アニメ『葬送のフリーレン』5話感想。ヘタレ男子が好きなのでシュタルクがとても気になる

ハチ
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 アニメ『葬送のフリーレン』5話“死者の幻影”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』5話“死者の幻影”の物語に関する記述が多々あります。

おじいちゃん子の私はすぐに幻影にやられるんだろうな……とつい思ってしまいました

 とある村に到着したフリーレンたち。そこで亡くなった人が生前の姿で現れ、人を連れ去ってしまうという話を聞きます。どうやら、人間に幻影を見せて誘い込み、捕食する魔物がいるとのこと。大好きな人を亡くした人に対して、そんな残酷な……。

 フリーレンにはヒンメルの幻影が……昔は先生の幻影が出てきたそうなのですが、今はフリーレンが人間を理解しようとしているからこそ、ヒンメルが出てきたのでしょうか。しかし、幻影であるはずのヒンメルはフリーレンに「撃て」と言いました。幻影なのにかっこいいな、ヒンメル⁉ この幻影は記憶から作られているようなので、そのあたりもしっかり再現しているのでしょうか。

 大切な方を亡くした人間は少なからず、後悔は絶対に残るものだと思います。私自身、おじいちゃんが寝たきりになったり入院していたときは、時間があれば会いに行っていましたが、それでも「なんでもっと一緒にいなかったんだろう。なんでもっと優しくできなかったんだろう」という後悔ですごく苦しみました。きっと今こうやって幻影が出てきたら、私は倒すことはできないんだろうなぁ……と思ってしまいました。

 ですが、おじいちゃんが涙を流していたのをこの物語をきっかけにふと思い出し、すこしは喜んでくれてたのかなと思えるようになりました。幻影だとしてももう1度会いたいですけどね。

フェルンの「こいつはダメです」の顔にゾクッときた

 竜と遭遇したフリーレンたちは、前衛となる仲間を見つけるためにとある村へ。アイゼンが弟子を紹介してくれたのですが、どんな人なんだろう! と、思っていたらシュタルクってこんなキャラクターだったの……? オラオラな見た目で英雄という印象しかなかったので、クールな完璧ボーイだと思ったけど、ちょっと違っている様子。なにそれ、かわいい。結局、ヘタレ男子って応援したくなるからいいよね。

 シュタルクは「人間が戦っていいような相手じゃねえよ!」と言っていたのですが、正直確かにね! と思いました。でも逃げずに村にいるので、悪い子じゃないですよね。竜を倒さなきゃいけないとも思っているようです。

 ですがフェルンはそんな姿を見て「こいつはだめです」とゴミを見るような目をしており……とってもイイ! その冷ややかな視線、たまらないですね。フェルンの新たな一面を垣間見ることができました。

 このアニメは展開も早く次々に新しい物語がはじまるので、本当にあっという間です。見終わった後は映画を見たかのような満足感もあるので、不思議ですね。次回は竜と戦うことになると思うのでワクワク! シュタルクが修行している姿も見られましたし、成長が気になるキャラクターがまた増えました。


ハチ: 毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法(?)は“牛乳を翌日ヨーグルトに変える”と“船に乗ると2分で吐く”。


【STAFF】

原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス

CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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