映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』完成披露舞台挨拶のレポートが公開。世界一長くて遅いハッピーバースデイソングとは?
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10月5日に行われた映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』完成披露舞台挨拶イベントのオフシャルレポートが公開されました。
以下、リリース原文を掲載します。
片山福十郎「ジェットコースターのような激しい作品」パートナーを演じた緒方恵美&釘宮理恵が明かす世界一長くて遅いハッピーバースデイソングとは?!
この度、10月5日(木)に新宿バルト9において、10月27日(金)に公開となる映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』の完成披露舞台挨拶を実施いたしました!
いよいよ今月27日(金)に公開を迎える本作。イベントには片山福十郎(本宮大輔役)、朝井彩加(井ノ上京役)、M・A・O(八神ヒカリ役)といった選ばれし子どもたちのキャストと、野田順子(ブイモン)、高橋直純(ワームモン)、遠近孝一(ホークモン)、浦和めぐみ(アルマジモン)、松本美和(パタモン)、徳光由禾(テイルモン)のデジモンキャストたちが大集合!
さらに、今回の物語のカギを握る新キャラクター大和田ルイ役の緒方恵美とウッコモン役の釘宮理恵、そして田口智久監督が登壇。
完成した本作を観ての感想のほか、本作で明かされる“選ばれし子どもたち”誕生の秘密についてや、大人になった大輔たちの見どころ、そしてアフレコ時の裏話などを明かしました。
【日程】10月5日(木)【場所】新宿バルト9(東京都新宿区新宿3丁目1−26)
【登壇者】(敬称略)
片山福十郎 朝井彩加 M・A・O 野田順子 高橋直純 遠近孝一 浦和めぐみ 松本美和 徳光由禾 緒方恵美 釘宮理恵 田口智久監督
約400名のデジモンファンで満席御礼となった会場、色あせることのない和田光司の名曲「ターゲット~赤い衝撃~」の大音量と共にキャストと監督が登場し会場の熱気は最高潮に!
今作で明かされるのは、“選ばれし子どもたち”誕生の裏に秘められた悲しくも優しい真実。2020年の『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』から本宮大輔を演じている片山は「今回ははじまりの物語ということで、とても大きな意味合いを持つ作品になりました。ただそうでありながらも、初めて『デジモン』シリーズを見ていただく方にも没入していただける内容になっています」と“はじまり”の物語の初披露に胸を張った。
『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』を経て、本作では02チームがメインとなり、『LAST EVOLUTION 絆』とは少し違った雰囲気のあるデジモン映画に仕上がった。片山は「ジェットコースターに乗っているかのように、明るいシーンと暗いシーンが激しくやって来ます。僕ら人間とデジモンとの関係性が02でしか描けないものになっており、明るさがある分、暗い部分も受けて物語が走っていく内容です」と魅力を分析。
井ノ上京役の朝井は「物語の解決策の出し方や導き方法など、みんなで考えてどのように出すのか、そこに02らしさが出ている。皆さんにも劇場で観るべき作品だと思ってもらえるはずです」と確信。八神ヒカリ役のM・A・Oも「ホーム感と温かさのある作品で、みんなで悩んで解決策を出していくのが02ならでは」と話した。
2000年のTVシリーズからブイモンを演じている野田。デジモンを演じるにあたって変化した点について聞かれると「TVシリーズから20年経って中身は大人になりました。声も変わらないようにと努力はしたけれど…でも気持ちは変わらずに演じました!」と気合十分で、キャスト陣からは「変わってないよ!」との絶賛が寄せられていた。
一方、ワームモン役の高橋は「20年経って気合も入っているので、また演じることが出来るのが嬉しかった。変わってないと思ってもらえたら嬉しいです」と期待し、ホークモン役の遠近は「パートナーの京さんが成長しているので、ホークモンもその変化に対応している。演じながらずいぶん成長したなあと思いました」と時の流れを実感。
アルマジモン役の浦和は「子どもたちは成長して大人になるけれど、デジモンとしては変わらずに一緒に支えていきたいという気持ちで演じました」、パタモン役の松本は「パタモンはずっと現状維持状態。愛すべきキャラクターです!」と笑顔。テイルモン役の徳光は「テイルモンも今ではすっかりヒカリに抱かれるようなシーンもあったりして、成長したなあと思った」としみじみしていた。
大和田ルイ(緒方)とウッコモン(釘宮)は、初めて人間とデジモンのパートナー関係を結んだとされる重要かつ難しい役どころだ。演じる上で緒方は「ルイとウッコモンが初めて接触する時に生まれるリアリティが、初めて『デジモン』に触れる方にも喜んでもらえるよう、私たちが初めてを大事にお芝居ができればと思いました。それができたのは釘宮さんのお陰」と感謝。
その釘宮が「作品にあるメッセージを読み取って楽しんでほしい」とアピールすると、緒方は「私が知る限り、世界一長くて遅いテンポで『ハッピーバースデイ』を歌ったのは釘宮さんが初めて」とウッコモンの歌唱シーンに触れて、釘宮は「あんなにハッピーな歌なのにものすごい肺活量を使いました」と熱演を報告していた。
2020年公開の『LAST EVOLUTION絆』から引き続きメガフォンを取った田口監督。「有名な02の最終回に向かって行けるような話にしようと思うのと同時に、そこを目指しすぎるとデジモンの魅力が損なわれるとも思った。あの最終回からどのように新しい可能性を広げて大きな作品にするのか?『デジモン』という物語が進化する物語を目指しました」と狙いを明かしていた。
そんな田口監督の演出について緒方は「田口監督は雪の魔術師です。監督が描く雪はとても綺麗だし、アニメであるけれど実写映画のような間の取り方をあえてする。スピード感と空間の間の取り方の素晴らしさが随所にあって、視覚的かつ綺麗な画やカッコいい画が沢山あります」と完成度の高さに拍手を送っていた。
最後に野田は「02メンバーのわちゃわちゃ感と能天気な雰囲気に引っ張られず、この世界観を作ってくださったゲストのお二方(緒方と釘宮)と監督と共に作り上げた作品。楽しんでください」とアピールし、片山も「『デジモン』に大切な意味合いを持たせる劇中歌が効果的かつ今回用に磨きが掛かっているので、映画館でデジモンソングをご堪能ください」と呼び掛けていた。
©本郷あきよし・東映アニメーション・東映
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