冬アニメの覇権の予感。先が読めない新作ミステリ『イド』先行上映会レポート

長雨
公開日時

 2020年1月5日に放送が始まるTVアニメ『ID:INVADED(イド:インヴェイデッド)』は、監督・あおきえい氏(『fate/Zero』、『アルドノア・ゼロ』ほか)、脚本・舞城王太郎氏(『龍の歯医者』ほか)など、豪華クリエイターが集結したこの冬注目のオリジナルSFミステリ作品です。

 12月8日に秋葉原UDX AKIBA SQUARE(東京)にて“ID:INVADED イド:インヴェイデッドスペシャルカウントダウンイベント”が開催され、第2話までの先行上映とスタッフ&キャストによるトークショーが行われました。

 謎めいた本作の世界にひと足早く触れることができた、本イベントの模様をご紹介します。

音と光、そして人間の生々しい動きが織りなすサイケなオープニングに圧巻

 まずは音と光、そして主人公の酒井戸を演じる津田健次郎さんの芝居が融合したインスタレーションショウからイベントは始まります。


 津田さんの動きはモーションキャプチャーによって、主人公・酒井戸としてスクリーンに映し出されます。

 迫真の演技やSF作品らしい近未来的な世界観にただただ圧倒され、見ているあいだはとにかくすごいという感想しか浮かびませんでした。


 しかし、第1話の上映が始まるとその印象は一転。「あれはこのことだったのか!」と点と点が結びつき、同じシーンを舞台とアニメ両方で見たようなすごく贅沢な体験をしていたことに気がつき、さらに作品の世界に引き込まれて行くことに……。

 オリジナル作品のため口を開けばネタバレになってしまいそうで詳しいことは書けないのですが、主人公である名探偵・酒井戸がとにかく魅力的!!


 彼がある活動をしている理由や、過去に何があったのかなど、物語が進むほどどんな人物か気になる展開になっています。


 またサイバー感満載の世界観や、さまざまな事件、その裏にある……もっともっと語りたいことはあるのですが、それは本放送が始まってからということで! とにかくSF、ミステリ好きに刺さる、待望のオリジナル作品ということだけお伝えしておきます。

 現在YouTubeにてオフィシャルトレーラーが公開中ですので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。

 公式サイトではもうちょっと詳しい世界観やあらすじを読めますが、個人的には最初の1・2話は先入観なしで、酒井戸と同じ気持ちで「何これ!? ナニコレ!?」と手探りの状態で見ていく方が、より強い体験をできると思うので、おすすめです。

演者もスタッフも手ごたえを感じている良作

 続くトークショーにはあおきえい監督、キャラクターデザインの碇谷敦さん、キャラクター原案の小玉有起さん、酒井戸役の津田さん、富久田役の竹内良太さんが登壇し、作品の魅力を話してくださいました。

 津田さんは(世界観が難しいオリジナル作品のため)台本の段階では分からない部分も多かったそうですが、アフレコで映像を見てキャラクターを掴んだそうです。また台詞もおもしろいと話していました。

 第2話までのキーパーソン・富久田を演じる竹内さんは、オーディションの段階から楽しみながら演じたそうです。また「(演じていても)富久田が助けてくれる、こういう風に演じても許されるんだ」と感じるシーンがあったそうです。

 ちなみに脚本の舞城さんが富久田役に竹内さんがいいと最初に提案し、ほかのスタッフも満場一致で選ばれたとのこと。

 酒井戸と富久田のキャラクターデザインについて、小玉氏は「(2人の髪色がピンクとブルーで)人間から(自然に)出る色じゃないけど、そういうのもこの作品ならあり」と思って初めてそういう風にデザインしたそうです。

 今後の注目ポイントについて、作品のタイトルにも入っているキーワード“イド”に関する興味深いお話を聞くことができました。

 またあおき監督からは「1、2話まで見ておもしろいと思った方は、最後まで楽しんでもらえる」と頼もしい発言も!!

 最新情報として本作では、有名アーティストが手掛ける挿入歌・曲が8つ用意されていることが明らかになりました。

 イベントでその一部を聞くことができたのですが、どの曲も想像を刺激するような楽曲ばかりで、どのシーンに流れるのか期待が高まります!

【参加アーティスト】
・1話:MIYAVI
・4話:MIYAVI
・6話:Kenmochi Hidefumi(水曜日のカンパネラ)
・9話:Kazuya Nagami
・10話:Hiroshi Suenami & soundbreakers
・12話:MIYAVI
・13話:starRo
・13話:soundbreakers

 またオープニングを担当するSouさんよりボイスメッセージも到着! 本作のための描き下ろし楽曲「ミスターフィクサー」に合わせて、再び津田さんによるインスタレーションショーがおこなわれ、会場を再び「ID」の世界に染め上げます。
 そして最後に、放送が2020年1月5日放送であることが津田さんから発表されました。

 小玉氏による漫画版『ID:INVADED イド:インヴェイデッド#BRAKE BROKEN』(原作:舞城王太郎・The Detectives United)も好評連載中(2020年1月10日第1巻発売)。

 ぜひ、アニメで漫画で名探偵・酒井戸の活躍を目撃してください!

津田サンタからもプレゼントも! 覇権の雰囲気を感じる試写会でした!!

 そもそも本イベントの参加者には、特典として津田健次郎さん直筆サイン入りポストカードが用意されていました。

 ですが、クリスマス間近の時期のイベントということで、津田サンタからオリジナルのタオルも全員にプレゼントされました!

 さらにスタッフやキャスト陣のサイン色紙がもらえるジャンケン大会も行われ、会場は大盛り上がり!

 もろもろ含めて、放送前から非常に期待が高まる作品となっていました。何はなくともオリジナルの完全新作ということで、先が読めない、むしろ自分で先を考察・予想していく楽しさが詰まった作品です。

 1・2話だけでも、いい意味で違和感があるセリフ回しが多く、思わずメモを取りながら見てしまいました。

 なんて書くとガチガチのシリアスなミステリだと誤解させてしまうかもしれませんが、名探偵・酒井戸が見せる表情のなかにはちょっとコミカルなものもあり、キャラクターアニメとしても引き込まれる部分があります。

 少なくとも自分のなかでは、今回の冬アニメの中でもっとも“覇権”の雰囲気を感じる大作です。ぜひみなさんも初回の1・2話連続放送を見て、骨太なドラマと謎解き、そして名探偵・酒井戸の“味”を楽しんで見てください。

(C)IDDU
(C)2019「イド:インヴェイデッド」製作委員会