『大雪海のカイナほしのけんじゃ』完成披露上映会で細谷佳正、高橋李依、安藤裕章監督が本編の見どころを語る

文: 電撃オンライン

公開日時: 2023年10月09日(月) 15:46

　10月13日（金）より公開される映画『大雪海のカイナほしのけんじゃ』の完成披露上映会が、10月8日（日）TOHOシネマズ新宿にて開催されました。

　主演を務めるカイナ役・細谷佳正さん、リリハ役・高橋李依さんと、安藤裕章監督が登壇し、本作の見どころや、制作中のエピソードがたっぷり語られた上映後の舞台挨拶のオフィシャルレポートが到着しました。

映画『大雪海のカイナほしのけんじゃ』完成披露上映会概要
開催日：10月8日（日）
会場：TOHOシネマズ新宿
登壇（敬称略）：細谷佳正（カイナ役）、高橋李依（リリハ役）、安藤裕章（監督）

　以下、リリース原文を掲載します。

『大雪海のカイナほしのけんじゃ』完成披露上映会イベントレポート

　『BLAME!』『シドニアの騎士』で世界中から高い評価を受けている漫画家・弐瓶勉と、弐瓶勉作品を圧倒的なクオリティで映像化してきたポリゴン・ピクチュアズが贈るポスト・アポカリプスファンタジー超大作『大雪海のカイナ』。

　フジテレビ「+Ultra」ほかにて放送され好評を博した本作が、よりスケールアップして劇場版で登場。

　「雪海」が広がる異世界を舞台に、壮大で美しい物語や、世界の謎に迫る主人公たちの冒険が描かれる『大雪海のカイナほしのけんじゃ』が、いよいよ10月13日（金）より全国の劇場にて公開となります。

　公開に先駆け、10月8日（日）TOHOシネマズ新宿にて完成披露上映会が開催され、集まった多くのファンの前で、いち早く本作がお披露目となりました。

　上映後には、TVシリーズを通してメインキャラクターを演じてきたカイナ役の細谷佳正さん、リリハ役の高橋李依さんらキャスト陣と、本作を手掛ける安藤裕章監督が登壇。盛大な拍手で迎えられる中、作品の見どころを語る舞台挨拶が行われました。

　遂に作品のお披露目の日を迎えた感想を安藤監督に伺うと、「TVシリーズからファンタジー作品としてスタートして、予想もつかない展開を繰り広げた作品です。本日は観て頂きありがとうございます。」と感謝の思いを込めてコメント。

　キャスト陣も、完成した映像のクオリティや迫力に圧倒された様子で、映画ならではの世界観の壮大さが印象的だったことを伝えました。

　また、アフレコ収録時の様子も振り返り、監督からプレスコ形式で収録する意図として、「キャストが一人一人のキャラクターを深く理解し、自分たち制作陣の理解を超える瞬間を感じることがあります。そのため、キャスト陣にできる限りキャラクターを任せたいという思いがあります。」とアフレコ秘話が明かされます。

　また、特にカイナについては、何度も取り直して収録が進められたことも明かされ、監督より「細谷さんの演技が魅力的すぎるんです。」というコメントが飛び出し、会場からも賛同の拍手が。

　続けて、「カイナは力を持っているが、若くてそれが発揮できないところを表現したかった。そこで、あえて力を抑えた演技で表現するために何度もお願いしてしまいました。」と収録時を振り返りました。

　また、オーディション時の様子についても明かされ、監督からは、カイナは何気ないブレスやため息が多く、「そんなキャラクターをうまく演じられるのは細谷さんだけなのではと感じました。」と伝え、高橋さんについても「オーディションでの一声を聞いて素晴らしいと感じました。」とコメントすると、キャスト陣も喜びの笑みを浮かべました。

　また、劇場版では、新キャラクターとして、独裁国家・プラナトを率いるビョウザンを花江夏樹さんが演じることも話題となりました。

　安藤監督にビョウザンというキャラクターについて伺うと、「カイナとリリハは物語の主人公としては不完全な2人ですが、この2人の組み合わせで完成しているところがあります。しかし、ビョウザンにはそれが欠けている。そこが今回のお話のテーマでもあります。」と物語のキーポイントについても触れました。

　さらに、TVシリーズに引き続き、ヨルシカが書き下ろした幻想的で美しい主題歌『月光浴』が『大雪海のカイナ』の作品世界を彩ります。

　主題歌を制作する中で、監督から楽曲についてのオーダーを伺うと「打合せの際に、この作品で描こうとしている物語は伝えましたが、歌詞や曲のイメージについては、あえて具体的なお願いはせずにお任せしました。出来上がった曲を聞いて、作品にぴったりでさすがだなと思いました。」と答え、貴重な制作秘話が次々と明らかとなりました。

　大盛り上がりとなったイベントはあっという間に終演の時間に。

　最後に登壇者一人一人より、作品への思いが伝わるメッセージが贈られ、安藤監督からは「体験的に楽しめるような絵作りや、音作りを意識して作った作品です。等身大の主人公たちと一緒に楽しんでいただけることを意識して作っていますので、ぜひ劇場で観ていただけたらと思います。」と、期待を込めて語られ、会場からの大きな拍手に包まれながらイベントは幕を閉じました。

　『大雪海のカイナほしのけんじゃ』は、10月13日（金）より全国の劇場にて公開。

　2種類から選べる「1/600スケール建設者フィギュア」特典付きムビチケカードは、メイジャー通販サイトおよびTOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田、川崎チネチッタにて数量限定にて発売中！

　また、TVアニメ『大雪海のカイナ』は、Prime Videoで見放題独占配信中！

　さらに10月14日（土）14:05からフジテレビにて、映画の公開を記念して、特番「『大雪海のカイナほしのけんじゃ』公開記念!!　けんじゃの寄り道～麻布十番でお土産買ってスタジオ突撃SP～』が放送されます。

　土田晃之、パンサー、福岡みなみが、麻布十番でお土産を購入してポリゴン・ピクチュアズに突撃。

　『大雪海のカイナ』の制作現場に潜入する模様が放送されます。

特番「『大雪海のカイナほしのけんじゃ』公開記念!! けんじゃの寄り道～麻布十番でお土産買ってスタジオ突撃SP～」概要
放送：2023年10月14日（土）14:05～　フジテレビにて放送
出演：土田晃之、パンサー、福岡みなみ　ほか

劇場アニメ『大雪海のカイナほしのけんじゃ』情報

10/13（金）全国の映画館にて公開！
配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

■イントロダクション

　文明が衰退し雪海（ゆきうみ）に沈んだ惑星。

　人類は巨木「軌道樹」から広がる世界でかろうじて暮らしていた。

　文字が読める少年・カイナと雪海の王女・リリハは、水源となる「大軌道樹」へと向かうが、そこにあったのはビョウザン率いる独裁国家・プラナトだった。

　「建設者」と呼ばれる兵器を自在に操り、人類のためとして大軌道樹を破壊し、世界のリセットをもくろむビョウザン。

　暴走を止めるべく、失われた「文字」を読み解き、滅びゆく世界の謎に迫るカイナとリリハ。

『BLAME!』『シドニアの騎士』の弐瓶勉とポリゴン・ピクチュアズが唯一無二の世界を圧倒的な映像美で贈る、誰も観たことのないポスト・アポカリプスファンタジー超大作！

■スタッフ
原作：弐瓶勉（東亜重工）
監督：安藤裕章
シリーズ構成：村井さだゆき
脚本：村井さだゆき・山田哲弥
アニメーションキャラクターデザイン：福士亮平・小谷杏子
ビジュアルコンセプトデザイン：片塰満則
プロダクションデザイン：田中直哉・勅使河原一馬
CGスーパーバイザー：石橋拓馬
美術監督：久保季美子
3DBGマットペイントスーパーバイザー：松本吉勝
色彩設計：野地弘納
チーフレイアウト／アニメーションスーパーバイザー：井澤一勝
音響監督：土屋雅紀
主題歌：ヨルシカ「月光浴」
メインテーマ：澤野弘之
音楽：馬瀬みさき・KOHTA YAMAMOTO
アニメーション制作：ポリゴン・ピクチュアズ
配給：ソニー・ピクチャーズエンタテインメント