体を動かせるようにもなっており、老若男女、障害の有無を問わず、いつでもだれでも健康増進・体力づくりができる設計なのだとか。
神社で毎朝実施しているのは“ラジオ体操 第1”。
ラジオ体操に合わせ運動をするのはもちろんですが、実はラジオ体操の最中はカメラの角度を変えることもできます。
お気に入りの角度を探してみるのもおもしろいかもしれません。
ラジオ体操が終わると、トコトコくんがスタンプカードにスタンプを押してくれます。
律儀に毎朝スタンプを押してくれるのも、お調子者ながらも真面目な彼らしくていいなと。
ラジオ体操はそれぞれマイペースにおこなっているので、みんなの動きも一様ではありません。
両脚で跳ぶ運動あたりを見ると、わりとみんなの動きがズレているのがよくわかります。実際にラジオ体操をしていてもこのあたり、リズム感でだいぶ跳ぶタイミングが変わるんですよね……。
なんだか小学生の頃、毎日ラジオ体操に参加しながら周囲の人たちを観察していたときのことを思い出しました。
ちなみにトコトコくんがスタンプカードに押してくれるスタンプは、赤いスタンプと青いスタンプの2種類。こちらはラジオ体操を途中でスキップすると赤いスタンプ、最後まで参加すると青いスタンプが押される仕組みになっています。
こうなるとスタンプカードを青いスタンプで埋めたくなるというものですよね……。
もし、青いスタンプで埋めたら何かいいことがあるんでしょうか?
結論から言うと“とくに何もありません”。
まぁ、ラジオ体操は何かを利するためではなく、あくまで自分自身の健康のためにおこなうもの。何かを得ようとする方が間違いなのかもしれませんね。
とはいえ、しっかりラジオ体操をこなしていたら、きっと健康面では得られるものがあるはず。筆者もラジオ体操に合わせて身体を動かしていたら、ちょっぴり肩がほぐれてラクになった気がします。
……そんなわけで、懐かしくも心地いい夏の体験をさまざまな角度から切り取ってきた『なつもん!』の連載日記も今回で一段落。
よもぎ町での日々は、1プレイヤーとしてもかけがえのない記憶になってくれました。本当に楽しかったなぁ……。
連載では取り上げませんでしたが、本作はマルチエンディングでもあるので、こちらを収集するという楽しみも残っています。どんな過ごし方をするのか考えながら、独自の夏休みの楽しみ方を編み出すのもまた本作の醍醐味かと。
まだまだ遊び尽くす要素がたっぷりありそうな『なつもん!』。ぜひみなさんも心ゆくまでよもぎ町の夏を堪能してみてください!
©2023 TOYBOX Inc./Millennium Kitchen Co., Ltd.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります